- Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591162156
作品紹介・あらすじ
驚きと感動のラストに涙が止まらない……一気読み必至!
文具会社で働く24歳の生久田菜摘は仕事もプライベートも充実せず、無気力になっていた。ある夜、ひとり会社で残業をしていると火事に巻き込まれ、意識を失ってしまう。はっと気づくと篤生と名乗る謎の男が立っており、「この冬、君は死ぬ」と告げられて――。ラストのどんでん返しに、衝撃と驚愕が待ち受ける! 切ない涙が温かな涙に変わる、著者・いぬじゅん渾身の最新作!
■著者
いぬじゅん
奈良県出身。2014年、「いつか、眠りにつく日」(スターツ出版)で毎日新聞社&スターツ共催の第8回日本ケータイ小説大賞を受賞し、デビュー。「奈良まちはじまり朝ごはん」シリーズ(スターツ出版)、「新卒ですが、介護の相談うけたまわります」(一迅社)などヒット作を数多く手掛ける。
感想・レビュー・書評
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これは大人が読む系だと思ってドキッとしたけど買っちゃたから最後まで読んだけど、もう全国の人に読んでほしいって思いました。
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よくありそうな話なので篤生の正体が最初から分かってしまった。。でも、登場人物がそれぞれ人柄がすごくよく温かい気持ちになれる本でした。パラダイムシフト!!
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イヤイヤ、参りました…騙された…タイトルに。
ヒロインに向けたタイトルだと思い込んでたー
イイ意味で裏切られた作品でした、ラスト30ページでガラッと変わる。
いぬじゅん作品は2冊目ですが世界観は独特ですね!
女性だと、これまた思い込んでましたが男性とはビックリ‼️ -
菜摘が周りの人達と向き合い、事件(?)を解決していってすごいなと思ったし
菜摘が前向きになって良かったなと思った。
これからも幸せであってほしいなと思いました
ラストに驚いた! -
作品紹介にもあるように、ラストはたたみかけるような衝撃で、まさにどんでん返しな作品でしたね。いぬじゅんさんらしい作風といいましょうか、胸の奥がギュッと苦しくて切なくなるような、そんなお話でした。重い展開が多いので、気持ちを全部そちらの世界へ持っていかれそうになるくらいでした。
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ちょうど心が疲弊してたときに読んでいた本です。
心がすり減っていく描写が上手いので、読んでてのめり込んじゃう。自分の気持ちを上手く言語化してもらったように感じていました。
精神的なものって見ないふりして自分で蓋しちゃうと中でどんどんダメになって取り返しがつかなくなっちゃうから、時分の心と向き合うのってすごく大切なことだよね。それが、しんどいし、それが1番難しいことなんだけどね。
この本を読んで少しでも救われる人がいるといいなと思います。 -
主人公と今の自分と登場人物全てが重なり何回も泣きそうになってしまいました。
この表紙を見ればこの話を読み終わった時に胸がキュッとなります。
生きることという単純な話ではなく、心が死ぬ事に焦点を向けて、生きると死ぬ、自分を見つめる、他人を見つめるという生きる上でとても大切な事をストーリー性にして夢中になり響くようなお話でした。
たくさんの人に是非読んで欲しいし自分も何回も読み直して生きてみようと思えるようになりたいです。 -
衝撃的な結末で面白かった。