(182)フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか (ポプラ新書)

著者 :
  • ポプラ社
3.43
  • (21)
  • (61)
  • (80)
  • (18)
  • (3)
本棚登録 : 1582
レビュー : 90
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591165904

作品紹介・あらすじ

有休消化100%、1人あたりのGDP日本の1.25倍、在宅勤務3割、夏休みは1カ月。2年連続で幸福度1位となったフィンランドは、仕事も休みも大切にする。ヘルシンキ市は、ワークライフバランスで世界1位となった。
効率よく働くためにもしっかり休むフィンランド人は、仕事も、家庭も、趣味も、勉強も、なんにでも貪欲。でも、睡眠は7時間半以上。やりたいことをやりつつも、「ゆとり」のあるフィンランド流の働き方&休み方のコツを紹介。

目次(一部抜粋)
1 フィンランドはなぜ幸福度1位なのか
 ・2年連続で幸福度1位の理由
 ・「ゆとり」に幸せを感じる
 ・自分らしく生きていける国
 ・ヨーロッパのシリコンバレー
 ・「良い国ランキング」でも1位
2 フィンランドの効率のいい働き方
 ・残業しないのが、できる人の証拠
 ・エクササイズ休憩もある
 ・コーヒー休憩は法律で決まっている
 ・「よい会議」のための8つのルール
 ・必ずしも会うことを重要視しない
3 フィンランドの心地いい働き方
 ・肩書は関係ない
 ・年齢や性別も関係ない
 ・ボスがいない働き方
 ・歓送迎会もコーヒーで
 ・父親の8割が育休をとる
4 フィンランドの上手な休み方
 ・お金をかけずにアウトドアを楽しむ
 ・土曜日はサウナの日
 ・心置きなく休む工夫
 ・休み明けにバリバリ働くフィンランド人
 ・おすすめの休みの過ごし方
5 フィンランドのシンプルな考え方
 ・世界のトレンドはフィンランドの「シス」!?
・ノキアのCEOも「シス」に言及
 ・職場でも、シンプルで心地いい服を
 ・偏差値や学歴で判断しない
 ・人間関係もシンプルで心地よく
 ・コミュニケーションもシンプルに
6 フィンラドの貪欲な学び方
 ・仕事とリンクする学び
 ・2人に1人は、転職の際に新たな専門や学位を得ている
 ・学びは、ピンチを乗り切るための最大の切り札
 ・将来を見据えてAIを学ぶ人も多い

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ブクログランキング1位ということで、興味があったので購入。

    世界で幸福度1位のフィンランドの働き方について語られています。この手のものだと、日本と比較して、相手の国がこんだけ優れていますよと紹介します。ただ、本書では、デメリットもちょっと加えていて、程よく優れていますとアピールされているように感じました。
    読んでみると、フィンランドで実践されていることは、近年、日本の大きい会社やベンチャー企業で実施しているのをテレビで見かけたことがあります。なので、目からウロコというような情報は、そんなにありませんでした。
    基本的に紹介されているのは、一般的なサラリーマンの理想形かなと思いました。

    在宅勤務や定時に終わるなど全ての人が、あてはまるわけではありません。定時に終わったとしても、その後の交通や外食など、その人たちを支えているのも人間であるということを忘れないでいただきたいと思いました。

    私もサポートする側の仕事をしているので、フィンランド式にすべて当てはめてみるということは困難ですが、随所随所、やってみるところもあるので、試しに実行してみようと思います。

    この本で大切なのは、自発的に行動することが大切だと思いました。一人一人が行動を起こし、コミュニケーションをすることで、相乗効果が生まれ、効率よく仕事ができる環境へと発展するかと思います。全てのことがだめだとしても、部分部分を修正することで、考える力・実行する力が養われます。
    そのためにも参考となる働き方を正しく学ぶことが大切かなと思いました。より良い人生を謳歌したいと思います。

  • 何度もこのプログに書いてますが、我が家は共働きで奥さんが民間で1年しか育休が取れなかったので
    子育ては二人で分担し、得意不得意をお互いにカバーしながらやってきました。
    「育メン」って言葉が大嫌いなので、一括りにされたくないですが
    これは自分も奥さんも娘たちもそして家族も趣味も全部欲張りに生きたいと思ったら、ごくごく当たり前のことだと
    思ってここまで過ごしてきました。
    色々な本を読んだり、経験を聞いて仕事や家事の時短には取り組んできましたが
    あくまでそれは自分や家族のためで、誰かに何かを伝えるなんておこがましいことは考えてもいませんでした。

    ただ、娘の送り迎えもこれで終わるなぁ~と思った最近
    僭越ながらいろいろなところで経験を話してくれと言われるようになりました。
    娘が病気をした時には、ドキドキしながら職場に休みの連絡をしたり
    夕方17時前にはお迎えに間に合わせるために、一番に職員室を出たり
    出張先では定刻に会議が終わるように、仕組みや出張先自体を変えたり
    とにかくあらゆる手を使って働けるすべを考えてきて、どう考えてもアウトローな生き方だったと思いますが
    今はそれを研修などで話してくれ、なんて・・・・なんか本当に時代も変わったな、と感じるこの頃です。

