宮廷のまじない師: 白妃、後宮の闇夜に舞う (ポプラ文庫ピュアフル あ 14-1)

著者 :
  • ポプラ社
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感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591166697

作品紹介・あらすじ

呪いを解くために、偽りの妃として後宮へ――。
『わたしの幸せな結婚』著者がおくる、切なくも愛おしい宮廷怪異譚。


白髪に赤い瞳の容姿から鬼子と言われ、親に捨てられた過去を持つ李珠華は、まじない師・燕雲に拾われ、街のまじない屋で見習いとして働いている。

ある日、今をときめく皇帝・劉白焔がおしのびで店にやってきた。 珠華の腕を見込んだ白焔は、後宮で起こっている怪異事件の解決と自身にかけられた呪いを解くこと、そのために後宮に入ってほしいと彼女に依頼する。

最高の待遇と報酬を約束された珠華は、偽の妃として後宮入りを果たす。
さっそく式神のサンとロウを使い調査にかかるが、他の妃たちの嫉妬と嫌悪の視線が珠華に突き刺さり……。


まじない師が愛憎渦巻く後宮の闇に迫る、中華ファンタジー!

感想・レビュー・書評

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  • 白髪に赤瞳の容姿で親に捨てられ、まじない師に育てられた主人公。ある日、若き皇帝が店を訪れ自身にかけられた呪詛と後宮で次々と起こる怪異事件の解決を依頼する。偽の妃として後宮入りすることに。珠華と白焰の掛け合いが胸キュンだったし、まじない師としての技で後宮の陰湿な嫌がらせを回避する姿は宮廷物語として珍しくて読んでいて楽しかった。

  • わたしの幸せな結婚の作者の中華後宮呪術もの。

    自分に何かコンプレックスのあるヒロインと、そのコンプレックスを愛する男、という図式は同じなので、わた婚のここに刺さる人はこれも刺さりそう。

    ミステリーのように、自分で犯人が導き出せるほどのヒントは作中あまりなく、サスペンスのように翻弄されながら読むタイプの話のよう。
    私は経験則からメタ的な視点で黒幕を予想していましたが、多分正しい予測方法ではないです。
    コナンで、ゲストキャラの中で有名声優が担当してるキャラを犯人だとメタ推理するようなものです。

    個人的になかなか読書をする気分になれなかったところだったので、久しぶりに楽しく読書が出来てよかった。
    続刊があるようなので、機会があったら購入して読みたいと思います。

  • 中華ファンタジーは初読み。わた婚の作者が書いたまじない師と皇帝の宮廷ロマン話。設定や人名は少々難しいがサクサク読める。怪異事件とドロドロ恋愛モノが読みたい人に。

  • わたしの幸せな結婚 から好きになった
    顎木あくみさんの著書。

    まじない師の珠華と皇帝の白焔。

    2人の様々な境遇や運命、
    2人の立場の違いを忘れているような会話、
    まじないと圧倒的な力で怪異を解決していく、
    次第にお互いのことが気になり始める、、、。

    全てが私にはどストライクで、
    これからの2人の関係性がどう変化するのか
    2人が望むようにすんなり事が運ぶのかなど
    これからの展開が気になって仕方ない。

  • わたしの幸せな結婚が好きで、こちらの作品も読んでみた。
    「わたしの~」とは違って、異種ではあるけれど強い主人公と人あたりの良さそうな肯皇帝。
    ポプラ文庫だからか、文も難しくなくスラスラと読めた。中華ファンタジーで漢字の読みに慣れなかったけれど。
    深く考えず軽い気持ちで読んでいけるので、いいかな。ひとまず、2人がいい感じになるまで読んでいこうと思う。

  • 犯人はすぐに分かったけど、主人公のその後が気になって読み進めた。
    燭台はなんの意味があったんだろう?
    主人公墨かけられて可哀想

  • 面白かったです。犯人と皇帝の兄貴分の関係が好きでそのままくっついてくれたらどんなに良かったことかと思いました

  • 中華宮廷風ファンタジー

    文武両道に秀でた超イケメン皇帝と、市井の凄腕まじない師の恋物語

    ポンポンと弾む会話が面白く楽しい
    呪い術も凝っていて良いなぁと思いました

    ふたりの絆がどう深まってゆくのか…恋の行方が気になります

  • これで終わっても良いし、続きそうでもある。幸せな結婚の1巻より設定とか練ってきたなぁ、という感じ。文章の描写もよくなってる。まぁ犯人は予想通りといえば予想通りだったけど。
    個人的には桃醂の犯行を薄々気づいていた明薔が珠華を後宮から逃しすため手を尽くしていた、というパターンが好みだったりするけれど。しかし、残念ながら後宮の烏二番煎じという印象が拭えない…何故同じ中華風後宮まじないファンタジーにしてしまったんだ…せめて…髪の色は変えて!!

  • 後宮で怪異が起こり呪詛されている皇帝が街の呪師に事件解明を依頼
    よくある設定だけれど、楽しくサクッと読み終えました
    皇帝と呪師2人の関係が最後までハッキリしない所が良かった

    コレがアッサリくっついちゃうと、本当に何処にでもあるお話になってしまうので……

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著者プロフィール

長野県在住。小説投稿サイトにて作品を発表し、2019年、『わたしの幸せな結婚』で作家デビュー。

顎木あくみの作品

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