コンビニたそがれ堂異聞 千夜一夜 (ポプラ文庫ピュアフル む 1-20)

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 93
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591170489

作品紹介・あらすじ

風早の街の駅前商店街のはずれ、古い路地の鳥居が並んでいるあたりに、「たそがれ堂」という不思議なコンビニがあるという。神様が街の人たちの暮らしを見守るために、こっそり開いている店だというのだが、ならば教えて欲しい。どうすればこの街を守れるのか。街の守護神を祭る風早神社の娘、沙也加は願わずにいられなかった。この街にふたたび賑やかな灯がともり、穏やかな暮らしが戻りますように――。今を生きる人に温かな癒しを贈る人気シリーズ、特別編。

もくじ

海の記憶
星へ飛ぶ翼
猫たちは光を灯す

あとがき

感想・レビュー・書評

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  • ずびずびに泣きながら読んだ。
    この本を、
    未知のウィルスを、2020年を、
    笑って振り返るときがきますように。

  • タイトルに「異聞」とつく通り、いつものコンビニたそがれ堂シリーズとは、ほんの少し違い、今作では、3話とも、風早三郎を祀る神社の娘さんが語り手です。

    一番心に残ったのは、冬のエピソードです。
    主人公の沙也加は、病弱だった母を早くに亡くしたり、年の離れた幼い弟の面倒を見たりで、年齢よりも大人っぽく思えるけれど、でも、本当は、まだまだ成長中の高校生で。
    彼女が、幼いときに欲しいと言えなかったクリスマスプレゼントをやっと望んで手に入れられたのが、本当に少し大人に近づいた時なのかもしれないです。

    2020年、コロナ禍のもとでの春・夏・冬の出来事なので、読んでいて、去年の不安感や閉塞感を思い出しました。
    こんなご時世なので、尚更、人を思うやさしい気持ちを忘れたくないですよねぇ。

  • 表紙にアマビエ様♪
    栞は切るなんてできないのでそのまま大事にしておく。
    コンビニたそがれ堂のある風早の町の神社。
    そこの姉弟が今回の主役。
    このシリーズで長編は珍しい。
    そして、過去にたそがれ堂にたどりつけなかったりして魔法を信じなくなってしまった姉の沙也加。
    自分は信じないのに、それを信じる幼い弟を思う気持ちが優しくて切なかった。
    お姉ちゃんも、信じていられたらどんなによかっただろうか、と。
    だから、姉弟がそこにたどりついて本当に嬉しかった。
    弟透也の前世が「今」の世界を救いますように、、、
    それにしても、たそがれ堂に何度も行けるなんて羨ましいぞ。

  • 海の記憶/星へ飛ぶ翼/猫たちは光を灯す

    おや?「たそがれ堂」にたどり着くのは一回限りかと思っていたのに気が付いた。
    それとも、さやちゃんの心とたそがれ堂が引き合ったのだろうか。猫にあるまじき名だと思った2匹の住まいがわかってあらピッタリと納得した。
    見たことや感じたことの無いものに想いを寄せることができる美しい時間でした。

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著者プロフィール

1963年長崎県生まれ。「ちいさいえりちゃん」で毎日童話新人賞最優秀賞、椋鳩十児童文学賞を受賞。著書に『桜風堂ものがたり』『星をつなぐ手』(共にPHP研究所)『百貨の魔法』「コンビニたそがれ堂」シリーズ(共にポプラ社)『心にいつも猫をかかえて』(エクスナレッジ)『魔女たちは眠りを守る』(KADOKAWA)『花咲家の人々』(徳間文庫)など多数。

「2021年 『愛蔵版 新シェーラ姫の冒険(全2巻)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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