リアルプリンセス (ポプラ文庫)

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本棚登録 : 47
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591162767

作品紹介・あらすじ

生まれたときから鍋をかぶせられて過ごすことになった女性が幸運をつかむまでの笑って泣ける物語や、少女の残酷な初恋を描いた物語、37歳でようやく妊娠した女性に訪れた、思わぬ出来事と温かな奇跡を描く物語など、作家さんの個性とともに、さまざまな境遇の女性たちの悲喜こもごもを共感をもって味わえる一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 「頭に鍋、心に絶望」。これ好きすぎた。
    事情は全く笑い事じゃないんだけれど、この全ての不幸を笑いへと変えてしまう術さえあれば、絶望さえ希望に変えてくれる気がするんだ。
    人は抱えているものがあるからこそ、他人の痛みにも気付ける。繊細過ぎるほど見え過ぎてしまい苦しくなってしまうが、それにまた気が付き支えてくれる人の存在が、自分のこれまでを正しいと証明してくれている。いつか己の滑稽さを胸を張って、これが私の生き様だと話したい。
    リアルプリンセスの始まりがこの物語で、読み手に確かなパワーを与えてくれ、私の中では一番好きなお話でもありました。

    私の好きなプリンセス達は、必ずしもハッピーエンドになるとは限りません。悲しい別れもあります。でも彼女達に共通していることは、ガラスの靴が脱げようとも、裸足で傷だらけになりながらも、なりふり構わず駆けていく気持ちの強さを持ち続けていることでしょうか。
    強さは美しい。白馬もかぼちゃの馬車も、もう必要ない。この足で歩いていくの。

  • ラプンツェルと最後の夢のあとがとても好きだなぁ。
    どっちも終わり方がたまらなく好き。十二人の女も優しいお話だった。

  • ラプンツェルや鉢かぶりなどのプリンセスストーリーを現代を舞台に女性作家が書き換えたアンソロジー。
    あまり好きじゃなかった。
    私は後味の悪い小説は苦手なのだとわかりました。

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著者プロフィール

寺地 はるな(てらち はるな)
1977年佐賀県生まれ。大阪府在住。2014年『ビオレタ』で第四回ポプラ社小説新人賞を受賞。
著書に『ミナトホテルの裏庭には』『月のぶどう』『今日のハチミツ、あしたの私』『みちづれはいても、ひとり』『架空の犬と嘘をつく猫』『大人は泣かないと思っていた』『正しい愛と理想の息子』がある。

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