- Amazon.co.jp ・本 (179ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591159910
作品紹介・あらすじ
「今日から、この小学校へ通うのか」。転校してきたばかりの学校。桜の花びらの舞う校庭で見たのは、ロケット花火! そう。すらりと背が高く手足の長い女の子のジャンプシュート。それはまさにロケット花火のよう。その姿にあこがれて、あすかはミニバスのクラブに入ったけれど…。
ジャンプシュートの高崎さんはクラブの中では孤立。「仲間って?」「友だちって?」持ち前の前向き精神がさわやかな読後感をもたらす物語です。
感想・レビュー・書評
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転校初日に見た、ロケット花火のようなジャンプシュートに憧れミニバスを始めたあすか。
クラブの友だちとはすぐに仲良くなれたが、ジャンプシュートをうっていた高崎さんは、まわりに馴染まずひとりごとで練習をしていた。
めげずに距離を詰めてくあすかちゃんにハラハラしながら、良かったなと思いました。 -
あすかは転校先で校庭でジャンプシュートを見事にこなす高崎さんの姿にひかれバスケを始める。実はチームメイトと高崎さんの関係にはかなり問題があった。 高崎さんの心を開くことをあきらめなかったあすか。予測どおりの結末だけど、うーん あきらめないだけでそうなる?と腑に落ちないかった。
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6年生になって新しい学校に転校した笹川あすか
校庭で見かけた軽やかでしなやかなジャンプシュートに魅せられ、ミニバスのチームに入部する
同級生のチームメイト里中マコ、白松カオルとはすぐにうちとけて仲良くなるが、ジャンプシュートの高崎レイはなかなか心を開いてくれない
大会にむけた練習をはじめる4人だったが……
「どうしていっしょの練習はやらないの? わたしたち、チームメイトでしょ!」
マコがキッと高崎さんをにらむ。
高崎さんはマコと視線をあわせると、
「そんなふうに思ってないし」
と、無表情な顔でいった。
チームの不協和音をなんとかしようとするあすか
かたくなにこばむレイ
レイの態度にキレるマコ
『男子☆弁当部』(全5巻)が人気のイノウエミホコが贈るさわやかミニバス友情物語
《この物語、わたしが児童文学を書き始めて一番最初に書いた長編物語です……でも、この物語はすぐに本になることはありませんでした……確実に百回以上は修正したと思います。》──「あとがき」より -
一人でバスケの練習をしている高崎さんに引きつけられる主人公。なにを言われてもめげないポジティブさに元気が出ました。
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ミニバスを通じて子供たちの成長と友情の物語。元は作者の最初の長編らしい。