百貨の魔法 (ポプラ文庫 む 3-1)

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 243
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (452ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591170052

作品紹介・あらすじ

時代の波に抗しきれず、「閉店が近いのでは?」と噂が飛び交う星野百貨店。エレベーターガール、新人コンシェルジュ、宝飾品売り場のフロアマネージャー、テナントのスタッフ、創業者の一族らが、それぞれの立場で街の人びとに愛されてきたデパートを守ろうと、今日も売り場に立ちつづける――。百貨店で働く人たちと館内に住むと噂される猫が織りなす、魔法のような物語! 2018年本屋大賞ノミネート作品。

感想・レビュー・書評

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  • 接客業に携わるものとして、読んでおこう…と思って手にとった本。

    夢を実現させる場所として、キラキラした…けれど土台がある素晴らしい百貨店が描かれていたところはとても良かったし、読後感も良かった。何度か泣きそうになったし。

    たぶん、現実の百貨店もここまで美しく?ないにしても同じ感じはあり、それが実は斜陽の原因かなとも感じた。

    商売って、もっと泥臭いものだっていうことを日々感じているので。

    でも、金目銀目の白猫に会ってみたい。
    何を願おうか…

  • ほんわりしました。
    星野百貨店、行ってみたい。
    みんなに愛されている場所っていいな。
    みんなが見守ってくれる場所っていいな。

  • 風早の町の話はいつも優しい。丁度この話の百貨店に行く時のように、少しだけ自分を飾って品よくお店にふさわしいようにと背伸びする様な緊張している様な誇らしい様な綺麗な優しさがある。現実には暗澹たる出来事が続いていても、風早の町の物語には綺麗な希望があり、優しい人達がいる。いつでも行ける、素敵な町だ。

  • かつて、あるテレビ番組の最後に決まって表示される、とても印象的な言葉があった。”Miracles do exist"。そして、その番組の一つのコーナーを成す、感動のエピソードが特に好きで、どれほどベタでも、いかにも作り話っぽくても、ただ単純に心振るわされていた。本作を読みながら、そんな感慨を新たに抱いた次第。『桜風堂』と世界を一にする物語ということで手に取った本書だけど、同作同様、ちょっとあざといくらいに盛り込まれる優しい物語に、純粋に酔わされました。件のテレビ番組にしてもそうなんだけど、思い切り感動させにきている作品に対して、単純に感動できる感性で良かったな、と。負け惜しみってわけじゃないけど、そんなことを考えながら、満たされた気持ちで読了したのでした。

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著者プロフィール

1963年長崎県生まれ。「ちいさいえりちゃん」で毎日童話新人賞最優秀賞、椋鳩十児童文学賞を受賞。著書に『桜風堂ものがたり』『星をつなぐ手』(共にPHP研究所)『百貨の魔法』「コンビニたそがれ堂」シリーズ(共にポプラ社)『心にいつも猫をかかえて』(エクスナレッジ)『魔女たちは眠りを守る』(KADOKAWA)『花咲家の人々』(徳間文庫)など多数。

「2021年 『愛蔵版 新シェーラ姫の冒険(全2巻)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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