- Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591158708
作品紹介・あらすじ
毛玉のついたセーターでも、なぜかおしゃれ。掃除は週1なのに、なぜか雰囲気のいいお部屋。手間をかけないのに、驚くほどおいしいお料理。30代……そして40代、これからの人生ちょっと不安だったけど、フランスでお手本にしたい憧れの女性を見つけた!ほどほどが、軽やかでいい――パリ郊外で叔母ロズリーヌが教えてくれた、フランス流・毎日を楽しむ「風通しのいい」暮らし方。
目次
ロズリーヌの四角いバゲット Ⅰ
ロズリーヌの四角いバゲット Ⅱ
マロンアイスクリームはビンに入れて
これがロズリーヌのフルコース!
空の下で、バゲットに板チョコをはさむ
シスターのキッシュ
ある美しい結婚
ロズリーヌからの贈りもの
掃除をしすぎると、怒ります
家具もレースも男性も、古い方がお徳?
ソフィーのクローゼットをのぞいたら
ルールはない、と言うソフィーにあるもの
旅には、かわいい柄の寝袋を
森のイチゴで、ジャムを煮る
レシピ
ロズリーヌの四角いバゲット/マロンのアイスクリーム/ルバーブのクラフティ/ソフィーのドレッシング/ソフィーのトマトソース/シスターのキッシュ/ロズリーヌのクスクス
感想・レビュー・書評
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何故かセンス良く感じるフランス人の暮らしにまつわるエッセイ。著者がフランス人の親戚から教えてもらった料理のレシピも載っていて作りたくなります。タイトルにもなっている四角いバケットは試してみたい。
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「日本人(とくに女子)は、フランス人を過剰評価してない? そう思って生きてきた。」
冒頭のこの文に共感したけれど、途中からは著者も結構フランス人(彼女の叔母、いとこ)を持ち上げた感じになってきました。
納得できるところもそうでないところもありましたが、フランス人に学んだからではなく、シンプルで丁寧な暮らしをしたい、と改めて感じることはできました。
ちなみにアイロンについて。
私の留学生時代、隣の部屋のモロッコ人の男の子に「アイロン持ってない?」と聞かれたこと、そのときは「アイロン」という単語がわからず、彼が一生懸命ジェスチャーで教えてくれたことが忘れられません。 -
フランスに行きたくなったし、料理したくなる。
肩肘張らない、世間やルールにも縛られない、予定すら今したいことを優先して、変更するというフランス人の自由さ、柔軟さに憧れる。
日々の生活で、どのような時に幸せを感じますか?
へのお 叔母ロゼリーヌの返事。
「私にとって、暖炉の火、友人たち、シャンパン、おしゃべり…そして、花々のある一角や、花が満開のリンゴの木が、もうこれ以上はないと思う、人生の喜びです」
この質問、実家の母や友人たちに聞いてみたい。
今年帰った時友人が「農作業の終わりに、きれいな夕日が見えた時に、あぁ美しいなーって島の景色を見る瞬間が幸せ」って話したのが忘れられない。
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前からフランスは好きだったけれど ますます好きになりました
イザベル·ボワノさんの絵が好きで 借りた本ですが ケセラセラ 素敵なフランスの家族 美味しそうな料理 フランスに行ったような気分を味あわせてもらいました -
お正月休み突入と同時に風邪をひき、
全ての予定が狂い、家にこもる他なく、
寂しさと寒さと関節の痛みに
耐えながら、たまたま図書館で借りていた
この本を手に取った。
寝込んだ3日間であっとゆう間に読み終えた。
日本のお正月ムードとはかけ離れた誰もが憧れるフランスの世界に浸れて、現実逃避にはもってこいの1冊だった。
来年の抱負にパン作りを1つ入れてみようと思う。
適当でシンプル、なのにカッコよくて
自分のスタイルを確立している。
今年は色んな本に出会い、
ぶれない芯を持つ事の大切さを学んだ。
PDCAで表す所の今年は計画の1年。
だから、来年は実行の1年!
全く本の感想と関係ない自分の決意表明で終わり。笑
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大雑把なレシピは美味しそうで良し(๑•̀ㅂ•́)و✧でもなんか全体的に「フランス人素敵٩(♡ε♡ )۶」って感じで途中からちょっと飽きたかも(´-﹏-`;)
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中島たい子さんは初めて読みましたが、文章が軽やかで心地好い本でした。
面白かったです。
たい子さんの叔母さんのロズリーヌさん、想像していたフランス人(10着の本とか他のエッセイで)とは違って、こんな人もいらっしゃるんだ、と思いました。
こだわりはあるけれど柔軟で、話し過ぎなくて言葉の選び方も素敵でした。料理上手なところも憧れます。
10着の本も好きだったけれど、今のフランス人はこんな感じなのかもしれないなと思いました。こちらの方がわたしは好きです。
生活を無理なく楽しむ、って気持ちはとても豊かになりそう。無理なくというのがわたしにはなかなか難しいのですが。。
文庫になったら手元に置きたいです。イラストもシンプルで良かったです。 -
パリという街や、フランス人のライフスタイルに強く憧れる人々は一定数いる。
叔父がフランス人と結婚してパリに住んでいる作者にとっては、“夏休みに押し掛けてくるフランス人の親戚”は、少し変ったところがあるとは思っていても、そんなに憧れるほどでもない日常の延長であった。
いとこたちが大きくなると、日本人の多くもそうであるように、親と一緒に親戚に行ったりしなくなり、作者も、小学校5年の時にフランスに行ったきり、それほどの交流はしていなかった。
周りの友人からは、“もったいない”の声。
そして、大人になった今、パリの叔父の家に滞在することになって、遅ればせながら、叔父の妻、つまり叔母のロズリーヌにすっかり影響を受けてしまったのだ。
パリ、パリとあまりにもてはやされると、ひねくれ者の私などは、「それがどうした」みたいな気持になってしまう。
作者も、この旅行以前は、身近であるということも手伝って、それと同じような気持ちだったのではないだろうか。
日本にいても、パリの情報はたくさん入る。
特に今は、服を10着しか持たないことで有名(笑)
しかし、「百聞は一見にしかず」という。
一見どころか、十見(さすがに百見とは言えない)くらいしてしまい、遅ればせながらフランス人のライフスタイルにじかに触れ、いろいろ考えた、たい子さんである。
やはり、うわさ通りの行動をとる、と確認する部分と、実は日本人とあまり変わらない、と思う部分と、母親という人種はどこへ行ってもあまり変わらない、と認識する部分もあって、興味深かった。
読者としては、百聞の“聞”が増えただけであるが、日常を楽しく過ごすスタイルは見習いたいと思った。
さりげない感じのイラストも好みだ。 -
フランス人の生活について、真似できることは明日にでも自分の生活に取り入れたいと思った。
特に食について。
レシピが載っているので、四角いバケットは作らないと。
イザベル•ボワノさんのイラストも大好き。