天までのぼれ (一般書 186)

  • ポプラ社 (2025年2月19日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (463ページ) / ISBN・EAN: 9784591157992

作品紹介・あらすじ

女も住むこの国のことを、女抜きで決めないでほしい――
坂本龍馬、板垣退助らが活躍した時代、高知に楠瀬喜多という女性がいた


男も女も、民衆には多くの権利がなかった頃、高知で女性参政権を求めて申し立てをした楠瀬喜多。江戸から大正にかけて生き、世界でも早い時期に声を上げた彼女は、板垣退助ら男性の民権家が活躍した激動の時代に、何を見て、何を感じていたのか。そしてそのまなざしの先にあったものは――

100年後の今のわたしたちが手にしているものの大切さに気づかされる、著者初の評伝小説

感想・レビュー・書評

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  • 『わたしらおなごも暮らすこの国のことを、わたしら抜きで決めんでください』
    女性参政権を訴えた楠瀬喜多の評伝。

    新聞の書評欄からの本だったと思うが、
    どんな内容かすっかり忘れて予備知識なく読んだ。
    江戸から大正の激動の時代。
    親友あやめとの友情。
    猪之助と實の三角関係の胸キュン。
    女性をないがしろにしている社会への疑問。
    土佐弁の会話。

    厚いハードカバーの本。読みごたえがある。
    朝ドラみたいな話。
    と思ったら、喜多は朝ドラ「らんまん」に「民権ばあさん」として出ていたと。

    登場人物がたくさん出てくる上に、同じ人でも名前が変わるから誰が誰なんだか、ややこしい。

    主要参考文献だけでも4ページ。
    謝辞もたくさん。10年かかって執筆だそう。

    どうしても、、私の頭の中の想像だけど。
    猪之助の姿が『鬼滅の刃』の伊之助になっていて。
    いや、漢字は違うんだけど。
    豪快で破天荒で猪突猛進で憎めないやつ。
    しかもそれがのちの板垣退助で。
    ちゃんとした本です。ごめんなさい。

    • kuma0504さん
      この前高知で石碑巡りで見つけてきました。
      評価されたのは、つい最近です。
      尤も当時は植木枝盛が最大評価はしていたのですが。
      自由民権記念館で...
      この前高知で石碑巡りで見つけてきました。
      評価されたのは、つい最近です。
      尤も当時は植木枝盛が最大評価はしていたのですが。
      自由民権記念館で図録は買って来たので、機会があれば紹介したいです。
      2025/10/13
    • こあらっこさん
      コメントありがとうございます。
      くまさんの旅行記、こっそり楽しみに読んでます。
      自由民権記念館、いつか行ってみたいです。
      コメントありがとうございます。
      くまさんの旅行記、こっそり楽しみに読んでます。
      自由民権記念館、いつか行ってみたいです。
      2025/10/13
  • 女性参政権訴えた「楠瀬喜多」の実像に迫る 中脇初枝さん(四万十市出身)が新刊「天までのぼれ」 「女性・男性が同じ地平に」 | 高知新聞 2025.02.28
    https://www.kochinews.co.jp/article/detail/835899

    天までのぼれ 中脇初枝氏 女性参政権へ一歩、楠瀬喜多の足跡 - 日本経済新聞 2025年3月15日
    https://www.nikkei.com/article/DGKKZO87343670U5A310C2MY5000/

    ■「民権ばあさん」胸に迫る姿 〔評〕山家悠平(女性史研究家、小説家)
    <書評>「天までのぼれ」中脇初枝著:北海道新聞デジタル 2025年4月27日
    https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1152878/

    “民権ばあさん”楠瀬喜多が辿った生涯|板垣退助とも交流した高知の民権運動家【日本史人物伝】 | サライ.jp|小学館の雑誌『サライ』公式サイト 2023/4/24
    https://serai.jp/hobby/1124804

    「民権ばあさん」大奮闘 女性参政権(高知市)―発祥自慢 | 高知新聞 2023.04.29
    https://www.kochinews.co.jp/article/detail/647143

    土佐の人物伝 ~婦人参政権・楠瀬喜多~
    https://www.tosa-jin.com/kita/kita.htm

    作家・中脇初枝さんが選ぶ「わが人生最高の10冊」(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社 2015.09.05
    https://gendai.media/articles/-/45050]

    【イチ押しニュース】中脇初枝さん、あさのあつこさん、森絵都さん 有名作家3人が児童文学、絵本、創作について語りました | ココハレ - 高知の子育て応援ウェブメディア 2022.10.22
    https://kokoharekochi.com/article/news/n51035/

    satou(@sugar.design0818) • Instagram写真と動画
    https://www.instagram.com/sugar.design0818

