青いスタートライン (ノベルズ・エクスプレス)

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 66
レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591155004

作品紹介・あらすじ

夏休みの間、一人で佐渡の祖母宅で過ごすことになった小5の颯太。出産をひかえ体調の優れない母への複雑な思いや、芯がなく、いつも友達のペースに合わせてしまう自分への自己嫌悪などを抱えている。
久しぶりにおとずれた佐渡で、颯太が見たのは、佐渡で行われる遠泳の大会の映像。いとこの女の子・あおいの堂々とした泳ぎ、参加者のきらきらとした笑顔に、思わず颯太も1キロの遠泳に挑戦することを決意する。25メートルしか泳げない颯太のために、祖母は元教え子の17歳の青年・夏生に特訓を頼み……。
「泳ぎきったら、きっと変われる」
迷いのなかを、希望と未来を見つめておよぎだす、少年たちのひと夏の物語。

感想・レビュー・書評

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  • 夏休みを佐渡でおばあちゃんと過ごすことになった主人公の小学五年生の男の子が、遠泳大会に出たいと口に出したことから始まったひと夏の物語。今回も佐渡の景色がありありと浮かんでくるような描写が、佐渡出身者にはたまらない(もちろんそうでない大多数の皆さんもそれぞれの夏の思い出がありありと思い浮かべられるでしょう)。
    特に今回は相川が主な舞台なので、あ、ここは達者(たっしゃ)か、姫津(ひめづ)のあたりかな、とか、連想できて楽しいこと楽しいこと(まぁ、そこは佐渡出身者の特権ということで)。
    物語は小学生高学年向けとなっていたけど、大人でもしっかりくすりと笑えて、しっとり泣けて、じんわり感動できるかと。子供が大きくなったら、読んでみたら?と薦めてみようと思います。だって、うちの子も夏に佐渡に帰る東京育ちの小学生ですから、きっと親の私より感情移入できるはず。今から楽しみにしておきます。

  • とてもいいお話ですね!感動した

  • 佐渡の遠泳大会に参加する少年の話。泳ぎを教えてくれる17歳のお兄さんが魅力的。話に大きなひねりはないが、泳いでいる気になれた。

  •  5年、颯太、佐渡、遠泳。

  • 作者の故郷 佐渡の夏を舞台に描かれる成長の物語

    東京の小学生、颯太が
    家族と離れて両親の故郷 佐渡で過ごす夏
    25m泳ぐのがやっとの颯太が
    1kmの遠泳大会に挑むことに

    一つ年上の泳ぐの大好きないとこのあおいは受験
    祖母のかつての教え子 飄々とした夏生くんがコーチ

    颯太が親元を離れたのには理由があり
    水泳大好きなのに受験をするあおいにも理由があり
    飄々とした夏生くんにも事情がある…

    登場人物ひとりひとりの思いが描かれていて
    背景に流れる佐渡風景と 佐渡弁も清々しい

    小・中学生がサラリと読める
    アオハルな感じ

  • 「かりんのおすすめの本」
     この本は、夏休みの間、一人で佐渡の祖母宅で過ごすことになった小5の颯太。出産をひかえ体調の優れない母への複雑な思いや、芯がなく、いつも友達のペースに合わせてしまう自分への自己嫌悪などを抱えている。
    久しぶりにおとずれた佐渡で、颯太が見たのは、佐渡で行われる遠泳の大会の映像。いとこの女の子・あおいの堂々とした泳ぎ、参加者のきらきらとした笑顔に、思わず颯太も1キロの遠泳に挑戦することを決意する。25メートルしか泳げない颯太のために、祖母は元教え子の17歳の青年・夏生に特訓を頼み……。
    「泳ぎきったら、きっと変われる」
    迷いのなかを、希望と未来を見つめておよぎだす、少年たちのひと夏の物語。
    颯太の一生懸命な姿に胸が熱くなります。ぜひ、読んでみて下さい!

  • 自分の苦手なことに挑戦してやり遂げる勇気が凄い!

  • 夏の眩しさは、子どもたちを成長させるのに一役かってるんだと思いました。そうたは夏生に出会わなければ、夏生はそうたに出会わなければ、自分の夢や気持ちに気づくことはできなかっただろうと思います。あおいが自分の夢に向かっている姿にも心打たれました。

  • 小学生から高校生の、それぞれの世代の悩みが語られます。

  •  お母さんが切迫流産で入院してしまい、颯太は夏休みの間佐渡のおばあちゃんちで過ごすことになり、不安でいっぱいの気持ちで向かった。

     いとこのあおいが去年泳いだ「オープンウォータースイミング in 佐渡」のビデオを見せてもらい、ゴール後のキラキラした参加者の笑顔を見ていたら、颯太は自分も出てみたいと口にしていた。
     25メートルしか泳げないのに、1キロの遠泳に⁉おばあちゃんたちに驚かれ、颯太は上手く説明できなかったけど、やってみたいと強く思った。

     おばあちゃんは、夏生くんという高校を辞めてしまった少年にコーチをお願いしてくれて、翌朝から颯太の練習が始まった。

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著者プロフィール

高田由紀子
新潟県佐渡市出身。「まんぷく寺でまってます」(ポプラ社)でデビュー。「君だけのシネマ」(PHP研究所)で第5回児童ペン賞少年小説賞受賞。著書に「青いスタートライン」「ビター・ステップ」(ともにポプラ社)がある。日本児童文学者協会会員。季節風同人。

「2020年 『きみが、この本、読んだなら とまどう放課後 編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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