自分のせいだと思わない。: 小池一夫の人間関係に執着しない233の言葉

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  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591163986

作品紹介・あらすじ

【その別れや問題はあなたのせいではない。
「誰のせいでもないこともある」
と上手にあきらめることが人生を楽にするコツです。】

今年4月に亡くなった小池一夫さん(@koikekazuo)のTwitterメッセージ集、第3弾。フォロワー90万人超が感動した最期の233の言葉。シリーズ累計10万部を突破!

*【まえがきに代えて】より抜粋
2109年4月小池一夫さんが永眠されました。
小池さんは、漫画『子連れ狼』の原作者として知られ、近年はツイッター(@koikekazuo)が人気でフォロワーの方々をはじめとした多くの方に支持されていました。
2010年3月、当時73歳から始めたツイッターでは、私たちを優しく肯定し、それぞれを進むべき道に導いてくれる、人生の本質を突くメッセージをつぶやき続けてきました。
それは亡くなる直前まで変わらず続きました。
本書は、そのツイッターのつぶやきをもとにしたメッセージ集の第3弾になります。
(中略)
小池さんがつぶやくことは、もうありません。
しかし、小池さんが伝えたかった言葉は、小池さんが愛した著作と、読者の皆様の中にいつまでも残ります。
本書が皆様にとって、これからを照らし、今を生きる糧になれば幸いです。

*内容
・人を好きになることぐらい、あなた一人で決めていい。
・一人の人に、多くを期待しすぎない。
・つらいことはたくさんあった。でも不幸ではなかったよ。
・嫌いな人は嫌いでいいから、それ以上は考えない。
・「自分から去っていった人」に執着しない。
・必ず起きる「いくつかのこと」にいちいち動揺しない。

*著者紹介
小池一夫 こいけ・かずお @koikekazuo
1936年、秋田県生まれ。漫画原作者、作家、脚本家、作詞家。代表的な漫画原作作品に『子連れ狼』『御用牙』などがある。1977年より後進育成のため「小池一夫劇画村塾」を開設。同塾門下生には高橋留美子、原哲夫、板垣恵介、さくまあきら、堀井雄二らがいる。2010年3月からTwitter(@koikekazuo)を始める。2019年8月現在、フォロワー数は90万人を超える。著書に『ふりまわされない。』『だめなら逃げてみる』(以上、ポプラ社)、『人生の結論』(朝日新書)などがある。2019年4月17日に逝去、享年82。

感想・レビュー・書評

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  • 「人生とは『時間』だから。」(21ページ)と考えると、地球上すべてのものに一番平等なものは時間しかないのかもしれない。

    人生に流れる時間は平等だけれど、その時間を「どう過ごすか」で、しあわせな人生すかどうかは変わってくる。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    小池一夫さんによるツイートをまとめた本・第3弾です。

    3冊とも読ませていただきましたが、ここまでくるとやはり、似たような言葉が多い印象で、新鮮さは薄れています。
    ただ、発する言葉の本質がさほど変わらないということは、裏を返せば著者のもつ哲学がしっかりしていて、ぶれていないということでもあります。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    今回の著書ではアドラー心理学や、日野原重明先生の著書で読んだ考え方を思い起こさせる言葉もありました。

    アドラーの考えを記した「嫌われる勇気」では、「あなたの今が過去を決める」と書かれていましたが、本書では「幸せになることは、自分を助ける。」(145ページ)という言葉が書かれていました。
    つまり、今の自分がどうあるかで、過去の解釈はどのようにも変えられるし、変わってしまうということなのです。

    また、日野原重明先生のエッセイ「生きかた上手」のなかでは、「人生は習慣」「増やすなら、微笑みのしわを」などの名言を目にしましたが、本書では「人生とは『時間』だから。」(21ページ)「アンチエイジングなんかより、人相やで!」(92ページ)という言葉が見受けられました。

    アドラー心理学、日野原重明先生、小池一夫
    の本は、人間関係からくる人生の生きづらさを解消し、上手に生きれる人になりませんか、という呼びかけの本です。
    三者の考え方にはもちろん、違う点も似ている点もありますが、誰のどの言葉であっても、それが自分の生きづらさを少なくしてくれるヒントになっていれば、それでいいのです。

