縁結びカツサンド (ポプラ文庫 ふ 9-1)

著者 :
  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591174715

作品紹介・あらすじ

<story>
駒込うらら商店街に佇む、昔ながらのパン屋さん「ベーカリー・コテン」。
あんぱん、クリームパン、チョココロネ。気取っていない顔が並んでいて、見ているだけでほっとするような、そんなお店。
一家で経営してきたコテンの未来を背負うのは、悩める三代目・和久。
商店街が寂れる中で、コテンを継ぐべきか。「自分なりのパン」を見つけないといけないのではないか。創業者のじいちゃんが亡くなって、店名の「コテン」の由来もわからない。
日々迷いながらパン生地をこねる和久のもとには、愉快なお客たちがやってくる。
ヒョウ柄のコートを着込む占い師に、就活に落ち続ける学生、肉バカの肉屋の息子。
人の悩みに寄り添うパンを焼こうと奮闘する和久が、やがて見つけた答えとは――
しぼんだ心を幸せでふっくらさせる、とびきりあったかな“縁”の物語。


<プロフィール>
冬森灯(ふゆもり・とも)
第1回おいしい文学賞にて最終候補。『縁結びカツサンド』にてデビュー。著作に『うしろむき夕食店』など。

感想・レビュー・書評

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  • 駒込うらら商店街にある「ベーカリー・コテン」は、家族経営でつないできた昔ながらのパン屋さん。
    結婚や就職など、人生の節目にとまどう人たちが「コテン」を訪れ、パンを通じて三代目の店主音羽和久と、常連客となった人たちとの縁が深まっていく。
    和久が店を継ぐこと、自分のパンを見出すことに迷いながら、前に向かって進んでいく物語。

    創業者である和久のじいちゃんの残した言葉が、とても素敵でした。
    ノーと言えないのは、弱さじゃなくて強さだ。
    断ることは、可能性を断ち切ることになる。だなんて、断るのが苦手な私にとって、とても嬉しく励みになる言葉です。

    巻末に載せられていた短編「もうひとつの縁結びカツサンド」は、書簡体で、とても初々しく微笑ましい作品でした。

  • 東京駒込の商店街にあるパン屋『コテン』の話。おじいさんが店を始めて、今は孫である三代目が奮闘中。ドーナツ、カレーパン、コルネ、カツサンド、それぞれにまつわる人情話が連作短編の形で収録。すらすら読めるが、この手の話も多くなったから、新鮮味にかけインパクト不足かな。

  • 書店で買おうか悩んで、ポップに惹かれて購入。
    うらら商店街に佇む、昔ながらのパン屋さん「ベーカリー・コテン」が舞台というかキーになってお話が進められた。最初は物足りないかと思っていたけれど、悩める三代目がだんだんと頼もしくなり、いい商店街の絆が見れた気がした。

  • 文庫本にプラスされた短編を読了。
    プロローグであり、エピローグ、お手紙形式でよかった。

  • 心温まる、色んな縁を結ぶパンを試行錯誤しながら作っていく。そんなお話でした。
    パン屋の名前の"コテン"の由来は、結局わかったようなわからなかったような、少しモヤっとしたところはありますが、その人その人の思う"コテン"なのでしょう。個性豊かな登場人物たちが、3代目の作るパンによって結ばれる縁は、あらすじの通りあったかなものでした。美味しい本、心温まる本を読みたい人におすすめです。

  • ☆4

    昔ながらのパン屋さん「ベーカリー・コテン」が舞台となる物語。
    そこで出会う人たちの《縁》が繋がって続いていく素敵な作品でした❁⃘*.゚

  • 第一話の女性がなんか痛々しくって、
    ちょっと読むスピードが遅くなってしまいました。
    辛い時期を乗り越えるからこその、
    乗り越えた喜びなんだろうけど、
    ヘタレなんで、辛い時期が辛すぎて。

  • 商店街のパン屋さん「コテン」のお話。

    最近の商店街設定は、大体潰れる危険とセット。
    3代目の若主人も、自分のパンより父親の作るパンが買われていくことに悩み中。

    序盤に「サンドイッチご法度」令が敷かれるのに、タイトルが「縁結びカツサンド」で、一体どう展開してサンドイッチに至るのか、が気になった。

  • 小さなパン屋を中心に、商店街の息づかいが聞こえてくるほっこりとした時間と余韻。

    寝る前やカフェで読むといいかも。

  •  各話が少しずつ繋がっていくのが楽しい。3話の花ちゃんのお母さんの正体にびっくり、お父さん登場に二度びっくりでした。

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