縁結びカツサンド (ポプラ文庫 ふ 9-1)

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 418
感想 : 22
  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591174715

作品紹介・あらすじ

<story>
駒込うらら商店街に佇む、昔ながらのパン屋さん「ベーカリー・コテン」。
あんぱん、クリームパン、チョココロネ。気取っていない顔が並んでいて、見ているだけでほっとするような、そんなお店。
一家で経営してきたコテンの未来を背負うのは、悩める三代目・和久。
商店街が寂れる中で、コテンを継ぐべきか。「自分なりのパン」を見つけないといけないのではないか。創業者のじいちゃんが亡くなって、店名の「コテン」の由来もわからない。
日々迷いながらパン生地をこねる和久のもとには、愉快なお客たちがやってくる。
ヒョウ柄のコートを着込む占い師に、就活に落ち続ける学生、肉バカの肉屋の息子。
人の悩みに寄り添うパンを焼こうと奮闘する和久が、やがて見つけた答えとは――
しぼんだ心を幸せでふっくらさせる、とびきりあったかな“縁”の物語。


<プロフィール>
冬森灯(ふゆもり・とも)
第1回おいしい文学賞にて最終候補。『縁結びカツサンド』にてデビュー。著作に『うしろむき夕食店』など。

感想・レビュー・書評

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  • 文庫本にプラスされた短編を読了。
    プロローグであり、エピローグ、お手紙形式でよかった。

  • 書店で買おうか悩んで、ポップに惹かれて購入。
    うらら商店街に佇む、昔ながらのパン屋さん「ベーカリー・コテン」が舞台というかキーになってお話が進められた。最初は物足りないかと思っていたけれど、悩める三代目がだんだんと頼もしくなり、いい商店街の絆が見れた気がした。

  • 心温まる、色んな縁を結ぶパンを試行錯誤しながら作っていく。そんなお話でした。
    パン屋の名前の"コテン"の由来は、結局わかったようなわからなかったような、少しモヤっとしたところはありますが、その人その人の思う"コテン"なのでしょう。個性豊かな登場人物たちが、3代目の作るパンによって結ばれる縁は、あらすじの通りあったかなものでした。美味しい本、心温まる本を読みたい人におすすめです。

  • ☆4

    昔ながらのパン屋さん「ベーカリー・コテン」が舞台となる物語。
    そこで出会う人たちの《縁》が繋がって続いていく素敵な作品でした❁⃘*.゚

  • 商店街のパン屋さん「コテン」のお話。

    最近の商店街設定は、大体潰れる危険とセット。
    3代目の若主人も、自分のパンより父親の作るパンが買われていくことに悩み中。

    序盤に「サンドイッチご法度」令が敷かれるのに、タイトルが「縁結びカツサンド」で、一体どう展開してサンドイッチに至るのか、が気になった。

  • 素敵な心温まる本。
    回り回って自分に返ってくるか。
    "縁"を大事にしたいな。

  • 縁結びカツサンドのお話が
    いちばん好きでした。

  • 商店街のパン屋さんのお話。

    縁がつながっていくストーリー。
    個人的には、すごく引き込まれていく
    ストーリーではなかったけれど
    心温まるお話でした。

    何か悩みを抱えている時こそ
    縁を大事にしていたら
    変われるチャンスに
    つながっていくような。。

    お気に入りの行きつけの
    パン屋さんが欲しくなる^ ^

  • 昔ながらのパン屋さん、ベーカリーコテン。そこの迷える3代目とお店を訪れる客たちのお話。
    迷ったとき、来店した客にパンが、パンが結んだ縁が力をくれる。

  • 「もうひとつの縁結びカツサンド」が良かった。
    美味しいカツサンドが食べたくなった。

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