    自分は昭和生まれ人間で、自分の父親もいつも帰りが遅かったので
    本当は早く帰ることとか会議を早く終わらせることとか
    もうドキドキして、でも絶対にそれができないと家庭が回っていかないので腹を括って取り組んできたことですが
    それが、
    「〇〇さん(自分)が早く帰るから、みんな帰りやすくなったよ」
    「〇〇さんが17時までしか使えない会場にしたから、ちゃんと17時には終わるようになったね」
    「どうせ、〇〇さんがメール見るのは翌日なんだから、無理して夜遅くに送っても仕方ないですね」
    なんて、副産物的な、思ってもみない周りの変化に自分の方がびっくりさせられました。

    で、色々なところで話をしなきゃいけなくなったんですが
    あくまで自己流でやってきたことなので、なんの裏付けみたいなものがない。
    だから、子育ての大変な時期が終わったにも関わらず、こういう本を読んで
    あらためてインプットしている次第です。
    もうね、「答え」があるのに、「計算」を作っているような感じです。

    この本に書かれているフィンランド人の特性
    「しっかり休んで、効率よく働く」
    まさにそれが重要だということですよね。
    あとはやっぱり考える力がこれからは大事。
    思考のスイッチをいかに持てるか、あらためて考えさせてくれる1冊です。

  • フィンランドでの働き方のみならず、人生の過ごし方を紹介した本と言って差し支えない。

    以前にも類書で「5時に帰るドイツ人、5時から頑張る日本人 (SB新書)」を読んだことはあるが、働き方や生産性という話はそこまで変わらない。逆に言えば、こちらが欧州のスタンダードなのだろう。

    ワークライフバランスの推進が取り入れられて近しいが、もっと推進するなら、この本で紹介されている「1ヶ月の長期休暇をとる」「組織をフラットにして責任と決定権を与える」「持続的な学びの場を設ける」といった具体的な点を、仕組み化や法制化してでも日本文化として定着させることが必要なのでは無いかと思う。

  • もう少しビジネスよりの話かなと思いましたがそうでもなかったです。フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか、その答えはもう少し理解を深めないと分からないですが、フィンランドという国自体にとても興味を持ちました。また、幸福な国と言われる所以の最も重要な点は、「機会の平等」かなと思います。
    日本と似ているようで似ていない、自然の美しい自立した国。いつか行ってみたいです。

  • フィンランドが仕事とプライベートの両立を大事にする文化があることはよくわかった。イメージ通り。
    ただ、個人に学問や職業の選択の自由が与えられているということは初めて知った。転職の機会が多く、その度に大人でも学校に行って新たな専門知識を得るというのは驚きだった。仕事に対して労働人口が減っていくこれからの社会では、より個人が望む働き方や生き方にカスタムできる考え方が日本でも大事になってくると思う

  • 幸福度世界一位のフィンランドのライフスタイルを紹介している本です

    人生100年時代の現代において、転職率60%のフィンランドのライフスタイルは、日本とは違う働き方・休み方・学び方を知るのに良い本だと思います。

    自分としては、環境を変える休み方、学び続ける姿勢を継続して取り組んでいきます!

  • フィンランドには、かねてより興味があったので購入。フィンランドの魅力を知ると同時に、日本の魅力も再認識できた。内容は浅く、広く書かれている。日本も、フィンランドをコピーする必要はないが、働き方改革の側面においては、もっと見習い、日本的固定観念を打ち壊していく必要があるだろう。日本の労働環境は、もはや疲弊している。

  •  タイトルにある通り、フィンランドの人はなぜ午後4時に終わるのか?、なぜ夏休みは1か月とれるのか?・・・、その働き方、休み方、それらを支える考え方がよくわかる1冊です。

     読んでみて、毎日定時で帰る、在宅勤務する、会議を減らす・・・これらは何とかできそうな気がしてきます(2020.3現在、ウィルス対策で半強制的にやってみると、何とかなるものだなと実感しているところです)

     しかし、働く人全員がどうして1か月も休みをとれるのかが疑問でした。「夏は何も進まない。大事なことは決めない。連絡もとれなくて当然。」と最初から割り切って働けば何とかなるとのことです。これらの考えがコンセンサスとして国民全員にあり、全員が時期をずらしながら休みを調整し働いているのならまわっていくのだろうと思いました。
     
     また、フィンランド人は早く帰って趣味やスポーツ、勉強に忙しいと思ってましたが、日本人同じようにテレビをみたり、ゴロゴロしたり、そんなぼ~っとする時間を大切にする人もいるとあり、安心しました。

     フィンランド人のシンプルな考え方もおもしろかったです。「シス」をはじめとするそのシンプルな考え方はフィンランドに行った時に感じる「心地よさ」につながるのかなと感じました。

     

  • フィンランドがいかに素晴らしいかを伝える本。
    では我々の生活の為になることは?という視点で考えると、あまりに日本と違いすぎて絶望するだけ。
    読み物として、こんな理想的な社会があるんだな、くらいに留めておいた方がいい。

  • 日本とフィンランドの仕事の進め方の違いとして、日本は細部を詰めて計画的に事をすすめるが、フィンランドは大枠だけ決めて、あまりきっちり計画は立てず、その時その時計画を修正するという。
    このあたりが、結構ポイントだと思う。
    これ自体どっちが良いかは言えないが、限られた時間でやり切ることを考えれば、フィンランドに分配が上がるだろう。入試問題の取り組み方のように。

全90件中 1 - 10件を表示

堀内都喜子の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
辻村 深月
ヴィクトール・E...
有効な右矢印 無効な右矢印

(182)フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか (ポプラ新書)を本棚に登録しているひと

ツイートする
×