クマと森のピアノ (ポプラせかいの絵本 57)

  • ポプラ社
3.78
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本棚登録 : 578
感想 : 40
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  • Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591155080

作品紹介・あらすじ

ある日、こぐまのブラウンは森のなかで、「へんてこなもの」を見つけます。やがて、ブラウンはへんてこなものを弾けるようになります。
偶然通りかかった人間の女の子とお父さんがブラウンの奏でる美しいピアノの音楽を聞きます。ブラウンはふたりと一緒に町へ行き、ピアニストとして大成功をおさめました。
でも、ブラウンは森と、友だちと、森のピアノが恋しくなり・・・。

感想・レビュー・書評

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  • #俵万智 
    俵万智さんの著書を探していたら絵本の翻訳をされていたと知りお取り寄せ。
    ポプラせかいの絵本シリーズ。くまのブラウンがここはないどこかへ、つれていってくれるピアノの音を響かせて森の皆へ聞かせている。そこに街へ出かける誘惑を告げる女の子。
    ポスターの「くまなく見よ!」は意訳かしら。コンサートは満員で賞をもらったりニュースになったりして夢をかなえていくけれど。大切な場所で、大切なひとたちのために奏でるピアノは美しかったでしょう。森の光があふれる様子の絵が素敵。

    先日、俵万智さんの講演会がありました。
    https://www.city.fukuoka.lg.jp/data/open/cnt/3/119738/1/daijyukkaihibaruzakurashoukinennstagewokaisaisimasu.pdf?20240216151729
    桜に関する素敵な歌を鑑賞したり、俵さんの短歌作りのヒントを知ることができる贅沢な時間でした。
    恋の歌は脚色していい
    子どもの言葉は生け捕りにする
    ひとりよがりの日記にならないように
    短歌は読む人にこの思いを届けたいという手紙のようなもの
    心の揺れをキャッチして、今の何だろうと立ち止まり言葉を探す感覚
    お金や物は使うと減るけれど、言葉は使うほど増える

    • まことさん
      ベルガモットさん、こんばんは♪

      俵万智さんの、講演会の様子、ありがとうございます。
      俵さんの短歌作りのヒント、書いていただき、ありがとうご...
      ベルガモットさん、こんばんは♪

      俵万智さんの、講演会の様子、ありがとうございます。
      俵さんの短歌作りのヒント、書いていただき、ありがとうございます。
      参考になります。
      恋の歌は脚色していい
      子どもの言葉は生け捕りにする
      等々、参考にさせていただきます。
      2024/03/26
    • ☆ベルガモット☆さん
      まことさん、こんばんは♪コメント嬉しいです♡
      なんと無料の講演会で、2列目でしっかり目を見開いて見つめておりました。もう神々しいオーラと心...
      まことさん、こんばんは♪コメント嬉しいです♡
      なんと無料の講演会で、2列目でしっかり目を見開いて見つめておりました。もう神々しいオーラと心に響く言葉でさらにファンになりました!!!
      サイン本家にある本もあったけれど買っちゃいましたよ。
      大河ドラマ観ていないけど、これを機に観ようかと思いました。
      NHK短歌楽しみですね♪俵さんも「初心者でもホームラン打てるから皆さんぜひ投稿してください」っておっしゃってました。
      2024/03/26
  • 絵はお洒落な雰囲気で素敵なのだけれど
    肝心のクマさんの顔がおじさんにしか見えない…

  • ある日、森のなかで、こぐまのブラウンは、へんてこなものを見つけました。そーっと、さわってみるとそれは…。ポロロロロン!ピアノでした♪

    ピアノとなかよしになっていく時のブラウンの気持ちの高ぶりが絵を通して伝わってくる、ドキドキ、ワクワク。

    仲良しの友達が毎日ブラウンのピアノを聴いてくれます。ブラウンはとても幸せです。だけど、ブラウンはもっと大きな夢を持ってしまったのでした。

    夢をかなえたい…。

    夢をかなえたい人の背中を押してあげたい。
    もし寂しくなって帰って来た時には暖かく迎えてあげたい、そう思わせてくれる優しい絵本でした。

  • 〝ある日、森のなかで<こぐまのブラウン>は「へんてこなもの」を見つけました。「何だろう?」 そ-っと、触ってみると「タン!」これまで聞いたことのない音しました...やがて、ブラウンは、へんてこなものを弾けるようになりました...偶然通りかかった人間の女の子とお父さんがブラウンの奏でる美しいピアノの音を耳にします...。ブラウンは二人の誘いで町に行き、ピアニストとして大成功をおさめるのでしたが...〟森の仲間たちとの友情を温かく描いた、<俵万智>サン翻訳による心根の優しい絵本です。

  • 森でピアノに出会い、才能を開花させ世界で名声を得るくま。だけど満たされないものがあり友だちのいる森にかえる。そこであたたかく迎えてくれる仲間たちに心ががあたたまる。

  • 表紙の絵にひかれて借りた。
    夢をかなえることと、大切な友達とのつながり。
    都会でピアニストとして有名になったクマのブラウンは、森にいる仲間たちのところへと戻っていきます。
    森のなかにピアノなんて、「ピアノの森」を思い出してしまった。
    音楽はどこにいても触れることができるし、人を幸せにしてくれるものなんだなぁ。

  • 「やっぱり、帰ろう」

    私たちには、生まれた場所へ帰りたいという想いが、心にあるのかもしれない。それは、どんなに飾っても、ぜったいに無くならない、存在意義のような。大切な人って誰だろうって、思い浮かべた。(6分)#絵本 #絵本が好きな人とつながりたい #クマと森のピアノ #デイビッドリッチフィールド #俵万智 #ポプラ社

  • 姪っ子に送った絵本シリーズ(備忘録)

    ある日のなかで、こぐまのブラウンは、 へんてこなものを見つけました。
    「なんだろう?」
    そーっと、さわってみるとタン!
    これまでにきいたことのない音がしました。

  • 優しいくまのイラスト、素敵な物語。
    心がほんわかした。

  • 絵があまり海外の絵本っぽくないような気がした。
    だからどうということもないけど。
    何かが物足りなく思うのは、大人のよくないところかも。

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