府中三億円事件を計画・実行したのは私です。

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 600
レビュー : 87
  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591161265

作品紹介・あらすじ

この場を借りて、ひとつの告白をさせていただきます。

――府中三億円事件を計画、実行したのは私です。

今なお語り継がれる未解決事件、完全犯罪として成立している事件の全貌を、みなさんにお話しいたします。


1968年12月10日に東京都府中市で起きた『三億円事件』。
「その犯人は、私です。」
今年8月、突如インターネットサイトに投稿された小説によって、日本中が話題騒然となった。
あの日、何があったのか――。

昭和を代表する迷宮入り事件。
奇しくもちょうど50年目を迎える節目の今年、「小説家になろう」に投稿され、ネット騒然!
ランキング1位! 800万PV突破の話題作、緊急発売!!


■著者
白田(しろた)
2018年8月、本作を「小説家になろう」に発表。

感想・レビュー・書評

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  • コンセプトをあまり理解していないまま、手に取った作品。

    自称府中三億円事件の真犯人である筆者が、息子にちゃんと公表して贖罪をすべきと言われて筆を執った(打ち込んだのは筆者ではないようだが)私小説。

    白田さんが本当の犯人であるかどうかは、色々な意見があるようだけど、今の時代だから、「小説家になろう」からのプライベートに見せかけた作品の提示が出来て、それが公に「売れる」流れの作り方が上手いなーと思った。
    まあ、私も一冊買ったわけだからね。

    私小説というスタイルが良かったのかどうかは分からないけれど、贖罪という言葉が出る割に、その雰囲気はない。
    事件を盛り上げた書き方もそうだし、省吾や三神に対する思いも、70代の老人が人生の終わりを迎えようかと思う傍らで行き着いた心情がこれなら、浅いとしか言いようがない。

    エンターテイメントとして読まれることは筆者にとって不本意かもしれないけれど、エンターテイメントとして読むしかなかった。

  • 浅いよ、浅すぎるよ・・・
    人生の大先輩とは思えない程ペラペラすぎるんですよ白田のおじいちゃん・・・

    最後の最後のページにちっさい字で「この作品はフィクションです」って書いてあるのがなんとも。。

  • 3億円事件の話。個人的には「罪の声」のが好きかな。

  • 話題作なので手にとってみたけど…最後までのめり込めなかった。「なろう」から出たという先入観なのか??

    以前読んだ、中原みすず作『初恋』は、三億円事件の真相はこうだったんじゃないか…?と少なからず思えたけど、この作品はそう思えなかった。

  • ミステリみたいなのを期待したのだけれど、なんだか安っぽい恋愛小説になってしまった。

  • +++
    1968年12月10日に東京都府中市で起きた『三億円事件』。
    「その犯人は、私です。」
    今年8月、突如インターネットサイトに投稿された小説によって、日本中が話題騒然となった。
    あの日、何があったのか――。

    昭和を代表する迷宮入り事件。
    奇しくもちょうど50年目を迎える節目の今年、「小説家になろう」に投稿され、ネット騒然!
    ランキング1位! 800万PV突破の話題作、緊急発売!!
    +++

    惹句があまりにも興味深いのでつい手に取ったが、ちらっと危惧した通りの内容で、正直がっかり感が強い。長年連れ添い、先日亡くした妻はあの彼女だったのか、事件を起こした後きょうまで、どんな思いで生きてきたのか、そして、奪った現金を実際はどこに隠し、どう使ったのか、などなど、著者が真犯人だと言う設定で小説にするなら、真犯人以外には想像できないその後の現実をこそ、深く掘り下げてほしかったと思う。お薦めしようとは思わない一冊である。

  • 話題を振りまいて消えていくお騒がせ本の一冊だろうと思っていましたが、これだと騒がせる事も難しいのかなと思いました。それでもこれがネットに突然投稿され始めたらそりゃ騒然とするかもしれない位に体裁整っています。本という形になってしまったらば突然安っぽくなってしまっただけだと思います。
    告白としては甘ったるいメロドラマ感が強いので、もう少しストイックに書いて「もしかしたら・・・」と思わせて欲しかった。

  • 現実とは切り離して青春小説として楽しめた。省吾は久保寺健彦『青少年のための小説入門』の登と重なるイメージ、脳内でのCVは細谷佳正さんでした。白田が受け取った手紙と、その人物の死と、ぼかした感じのラストがいい感じ。ラストから冒頭に戻ると、孫までできて、その後の人生は幸せに過ごせただろうか思いを馳せてしまう。奥さんの若かりし頃も見れて、ちょっと違うけれど、映画「タイタニック」みたいだなと思ったのでした。作者名といい、タイトルといい、表紙いい、ほんの一瞬でも、現実世界の本物の犯人の告白文なのかもと思ってしまった時点で、作者、出版社の思惑は成功していると思うし、それによって、普通の小説とは異なった楽しみ方ができたのだと思う。

  • 私が生まれる前だから詳しい事はあまり知らないけど、有名な三億円事件。
    犯人と名乗る人が真相を書いたというから発売当初は話題になったけど、その話題はほんの一瞬だった。
    きっとみんな信じなかったからでしょう。
    読んでみて、そう感じた。
    事件になるまでの過程が詳しく書かれていて、それなりに読みやすく分かりやすいけど、
    犯人は年齢がいった方だろうに、若い人が書いたようにしか思えなかった。

    三億円事件が、こういう形で終わるのには何か軽すぎる気がした。

  • 三億円事件をテーマにした数々の小説を全部ではないにしても数々読んできたが、非常に文学性の高いものもあった。本作は後出しじゃいけんじゃあるまいが、最近明らかにされ、既に大方の人が知っていることを元にラノベ風小説にしたものだ。その割に文学性を意識もしているようにも思えるがレベルとしてはラノベのひとつとしての位置付けじゃないだろうか。きっとこれは塩田武士の「罪の声」に触発されたんだろうなあ。

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