    天までのぼれ|一般書|小説・文芸|本を探す|ポプラ社
    https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/8008186.html

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「女は脳みそが足りない」と言われた明治に参政権を訴えた女性がいた 評伝小説『天までのぼれ』 作家・中脇初枝さん:東京新聞デジタル 2025年...
      「女は脳みそが足りない」と言われた明治に参政権を訴えた女性がいた 評伝小説『天までのぼれ』 作家・中脇初枝さん:東京新聞デジタル 2025年5月25日 有料会員限定記事
      https://www.tokyo-np.co.jp/article/406988?rct=book
      2025/05/27
  • 女であることを マイナスにしない
    幕末の時代から いたんです。
    いやもっと昔から きっといた

    そして今も

  • 分厚かったけど面白くて一気読み。
    幕末苦手なのですがこの方面からだととても興味深い…

  • 喜多さんのような女性が頑張ってくれたので今がある。日本にとても素晴らしい人が居た事を知れてよかった。

  • 〈婦女は脳漿乏しく、嫁して夫に従うもの〉という暴論が罷り通る時代に、女性参政権を勝ち取ろうと声を上げ続けた楠瀬喜多の生涯を描いた大変な労作。いま当たり前のように誰もが享受している政治に参加する権利が、どれだけの声(封殺されたものも含めて)と血の闘いの上に成り立っているものであるか、読んでいて改めて思い知らされる。と同時に、令和になってもジェンダーギャップ指数の低い日本にとって、これは全く過去の話という訳でもなく、地続きの現在の闘いの姿でもあるのだ。自由と万民平等という同じ志の許に、互いをひとりの人間として捉え共に進む板垣退助との関係性は、誰一人として零れることの無い社会を目指す上で必要な形だろう。吹き荒れる逆風に総身を晒しながら、それさえも力にしてより高く舞い上がる勇敢な鳶たちの啼き声が胸に響く物語だ。

  • 現代(いま)を生きる者、全員必読。現代を生きる私達が、当たり前に享受しているものは全て、これまで生きてきた人達が作り上げてきてくれたものなのだという、それこそ当たり前のことをようやく理解しました。選挙権があることを『義務』だと思っていました。その選挙権を得る為に、必死に闘ってくれた人達がいる。『義務』ではなく『権利』だった。後世のために何かをしたいなど思ったこともなかった。そんな大それたことをできると思っていなかった。そんな私でも、身近な人からでもいい、今を生きる人の役に立つことで後世を生きる人達にとってより良い国に、世界になってほしいと心から思いました。そのひとつが選挙ですね。自分たちの国の方針に、自分たちの意見を反映させていく。次に投票に行くときは、自分が日本をどういう国にしたいのか真剣に考えて投票したい。この小説を通じて、こんな格好良い女性がいたことを知れて良かった。素晴らしい小説です。ありがとうございます。老若男女問わず、沢山の方に読んでもらえますように。

  • 自由民権とは言え男社会の中で懸命に人権闘争をした人たちの清貧と覚悟を感じる。投票に行かない人たちに読んでほしいです。

  • 波瀾万丈のエピソードですが関わりのある人物がまた面白い

  • 幕末の精神力の強い女性は素晴らしい!
    面白くてスラスラ読み終えました。

  • 女性だからだめだということを
    当たり前のように受け入れていた時代があった。
    そんな中で、そうではないことに気づき、
    世の中に働きかける人たちがいた。
    その人たちのおかげで今の自分たちがいる。

    選挙とは何か、
    なぜ人々が、女性が、強く参政権を求めたのか、
    すごく考えさせられた。

  • 幕末史を知らなさすぎて、全く知らなかったのだが、とても面白かった…!!

  • ふむ

  • 静岡市女性会館図書コーナーの書誌詳細はこちら↓
    https://lib-finder.net/aicel21/book_detail_auth?authcode=AX9mtVpfMBT49bejyFLRVA%3D%3D

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著者プロフィール

徳島県に生まれ高知県で育つ。高校在学中に坊っちゃん文学賞を受賞。筑波大学で民俗学を学ぶ。創作、昔話を再話し語る。昔話集に『女の子の昔話 日本につたわるとっておきのおはなし』『ちゃあちゃんのむかしばなし』(産経児童出版文化賞JR賞)、絵本に「女の子の昔話えほん」シリーズ、『つるかめつるかめ』など。小説に『きみはいい子』(坪田譲治文学賞)『わたしをみつけて』『世界の果てのこどもたち』『神の島のこどもたち』などがある。

「2023年 『世界の女の子の昔話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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