ことばハンター (ポプラ社ノンフィクション)

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 89
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591160725

作品紹介・あらすじ

国語辞典編纂者である飯間浩明先生は、人呼んで「ことばハンター」。国語辞典に載せるべき新しい日本語を求めて毎日街に繰り出しています。「やばい」も「ガチ」も「ハンパない」も実は全部、国語辞典に載っているんです。こうしたことばはどのように辞書に掲載されるのでしょうか?現代日本語を追いかけて奮闘する国語辞典編纂者のちょっと変わった日常を描いた“お仕事ノンフィクション”です。

<著者情報>
飯間 浩明(いいま・ひろあき)
1967年香川県高松市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業、同大学院博士課程単位取得。『三省堂国語辞典』編集委員をつとめる。
国語辞典編纂者として、ことばの説明を書くため、活字や放送、インターネット、さらには街の中から“生きたことば”を採集する毎日。人呼んで「ことばハンター」。
著書に『辞書を編む』『小説の言葉尻をとらえてみた』(以上光文社刊)などがある。アニメ版『舟を編む』の監修を担当。現在、『毎日小学生新聞』にて「日本語どんぶらこ」を連載中。

<目次>
プロローグ ことばが好きで、しかたがない!
第1章 ワードハンティングに出かけよう
第2章 国語辞典を作る人になりたい
第3章 ことばの説明ってどう書くの?
第4章 みんなに信頼される相談相手

感想・レビュー・書評

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  • 『三省堂国語辞典』編集委員の筆者が、辞書を作る仕事について書いた本。

    子ども向けなので、わかりやすく、興味を引くエピソードばかり。
    大人が読んでいても、おもしろかった。

    実際の文章を見ながら、ワードハンティングの疑似体験も。
    自然に使っていて、気に留めることもなかった文章にも反応する。
    アンテナのすごさを実感。

    安易に「まちがい」と決めつけないスタンスもいい。

    監修をしたアニメ「舟を編む」の裏話も興味深かった。

  • 「ことばハンター」良いですねぇ~

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    国語辞典編纂者である飯間浩明先生は、人呼んで「ことばハンター」。国語辞典に載せるべき新しい日本語を求めて毎日街に繰り出しています。「やばい」も「ガチ」も「ハンパない」も実は全部、国語辞典に載っているんです。こうしたことばはどのように辞書に掲載されるのでしょうか?現代日本語を追いかけて奮闘する国語辞典編纂者のちょっと変わった日常を描いた“お仕事ノンフィクション”です。
    https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/4047033.html

  • 辞書に興味を持つ小学生がたくさんいるといいね。

  • 国語の辞書を作る仕事、世の中に出回る言葉を集め、皆がわかる、伝わる言葉でそれを説明する。略語や同じ言葉でも意味が変わって使われるようになったものを説明したり、それはそれは大変なお仕事。児童書だけあって、とにかくよみやすい。

  • 新聞にこの本の紹介記事があり、親が購入したので借りました。編纂者さんが小学生向けに書いた本。私は大人ですが読みやすくて面白かったです。「アイドル」の説明で容姿の良い若い芸能人ってなってたけど、今は30・40代のアイドルもいるよね…と思ってしまったし、声優は今は声だけの出演だけでなく歌ったり踊ったりするなとオタクの私は微妙に気になった(笑)普通に○○は私も普通に使います!最近は何でもネットで調べてしまうけど、たまには辞書を開いて見ようかな。

  • 飯間さんの辞書に関する本はどれも面白いけど、これは小学生向きに易しいことばで書かれた本。
    内容は大人向けのものと基本的には変わらないものの、わかりやすいので、読むのが苦手な子どもでも大丈夫かな、とも思うが、そもそも辞書ってどんな風に作るのかと疑問や好奇心を持ってる時点で、子どもとして知的レベルは高いので(大人だってそんなこと考えもしない人はいっぱいいますからね)、やっぱりそういう小学校中学年以上向けでしょうね。
    電子式ライターを分解して発火の仕組みを解明した上で、「発火石をこすってタバコに火をつける器具」という語釈を「タバコの火をつける器具」に変えた、というようなエピソードは、前より簡単になったからって、安易に変えたのではなく、裏付けを取るという手間をちゃんとかけているということがわかる。
    こういう本を読んで、子どもに辞書を引く楽しみや、辞書の素晴らしさを知って欲しいな。

