キワさんのたまご (ポプラ物語館)

  • ポプラ社
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (167ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591155172

作品紹介・あらすじ

たいくつな夏休みを過ごしている、小学4年生のサトシ。サトシの両親は「弁当屋アサヒ」の仕事で忙しく、親友の颯太もサッカーで忙しい。しかし、養鶏を営むキワさんと出会い、とくべつおいしい「まぼろしのたまご」があることを知ったサトシは、なんとか手にいれようと夢中になる。両親のために、たまご焼き作りを計画するが、キワさんはなかなかたまごをゆずってくれなくて……。さわやかな感動を届ける、少年の成長物語。

感想・レビュー・書評

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  • 幻の卵が食べたくてキワさんを手伝う子のお話

    お父さんと一緒にキワさんの親戚たちが集まる(キワさん含める)に野菜をもらいに行き、キワさんが育てている鶏の幻の卵の噂を聞き、食べたくてキワさんを手伝うことになり...。

    面白かったです。

    この本を読んで幻の卵で作った目玉焼きを食べたくなりました。
    目玉焼きが好きだから(≧∀≦)(๑>◡<๑)(๑˃̵ᴗ˂̵)

  • 夏休み、やる事もなく、両親はお弁当屋さんの仕事で忙しい。仲の良かった友だちも今はサッカーに夢中。そんなサトシがひょんなことからキワさんが育てる美味しい卵を手に入れるため、農家の仕事を手伝う話。両親が約束を破りまくってサトシがかわいそうな気が‥。自営業ってこんな感じなのかな?まあ、サトシはおかげで成長するわけなんだけど。

  • さとしの気持ちが分かり、ビートがハートの日に大きな卵をうんでくれた。ニワトリなのに人の気持ちが分かるのは、すごく不思議!

  • キワさんの所で一生懸命お手伝いして、ニワトリ達に家族と認められて、幻の卵をもらう。凄く素敵なお話だなって思いました。彼は、最初友達や親に夢中になれることがあって、少し嫉妬していたのかもしれません。私も同じ気持ちを持ったことがあります。寂しいような悲しいような複雑な気持ちです。でも、キワさんやニワトリ達を通して学んで、彼自身も真剣に取り組めるものに出会って、少しずつ変わっていったんだと思います。キラキラした顔は、彼が求めていたなりたい顔。最後のイラストが好きです!

  • 夏休み、ぼく(甘楽サトシ・かんらさとし)はヒマだった。4年になって、親友の颯太にサッカーチームに一緒に入ろうと誘われたけど、ぼくはそんなにサッカーが好きでもないし断った。家は弁当屋をやっているのでお父さんもお母さんも毎日忙しい。

    弁当屋の定休日にも、お父さんは農家に野菜を見に行くというのでサトシはついて行った。
    そこでは、野菜の他にキワさんというおばあちゃんが養鶏をやっていた。自然に楽しく育てた鶏の卵は美味しいと、自分のところの卵はまぼろしのたまごだと言う。

    サトシはキワさんの卵を食べてみたいと思って、翌日からキワさんのところに通うようになった。お手伝いをして、みんながいいと認めたら卵を分けてくれると言われ、畑の雑草抜きや鶏小屋の掃除、野菜の収穫、言われるままにお手伝いをする。
    キワさんのお手伝いは毎日続き・・・。

    サトシの一夏の成長物語。

  • 3.4年。いつも遊んでいた親友がサッカーを始め、羨ましくも寂しくもあるサトシ。ある時、養鶏を営むキワさんの美味しい幻の卵を貰うため、お手伝いを始める。夢中になって頑張る気持ちよさを感じられるサトシの成長物語。きらきらと好きなことを見つけて取り組める幸せを感じられる本。

  • あたたかく 家族をつつむ たまご焼き

  • 《図書館-借》キワさんが、大事に育てた鶏の卵で作った卵焼き美味しいだろうなあ。
    サトシ君が、一生懸命手伝ったから、卵貰えたんだね。

  • 子供の成長が感じられる物語。キワさんはなかなか素敵な人。

  •  サトシの両親は、弁当屋をしていていそがしい。夏休み、去年までいつも遊んでいた颯太がサッカーチームに入り、一人でプールに行ってもつまらない。父さんにつれていってもらった農家で、とてもおいしいというまぼろしのたまごの話を聞く。数が少ないからお得意さんにしかゆずってないらしい。まぼろしのたまごをわけてもらおうと、サトシは養鶏をしているキワさんにたのみに行く。

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著者プロフィール

宇佐美牧子
長野県に生まれる。小学校の教員を経て、作家となる。2009年、「合い言葉はかぶとむし」(ポプラ社)でデビュー。主な作品に、『星おとし』(文研出版)、『キワさんのたまご』(ポプラ社)、『ときめき団地のなつまつり』(くもん出版)などがある。「季節風」同人。

「2022年 『クラゲに願いを!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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