宮廷のまじない師: 白妃、後宮の闇夜に舞う (ポプラ文庫ピュアフル あ 14-1)

著者 :
  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591166697

作品紹介・あらすじ

呪いを解くために、偽りの妃として後宮へ――。
『わたしの幸せな結婚』著者がおくる、切なくも愛おしい宮廷怪異譚。


白髪に赤い瞳の容姿から鬼子と言われ、親に捨てられた過去を持つ李珠華は、まじない師・燕雲に拾われ、街のまじない屋で見習いとして働いている。

ある日、今をときめく皇帝・劉白焔がおしのびで店にやってきた。 珠華の腕を見込んだ白焔は、後宮で起こっている怪異事件の解決と自身にかけられた呪いを解くこと、そのために後宮に入ってほしいと彼女に依頼する。

最高の待遇と報酬を約束された珠華は、偽の妃として後宮入りを果たす。
さっそく式神のサンとロウを使い調査にかかるが、他の妃たちの嫉妬と嫌悪の視線が珠華に突き刺さり……。


まじない師が愛憎渦巻く後宮の闇に迫る、中華ファンタジー!

感想・レビュー・書評

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  • 白髪に赤瞳の容姿で親に捨てられ、まじない師に育てられた主人公。ある日、若き皇帝が店を訪れ自身にかけられた呪詛と後宮で次々と起こる怪異事件の解決を依頼する。偽の妃として後宮入りすることに。珠華と白焰の掛け合いが胸キュンだったし、まじない師としての技で後宮の陰湿な嫌がらせを回避する姿は宮廷物語として珍しくて読んでいて楽しかった。

  • 実力があり、育ての親も元宮廷のまじない師。でも、白髪に赤目の容姿を鬼子と周りに蔑まれながら育ったため、自己肯定感低い主人公。一般人。
    女人に触るとじんましんが出る呪いを受けた皇帝に頼まれ、偽の妃として後宮の妖怪絡みの謎解きと、皇帝のじんましん解呪(要、1ヶ月)を行うが他の妃(触れないから形式的な婚姻)の嫉妬絡みの妨害、少しずつ深まっていく身分違いの恋を楽しみました。続く感じで一応すっきり終わってます。

  • 疫病騒ぎのおこもり読書。
    続編ありきですねー。
    後宮がもう少し豪華でもいいのにー。

  • 中華宮廷風ファンタジー

    文武両道に秀でた超イケメン皇帝と、市井の凄腕まじない師の恋物語

    ポンポンと弾む会話が面白く楽しい
    呪い術も凝っていて良いなぁと思いました

    ふたりの絆がどう深まってゆくのか…恋の行方が気になります

  •  アルビノの容姿で親に捨てられ、街のまじない師に育てられた珠華。ある日呪いを解く方法を探しに来た皇帝の目に留まり、後宮へ入る事になり…

     呪いもそうだけど、後宮の女達の足の引っ張り合いがえげつない。アルビノの容姿だけど、珠華を個人として見てくれる皇帝の白焔との信頼関係も少しずつ近づいてきてるのが良いです!シリーズ化しそうなので、楽しみです。

  • 顎木あくみさんの中華ファンタジーが、まさか読めるとは…!
    なろうの頃から追っかけてるから感無量。

    設定は、なんか似てるの見たようなという気がしなくもないけど、そこは近年本が沢山出てるから仕方無い。
    でも、やっぱり白焔の設定が美味しい(笑)
    こういう設定大好物!
    あと、珠華の外見の設定もね。

    なんとなくだけど、何徳妃怪しいなぁと思ってら当たってた。
    というか、珠華がしっかり警戒してたことが少し以外だった。
    結構気が緩んでる感じだったから、少し心配してたけど流石まじない師。

    墨徳は本当に納得しているのかな…。
    白焔と過去に多分色々すったもんだしてるんだろうなこれ。

    子軌の正体が気になる。
    指環の件が、怪しすぎた。
    絶対なんかあるよな。
    生まれ変わりとか、将本人…?仙人的な?

    伏線も張られてるし、続くよねこれ?

  • 徐々に関係性が変わっていくふたりと共に、事件の真相も明かされてきて、すっと最後に腑に落ちどころがあった作品。

  • わたしの幸せな結婚の作者の中華後宮呪術もの。

    自分に何かコンプレックスのあるヒロインと、そのコンプレックスを愛する男、という図式は同じなので、わた婚のここに刺さる人はこれも刺さりそう。

    ミステリーのように、自分で犯人が導き出せるほどのヒントは作中あまりなく、サスペンスのように翻弄されながら読むタイプの話のよう。
    私は経験則からメタ的な視点で黒幕を予想していましたが、多分正しい予測方法ではないです。
    コナンで、ゲストキャラの中で有名声優が担当してるキャラを犯人だとメタ推理するようなものです。

    個人的になかなか読書をする気分になれなかったところだったので、久しぶりに楽しく読書が出来てよかった。
    続刊があるようなので、機会があったら購入して読みたいと思います。

  • 中華ファンタジーは初読み。わた婚の作者が書いたまじない師と皇帝の宮廷ロマン話。設定や人名は少々難しいがサクサク読める。怪異事件とドロドロ恋愛モノが読みたい人に。

  • わたしの幸せな結婚 から好きになった
    顎木あくみさんの著書。

    まじない師の珠華と皇帝の白焔。

    2人の様々な境遇や運命、
    2人の立場の違いを忘れているような会話、
    まじないと圧倒的な力で怪異を解決していく、
    次第にお互いのことが気になり始める、、、。

    全てが私にはどストライクで、
    これからの2人の関係性がどう変化するのか
    2人が望むようにすんなり事が運ぶのかなど
    これからの展開が気になって仕方ない。

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著者プロフィール

長野県在住。小説投稿サイトにて作品を発表し、2019年、『わたしの幸せな結婚』で作家デビュー。

顎木あくみの作品

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