スイート・ホーム

著者 :
  • ポプラ社
3.51
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  • レビュー :45
  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591156681

作品紹介・あらすじ

幸せのレシピ。
隠し味は、誰かを大切に想う気持ち――。
うつくしい高台の街にある小さな洋菓子店で繰り広げられる、
愛に満ちた家族の物語。

香田陽皆(こうだ・ひな)は、雑貨店に勤める引っ込み思案な二十八歳。
地元で愛される小さな洋菓子店「スイート・ホーム」を営む、腕利きだけれど不器用なパティシエの父、
明るい「看板娘」の母、華やかで積極的な性格の妹との四人暮らしだ。
ある男性に恋心を抱いている陽皆だが、なかなか想いを告げられず……。(「スイート・ホーム」)
料理研究家の未来と年下のスイーツ男子・辰野との切ない恋の行方(「あしたのレシピ」)、
香田一家といっしょに暮らしはじめた〝いっこおばちゃん〟が見舞われた思いがけない出来事(「希望のギフト」)など、
稀代のストーリーテラーが紡ぎあげる心温まる連作短編集。


どんなに疲れて帰ってきても、仕事でうまくいかないことがあっても、
ここまで来れば、もう大丈夫。駅からバスに乗って、ふたつ目のバス停で
下りて、色づき始めた街路樹を眺めながら、甘い香りのする場所へと向かう。
そこでは、おいしいスイーツと、なごやかなパティシエ一家が、
私の到着を待っていてくれる。(本文より)
さりげない日常の中に潜む幸せを掬い上げた、心温まる連作短篇集。

感想・レビュー・書評

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  • こんなケーキ屋さん…家のそばに欲しい!!!!
    そして宝塚に住みたいと思った。
    マハさんと言えばアート小説のイメージが凄く強いけど、実はこう言う何気ない日常を書き出す小説もめちゃくちゃいい。
    何があるってわけではないけど、日常の実はこれが幸せなんだよ。こう言うことがあるから人って幸せを感じて生きていけるんだよと言う事をそっと見せてくれる小説。
    そう言う小説って出会いたくても出会えないからとっても貴重だと思う。

  • 50過ぎのおっさんの感想ではないかもしれませんが、結構こういう何でもない幸せ系の話に弱くなりました。しかもマハさんの文章で語られると涙腺が緩みます。こういう話の場合、登場人物の誰かに感情移入しますが、少し前までは男性の婚約者がそれに該当しましたが、今は完全にお父さんのパティシエに感情移入しました。このような娘に育ってほしいものです。アートものには及びませんが箸休めにはちょうどよい本です。

  • 幸せな涙が溢れる素敵な作品でした。
    短編連作ってスピンオフ的なストーリーが混じっていることが多くて読んでいて楽しいのですが本作はまさにそれで、とても心温まるストーリーが綴られていて、読んでいてとても楽しかったです。
    とある街の小さな洋菓子店「スイート・ホーム」を中心にした人々のお話し。みんなが愛を求めていて、与え合っていて、こんな街に住めたらいいなと思いました。
    人生の節目や旅立ちなど春にぴったりの作品です。いっぱい感動の涙を流せてスッキリしました!

  • スイート・ホームという洋菓子店を中心に心温まる短編集。娘の結婚のお話、おばちゃんのお話、近所の人々のお話、どれもじんわりきました。が、場所は宝塚、某不動産のページで連載されてたということで、綺麗にまとめすぎかなという感。

  • 阪急沿線の宝塚が舞台の本作。
    有川浩の「阪急電車」を思い出す。
    良い作品だったし、こんな街に住めたらいいなぁとかあたたかい気持ちになれたけど、ちょっと全体的にうまくいき過ぎ感が否めないかなぁ。
    そーゆーのをコンセプトにして書いてるから、お伽話感覚でいいのだろうけど、ちょっと鼻白む。

  • 阪急の沿線、街角にある小さなパティスリー『スイート・ホーム』を舞台にした物語だ。

    この店の二人の娘や常連客など、さまざまな人たちの恋模様や家族との絆をやさしくあたたかく描いている。

    悪意があったくなく悪人の登場しない物語は鬱屈も歪みもなく、ひねくれた自分にはどこか絵空事めいて見える。

  • スイート・ホームという洋菓子店さんを核とした、温かな町の、ちょっとした幸せを探す連作短編集。最後はショートショート連作。
    有川浩さんの阪急電車といい、この本といい、阪急やるな。
    こんな素敵な人々が集う町に住みたいと思わせる話ばかりです。
    お手軽ですが、軽すぎずに、十二分に幸せな気分に浸れます。
    表紙のアンディ・ウォーホルの絵も最高。

  • こんな場所に住みたい!!って思えるような描写がたくさんあり、そこで繰り広げられる家族の物語に心が暖かくなりました。
    単純なハッピーエンドなのに、泣けて仕方なかった。

  • 美味しいと評判の洋菓子店スイート・ホームの家族や親類、ご近所の人達の交流のほのぼの感満載。
    色々なプロポーズがあって心温まる。
    甘い香りのしてきそうなお話しのいくつか。

  • ほのぼのとした短編の数々。軽く読めました。

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