    どんな人間にも平等に与えられたもの、それは「時間」です。
    人生を歩むということは、時を歩むことでもあります。
    どうせ歩まなければならない道ならば、毎日つまんないし不幸だなと思って、ぶすっとしながら過ごすよりも、しあわせに、たのしくおもしろく、時間を過ごした方がいい。

    気持ちや考え方ひとつで、しあわせな時間はいつでも過ごせます。
    しあわせになるヒントは、どこから学んでも、考え出してもいい。
    そして、しあわせな時間から生まれる笑顔こそ、お化粧以上に自分を輝かせてくれる宝物だと信じています。

  • Twitterを拝見していました。とても尊敬出来る大人、人生の大先輩だな、と思って、更新されるのを楽しみにしていました。
    だから、『まえがきに代えて』を読んだだけで、涙が出てしまったけど、
    本文も、心に留めておきたい言葉が沢山あった。
    Twitterのように、1ページごとに、端的なアドバイスが並んでいる構成もとても良かった。
    詩のようでもあり、格言のようでもあり。
    毎日、占いのように、パッと開いたページに記された、先生の言葉を、その日の心がけにしてもいいな、と思った。

  • ハッとしたり、心がふわっと軽くなるような言葉がいくつもあった。
    特に印象的だったこと
    ·「あの日も、あの日も、あの日も乗り越えてきたのだから、今日も大丈夫」ーお守りにしたい言葉

    ·穏やかさ、強くなること、なんでもないことに傷つかない、ということを学ばなければいけない、という話。ー優しい「〜しなければいけない」と出会えた。私自身もまだまだ変わりたい、変われるんだ!と思った。

  • 図書館に行って貸出し手続きの待ち時間中に
    たまたま本棚を眺めて見つけた。

    この方の生前のツイートも何度も目にしたことがあった。
    特別期待感を持って読んだわけじゃない。
    でも、なんだか泣きそうになったりもした。

    私の諦めの言葉は「なるようにしかならない」

    自分に余裕があるときはそう思えるし、
    余裕がある今だから、こういう本も読めるんだけどね……

  • 内容紹介 (Amazonより)
    【その別れや問題はあなたのせいではない。
    「誰のせいでもないこともある」
    と上手にあきらめることが人生を楽にするコツです。】

    今年4月に亡くなった小池一夫さん(@koikekazuo)のTwitterメッセージ集、第3弾。フォロワー90万人超が感動した最期の233の言葉。シリーズ累計10万部を突破!


    この方のツイートにいつも心穏やかにさせてもらっていました。
    神経質な性格のせいか 不安になるとその事ばかりが気になってしまっていました。
    もう人生、折り返し地点は過ぎているので まぁいいかぁ...と気軽に過ごしていきたい!

  • 手元にあると心強い。

  • Twitterに書かれたものだから、短くて読みやすい。
    前向きになれる。
    ただ読み進めていくと、こういう状況でつぶやいてたんだなとせつなくなる。

  • 晩節の発言だが頭が柔らかい…!個人的に感じた感覚としては28,29歳くらいの感受性だった。70後半のそれだとは思えない…すごい。

    このしなやかさは、「老い」への1つの見本ではないか。

    自己啓発を自分なりに咀嚼して、奢らず、内省しすぎず、冷静に客観視することができれば、頭を柔らかく保てるのだと思った。

    本を読んだり人と会ったり、SNSをしたりするのは脳をアップデートするため。人生というOSをアップデートし続けると楽しみが増えるということがわかった。

  • 生前にTwitterフォローしておけばよかった。

  • よかった。
    その一言です。

    温かい言葉が沁みます。

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著者プロフィール

小池一夫(KOIKE Kazuo)
1949年山梨県生まれ。桜美林学園理事長。桜美林大学名誉教授、聖徳大学名誉教授。英語学・英語史・英語語彙論専攻。日本英語教育英学会理事長・評議員、日本英語表現学会理事、日本文体論学会理事、片平会顧問。著書に『英語学概説』(青磁書房)、『語と構造の間―英語学研究序説―』(青磁書房)、『英語の世界』(共著、三修社)など。その他、英語学・言語学・英語教育に関する論文多数。

「2023年 『君は大学で何を学ぶべきか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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