  • 『舟を編む』で注目されるようになった「辞典」。

    本書は小学校中・高学年ぐらいから読める1冊。

    サクッと読みやすく、辞典作りのイメージが分かるので、大人にもおススメ。

  • 著者は三省堂国語辞典の編集委員。
    子どもに分かりやすく辞書編集の仕事と言葉の変化、分かりやすく説明することについて書いている。

  • 国語辞典を作る人「言葉ハンター」の話
    三省堂 三国

    天扶良
    天麩羅
    天婦羅 元ポルトガル語 室町時代に入った

    浴巾=よっきん 明治時代のタオルのこと
    西洋手拭=タウエル

    第1章 ワードハンティングに出かけよう

    うぽつ=up おつかれの略

    医療

    やばい=あぶない
    から、すばらしいへ 1980から例あり 21世紀になり広まる

    まじ、うざい、がち、めっちゃ はんぱない なども追加された

    インターフォンとインタフォンとインターホン

    パスタとスパゲッティの違い?

    オム

    ハトにエサをやらない?あげない?与えない

    超克ちょうこく 困難を乗り越える固定
    時空じくう時間と空間
    神速じんそく神わざかと思うほど早い
    覚醒かくせい 目がさめること

    機巧きこう

    爆誕ばくたん 爆発的に誕生

    うっちやらかす ほうっておく
    シャバイ奴 ださい かっこ悪い
    掌底しょうてい てのひらのつけね
    もちのろん 1950年代に
    仰望ぎょうぼう
    げきとして
    底をはらう

    第2章 国語辞典を作る人になりたい

    がとこは ぐらいは


    広辞典 緑の

    人間 ひと 人類 マンカインド
    ヒューマン・ビーイング

    日本国語大辞典 日国にっこく

    ロストワールド
    失われた世界

    NHK発音アクセント辞典

    本)『ことばのくずかご』見坊豪紀けんぼうひでとし
    から
    品減りしなべり 万引きのデパートことば
    晴れぐせ 晴れる天気が多くなること

    バンド・デシネ フランスの物語まんが
    えびぞる 身体をそらす


    類語辞典のお手伝い

    赤ちゃん 赤んぼう 赤子の違い?
    クーペはドアが2つ
    セダンは座席が前後に分かれていて、ドアが4つ


    第3章 ことばの説明ってどう書くの?

    アイガモ =マガモとアオクビアヒルの雑種

    アイドル、声優の説明文が古くなっている

    新しいことば お取り寄せ

    お値打ち 値打ちのあること

    事を運ぶ ものごとを順を追って実行する

    なんでもこい

    半端ない 非常に多い、非常に大きい
    程度が大変大きい、ものすごい
    キッシュ

    三国 第6版2008年

    第4章 みんなに信頼される相談相手

    紙の辞書

    安山岩あんざんがん 火山岩の1つーネット辞書
    大辞林
    大辞泉

    第7版は4000語

    国語辞典はみなおなじではない

    正油は間違い?

    ロールという略語

    ワードハンティングとはことば自体の記録
    前後の文章の記録どんな文脈で使われているか

    「どのことばも理由があってうまれてくる」

    ふつうにいい?
    ふつうなのかいいなのか

    ちょっと残念って、とんな気持ち?
    ちょっとは少しではない


  • 辞書編集者の著者の生い立ち、辞書を作るという仕事と言語観察の醍醐味、言葉の変化と辞書の存在意義について語って、読みやすくわかりやすいし、なんだかいろいろ励まされる。今の時点での飯間さんが言いたいことがぎゅっと詰まった一冊だと思った。
    小学生から読める児童書だけれど、中高生や大人も手にとってほしい。「プロフェッショナル仕事の流儀」で飯間先生の回を見て以来辞書に凝っているぼーず(6年生)にもぜひ読んでもらえるといいのだけれど。

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著者プロフィール

飯間浩明(いいま ひろあき)
1967年、香川県出身の日本語学者、辞書編纂者。『三省堂国語辞典』編集委員。早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得。代表作に『辞書を編む』があり、その他著作も国語辞典や日本語にまつわるものが多い。

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