君の嘘と、やさしい死神 (ポプラ文庫ピュアフル)

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 207
レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591156599

作品紹介・あらすじ

読書メーター第1位!(読みたい本「日間」ランキング)

きっと奇跡は起こらない。
――最期の思い出を、ください。

その恋は、サヨナラと一緒に降ってきた――。
通り雨が過ぎて虹が出た昼休み、高二の百瀬太郎は同学年の美園玲と運命的に出会う。美少女なのにクラスメイトとどこか距離を置いているクールな玲に、何故か百瀬はなつかれる。幼少期のトラウマで「嫌だ」と言えない性格もあって、百瀬は強引に文化祭の準備を手伝わされる羽目になり、「ある作戦」を実行するため奔走するうち、二人の気持ちは近づいていく。
そんな時、逃れられない過酷な出来事が二人を襲う。感動、切なさ、悲哀、そして愛しさ……温かな涙が溢れる、究極の青春ラブストーリー。

著者
青谷 真未(あおや・まみ)
「鹿乃江さんの左手」で第二回ポプラ社小説新人賞・特別賞を受賞し、同作デビュー。

感想・レビュー・書評

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  • 序盤からなんとなくざっくりとした展開は予想できたのだけれど、主人公の気の弱いところ、女の子のまっすぐなところ、それぞれの素直な気持ちがとても愛おしく感じて、だからこそ、ラストは何度も胸が苦しくなった。
    必死で、純粋な彼らに、幸せになってもらいたかった。でも、きっと、わたしの望む形でなくても、彼女は幸せだったのかもしれないし、彼は幸せを見つけていけるだろう。

    タイトルのやさしい死神、その意味がとても好きだなぁ

  • 彼女のような真っ直ぐな人になりたい

  • 自分のやりたいことを、何としてでもやりたい。
    だけど、自分のために誰かが犠牲になるのは耐えられない。
    対して、
    自分のやりたいことはさておいて、自分が犠牲になって丸く収まり、それによって自分が必要とされるなら、それは仕方ない。
    そんな二人の考え方。
    「自分のやりたいことはさておいて」おけるかどうかということなのよね。
    「さておいて」おいてたもう永久にできないのに、それでも「さておいて」おけるのかどうか。
    それでも「さておいて」おけるなら、それは、それこそがやりたいことに他ならないのだろう。
    そうなったら、それを「犠牲」だなんて思わないだろうけどね。

  • 落語を題でストーリーが動いている。
    あまり、面白くなかった。
    落語についてよく知らないからなのかな?

  • 彼女が隠し続けていた秘密。
    いくら親しくなろうが打ち明けるには勇気が必要だが、あの時みたいに緊急を要した時は知っていたかったろうな。
    まだ若いのに病魔に侵された状態で死神が来たと思ったら、何をするのも怖くなるだろうな。

  • 予想を裏切らない話の展開で、可もなく不可もなく。
    特段印象に残らないなー

  • 高校の文化祭、落語をやりたいツンデレ彼女と手伝うことになる僕.もちろんお決まりの余命半年,恋愛物.子供の時のトラウマから嫌と言えない僕の代わりにキレて,生物部,手品部,文芸部の面々に啖呵をきる彼女がとても格好良かった.

  • 落語を題材にしているのは面白かった。
    落語には他にどんな話があるのか・・・・
    知りたいと思うきっかけを作ってくれたという意味では面白かったのだと思う。

    ただストーリーとしては、可もなく不可もなく。

    泣ける=死 というお決まりのパターン。
    この手の作品がこうも多いと、泣けなくなってしまう。

  • 高校の文化祭でゲリラ的に落語をやろうとする美少女とそれに巻き込まれる主人公。突飛な設定なだけかと思っていたが、きちんと意味のある展開と回収がされていた。

    根っこの展開は最近よくあるものではあるが、味付けで面白みを出している。主人公が抱える、自分がいま居る場所(コミュニティ)から弾き出されてしまうという恐怖感。それ故に彼は様々なものを抱え込んでしまうのだが、その結果の理不尽をヒロインが打ち砕く。したくないことに時間を費やすほど人生は長くない、というのは歳を重ねてより響く言葉である。

    余談だけど。ワシは主人公の「嫌だ」と言えずに流されてしまう性格と、その原因となった“自分の我が儘(不注意)で人を傷付けてしまった”幼少期の出来事に(←ネタバレにならないようボカし気味)、自らを重ねて嫌な記憶がフラッシュバックしてしまった。

    今にして思えばそれはさほど大業なことではないかもしれないが、幼少の自分の中途半端な知識では、自分の失敗によって家人が死んでしまう……と思い込み、その恐怖感は今に至るも自分の行動に制限を掛けてる場面があるなと思う。

  • 気の弱い主人公は小さいころのトラウマもあり、頼まれたことは断れない。
    文化祭でも、手品部生物部文学部と自身の教室の企画に参加する一方、文化祭の事前企画で出会った彼女の落語の出し物につき合う羽目に。

    優柔不断な主人公と思い立ったらまっすぐな彼女のやり取りがよかったです。

    最後にわかる「やさしい死神」の意味もすごくよかったです。

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著者プロフィール

青谷真未 (あおや まみ)
『鹿乃江さんの左手』で第二回ポプラ社小説新人賞・特別賞を受賞し、同作でデビュー。
著作に『鬼の当主にお嫁入り ~管狐と村の調停お手伝いします~』『読書嫌いのための図書室案内』などがある。

「2020年 『恋する弟子の節約術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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