ゆうなとスティービー (ポプラ社の絵本 59)

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 63
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (39ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591159743

作品紹介・あらすじ

ゆうなの家は牛を飼っている農家です。ある冬の日生まれた子牛は目が見えません。スティービーと名付けられたその子牛はゆうなが世話をすることになりました。
ゆうなが名前を呼ぶと耳を傾け話を聞いてくれるスティービー。ゆうなはスティービーと共に成長していきます。やがて、2年半の歳月がたち、スティービーもりっぱな和牛に育ちました。「明日スティービーを出荷するよ」とお父さんがいいます。そのことばにゆうなは…。
──大切に育てられる牛たち、それはおいしく食べてもらうため。お父さん、お母さんの「たくさんの人たちの<食>を支えている誇り」を感じながら、主人公は成長していきます。
実際に農業に従事している堀米薫先生でなくては書けない、力強くやさしい物語です。

感想・レビュー・書評

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  • 目が見えない子牛だから名前をつけて育てられたスティービー。酪農家さんの描いた本だから現実味がある。解説まで大事に読んでほしいな。

  •  作者の実体験をもとに書かれた1冊。牛飼いの牛の宿命と、主人公の心情が切ない話。
    (一般担当/1号と2号)

  • 目の見えない子牛スティービー。成長したスティービーは食用として出荷されることになる。命をいただいて、生きているということをこどもたちが感じることができる良書。食育にも。

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著者プロフィール

福島県生まれ。岩手大学大学院農学研究科修了。日本児童文芸家協会会員。宮城県で和牛飼育、水稲、林業を営みながら児童文学やエッセイを執筆中。『チョコレートと青い空』(そうえん社)で第41回児童文芸新人賞&青少年読書感想文全国コンクール課題図書。『あきらめないことにしたの』(新日本出版社)で第2回児童ペン大賞。他に、ノンフイクション『命のバトン』(佼成出版社)、絵本『ゆうなとスティービー』(ポプラ社)、歴史児童小説『仙台真田氏物語』(くもん出版)など多数。近著に『青空モーオー!』(学研プラス)、『はくさいぼうやとねずみくん』(新日本出版社)がある。

「2022年 『Orange 夕ぐれ時のふしぎ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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