お探し物は図書室まで

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 1144
レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591167984

作品紹介・あらすじ

お探し物は、本ですか? 仕事ですか? 人生ですか?
人生に悩む人々が、ふとしたきっかけで訪れた小さな図書室。
彼らの背中を、不愛想だけど聞き上手な司書さんが、思いもよらない本のセレクトと可愛い付録で、後押しします。

仕事や人生に行き詰まりを感じている5人が訪れた、町の小さな図書室。「本を探している」と申し出ると「レファレンスは司書さんにどうぞ」と案内してくれます。

狭いレファレンスカウンターの中に体を埋めこみ、ちまちまと毛糸に針を刺して何かを作っている司書さん。本の相談をすると司書さんはレファレンスを始めます。不愛想なのにどうしてだか聞き上手で、相談者は誰にも言えなかった本音や願望を司書さんに話してしまいます。
話を聞いた司書さんは、一風変わった選書をしてくれます。図鑑、絵本、詩集......。

そして選書が終わると、カウンターの下にたくさんある引き出しの中から、小さな毛糸玉のようなものをひとつだけ取り出します。本のリストを印刷した紙と一緒に渡されたのは、羊毛フェルト。「これはなんですか」と相談者が訊ねると、司書さんはぶっきらぼうに答えます。 「本の付録」と――。

自分が本当に「探している物」に気がつき、
明日への活力が満ちていくハートウォーミング小説。

感想・レビュー・書評

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  • 新刊『お探し物は図書室まで』11/9発売です|青山美智子|note
    https://note.com/michicoming/n/nd94be1c61d16

    お探し物は図書室まで 青山 美智子(著/文) - ポプラ社 | 版元ドットコム
    https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784591167984

  • コミュニティハウス図書室を舞台とした連作短篇集。図書室にいるのぞみちゃんの笑顔の眩しさが文章から伝わってくるけど、図書室の主ともいえる小町さんがとても素敵。

    お探しの本だけではなく、尋ねた人の抱えている悩みにまで問いかける本と付録を渡してくれる。
    でも、小町さんは、自分ではなく、受け取った利用者が自ら自分に必要な言葉や文章、付録を、紐付けて、その人だけが何かを得るという。

    私もこの本から、沢山の心に響く言葉をもらった。
    そこから、何か動き出せるだろうか。
    自分を変えていくことができるだろうか。

    そして、あらゆるところで、登場人物たちがつながっていき、図書室を舞台にしただけの連作短篇集ではないんだなと思った。

    とても心あたたまる小説でした。

  • 何回も読みたくなる小説だなと思いました
    自分自信が今悩んでる最中だったので投影して読んでこう考えるのもありだなと気持ちが前向きになりました。
    優しい言葉遣いなのも( '-' )b

  • この著者の作品は、何冊か読んだが、表現力が豊かで、内容も、ほのぼのとするものばかり。
    今回も良かった!
    好きな作家の一人。

  • 「木曜日にはココアを」の作家さんの新作と知り読んでみました。
    もうね、こういう作品大好きです!
    読むとあったかくなるような、人と人との繋がりを大切にしようと思わせてくれるような、日々の生活をきちんと整えようと思うような、そんな本。
    しかも今回の舞台は図書室で、本好きにはたまらないですよね。

    年齢も立場も異なる5人の方々が登場しますが、特に元雑誌編集者で一児の母である女性を描いた章が好きでした。出産を経て職場に復帰したものの誇りを持って働いていた元の部署には戻れず、育児と自分のキャリアについて悩む姿はとてもリアルで、私自身はまだ子供はおりませんがついつい将来の自分と重ねてしまいました。
    そんな彼女が、過去に仕事を一緒にした方たちに背中を押されて一歩を踏み出す姿にはエールを送りたくなりました!
    そして、そんな一歩に寄り添う素敵な本は、なんと実在するもの。この本も読みたくなっちゃいますね〜!

    5つの章は緩やかに繋がっていて、人と人との縁を感じ、最後にはほっこりとすること間違いなしです!

  • 青山美智子さんは3冊目です。この方の本は優しいです。心がほっこりします。
    連作短編5話。様々な年代の人生に悩みを抱えた登場人物たちが町の小さな図書室に導かれるように訪れます。そこで、大きな身体の司書さんに本を探してもらいます。
    一見不愛想に見えるけど、つい本音を話してしまう不思議な雰囲気をまとった司書さん。本の付録として羊毛フェルトをプレゼントしてくれます。
    悩みは身近に感じることばかりです。結果、それぞれの力で本や羊毛フェルトから意味を探し出し、一歩を踏み出します。
    できない、どうしようもない、仕方ない、、、そういった言い訳をしがちだけど、新たな視点を持つことで前に進むことができる登場人物たち。自分も頑張ろうと思えます。
    押し付けがましさがなく、そっと背中を押してくれるような本です。

  • 至福の時間だった、青山さんの本が好きだ。
    私も図書館通いなので、私が読むべき本を選んでほしい。
    小町さゆりさんが素敵。マツコ・デラックスに脳内変換されてしまったけど。旦那さまとのお話をいつか聞けたらいいなあ。 
    いつも思う、この町な住みたい、この方達に出会えたらいいのにと。

  • 悩める人々が立ち寄った小さな図書室。
    不愛想だけど聞き上手な司書さんが、思いも
    よらない選書と可愛い付録で人生を後押し
    してくれて…。明日への活力が満ちてくる、
    書き下ろしハートウォーミング小説。

  • めちゃめちゃ面白い。
    帯にも買いてあったけど、仕事に悩んでる人や日々をもやもやと過ごす人におすすめ。
    図書館の司書がおすすめの本を紹介してくれて一歩踏み出す勇気をあたえてくれる。

  • 一章読むごとに読んで良かったと思えました。
    まだまだ、続きが読みたくなります。
    仕事で悩んでいる私にはドンピシャな物語でした。
    今を思いなおすいいきっかけになると思います。

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