ルラルさんのつりざお (いとうひろしの本 19)

  • ポプラ社
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本棚登録 : 289
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591168332

作品紹介・あらすじ

ルラルさんは、おじいさんからもらったつりざおを使ったことがありません。なぜなら、いっしょにつりにいこうと約束したのに、おじいさんさんは病気で入院したまま亡くなってしまったからです。
ある日、ルラルさんがそのつりざおを庭でふっていると、仲間の動物たちが集まってきて、魚がよくつれる湖に案内してくれました。
仲間たちは次々に魚をつりあげますが、ルラルさんは釣れませんる。ルラルさんがあきらめかけたとき、びっくりするほど大きな魚がかかりました。みんなで力を合わせて釣りあげようとしますが……。
★『ルラルさんのにわ』(1990年)から30年。親から子へと読み継がれる「ルラルさんのえほんシリーズ」9作目。
祖父からおくられた「つりざお」へ寄せるルラルさんの思い、釣りにいく約束を果たせないまま亡くなった祖父との思い出があたたかく伝わってくる、感動の1冊! 子どもから大人まで、すべての人の心に響く絵本。

感想・レビュー・書評

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  • ルラルさんが一人暮らしになる前に、大切な人との永別を重ねてきたのかな、と思わせる「つりざお」のエピソードです。例のごとく仲間たちと大騒ぎの釣りになってしまいますが、亡きお祖父さんは、孫のルラルさんが釣竿を使わずしんみりしているよりも、絶対喜んでいますよね!

  • ルラルさんの最新作。おじいちゃんの遺した釣竿をおじいちゃんと使おうと思っていたから、ずっと使えずにいたルラルさん。そんなことも知らない仲良しの動物たちに促され、釣りをすることに。
    ルラルさんシリーズは、望遠鏡のやつ、好きだなー。

  • おじいちゃんとおばあちゃんといった、つりするところ、またいきたい。だってそこでたべるおさかなが、すごくおいしいから。

  • ルラルさんのことなので、地球を釣ると思いきや......。

  • 大物釣ったと思ったら逃してしまう気持ち
    息子もよくわかるようです
    釣り好き息子

  • ルラルさんシリーズは、可愛らしくて読みやすい‼️大切な人を亡くすということ。遺されたものの気持ち…。切なくもほのぼのする。

  • ルラルさんシリーズ最新作。
    ルラルさんがおじいさんと一緒じゃないとつりに行きたくなくて庭でつりざおを振る気持ち、また魚を逃したことでまだおじいさんとのつりを楽しめると思った理由、答えが書いていないので子どもたちが想像する余地があって良いなあと思った。

  • おじいさんらからもらったつりざお。
    でも一緒に釣りに行く前におじいさんは病気で死んでしまう。
    釣りに行かずにいつも、庭でおじいさんと釣りに行っていたら…を想像していた。
    動物たちに見つかって実際に釣りに行くことに。
    主が釣れるけれど、糸が切れて逃げられてしまう。
    次があるとはげます動物たちだけれど、ルラルさんはもうしばらくおじいさんとの釣りを楽しめると思うのだった。

    ちょっとしんみり。

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著者プロフィール

いとうひろし(伊東寛)
1957年、東京に生まれる。早稲田大学教育学部卒業。大学在学中より創作を始め、絵本『みんながおしゃべりはじめるぞ』(童心社)でデビュー。
『シポックさいごのえもの』は、デビューより前に作成した作品である。
主な作品に『ルラルさんのにわ』(絵本にっぽん賞)、『くもくん』(日本絵本賞読者賞)『バンバンバンバンバンソウコウ』(以上ポプラ社)、『おさるのまいにち』『おさるはおさる』(ともに路傍の石幼少年文学賞)、『おさるになるひ』(産経児童出版文化賞、IBBYオナーリスト選出)、『だいじょうぶだいじょうぶ』(講談社出版文化賞受賞)『おさるのもり』(野間児童文芸賞)(以上講談社)、『マンホールからこんにちは』(児童文芸新人賞受賞)『ごきげんなすてご』(以上徳間書店)、『かせいじんのおねがい』(童心社)他多数がある。

「2023年 『シポックさいごのえもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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