さみしい夜にはペンを持て (一般書 431)

  • ポプラ社 (2023年7月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (291ページ) / ISBN・EAN: 9784591178546

作品紹介・あらすじ

発売1か月で4万部突破!

糸井重里氏 推薦
「長編詩であり、冒険絵本であり、あらゆる少年少女のハンドブックであり、
文章を書くことがすっかりおもしろくなってしまう魔法の本。
こんな本は、世界中でもはじめてなんじゃないかな」

他者より先に、自分との人間関係を築くための本

『嫌われる勇気』古賀史健が、
はじめて13歳に向けて書き下ろした
「自分を好きになる」書き方の寓話

教育系YouTuber 葉一氏 推薦
「おもしろかったです! 本は一度に読みきれないことが多いのですが
これは一気に読み切ってしまいました!」

山口周 氏
「自分の言葉を持つ」ことで、人ははじめて呪いから自由になれる。
「言葉にならないビジョン」は絶対に実現しませんし、
「言葉にならない問題」が解決することは絶対にありません。
もし、あなたが人生を変えたいと思っているのなら、
まずは「書く=言葉にすること」から始めてみませんか?

ブレイディみかこ氏 推薦
「書くことは苦手だとか、嫌いだとか、言葉なんて面倒くさいし
本当の気持ちは伝えられないとか思っている人。
そんな人たちにこそこの本を読んでほしいと思いました。
あなたは誰よりも書きたくなる人かもしれないから」

内沼晋太郎氏(日記屋月日 店主) 推薦
「この本がきっかけで、日記をつけはじめ、続けることで救われる人が、きっとたくさんいる」


SNSで常時だれかとつながっている時代。
だからこそ、積極的に「ひとり」の時間をつくろう。

うみのなか中学校に通うタコジローは、
学校にも居場所がなく、自分のことが大嫌い。
ある日、不思議なヤドカリおじさんと出会ったタコジローは
その日から、どんどん変わっていく…

・考えるとは「答え」を出そうとすること
・その作文、嘘が混じってない?
・みんなと一緒にいると、自分ではいられなくなる
・考えないのって、そんなに悪いこと?

こんな方におすすめ
□与えられた正解に違和感がある
□自分の考えをうまく言葉にできない
□SNSに疲れてきた
□悩んでいる子どもに何と言葉をかけていいかわからない

みんなの感想まとめ

自分と向き合うことの大切さを、物語を通じて教えてくれる作品です。主人公のタコジローは、ヤドカリのおじさんとの出会いを通じて、日記を書くことの意義を学び、悩みや思いを言葉にすることで自分自身を理解してい...

感想・レビュー・書評

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  • 「可能性のなかに生きているかぎり、ぼくたちはものごとを真剣に考えなくなるんだ」

    「思う」と「考える」はなにが違う?
    「書く」と「話す」はどこが違う?

    その答えが、この本の中にありました。


    悩み多き 中3が、ナゾのおじさんと出会う。
    おじさんは彼に「日記を書いてみないか」という。
    ただ、それはみんなが思う「ふつうの日記」ではなかった…

    とてもやさしく分かりやすく書かれている。会話が多いのでテンポが良く、読者を飽きさせない。そして、イラストがとてもかわいい。

    「さみしい夜」って?そんな夜はペンを持つことで乗り越えられる?

    頭の中に浮かんでは消える、たくさんの「思い」(『コトバミマンの泡』)を、書くことで「考え」にまで高める。

    考えるとは「答えを出そうとする」こと。悩みの解決に向かうこと。答えを出そうとしないまま保留しているのは、何も考えないのと一緒なのだ。

    言葉にすることは「現実にする」ということ。見なくても済んだはずの現実を、直視しなければいけなくなる。だからこそ、大きな意義がある。


    自分と向き合うことの大切さとその方法を、やさしい物語とともに教えてくれる本でした。
    今日から日記を書きたくなる!なによりも自分のために。

  • 「おとなのさみしさ」を知った全ての中高生にプレゼントしたい!
    そして、そんなさみしさをたっぷり知っている大人たちにもぜひ読んでほしい。
    この本では日記を書くことを勧めています。
    「思う」と「考える」は違う。「考える」とは答えを出すこと。
    自分の頭の中のモヤモヤをはっきりさせて答えを導き出すために「書く」。読者は自分。誰の評価も気にすることのない、本当の気持ちを書く。
    「誰にも言えないことは、自分にも言えないこと」というのにはドキリとしたなぁ。自分でも薄々勘づいているけど、見て見ぬふりして無かったことにしていることは……ある。
    無かったことにしても見えないだけで、悩みはそこにある。そういう自分、そういう現実はそこにある。
    それに向き合って、考えて書くことで解決に向かう。
    そして、何より大切なのは読者に分かってもらおうと思って書くこと。読者とは、自分。分かってもらおうとする自分。分かりたいと思う自分。
    自分を一番分かってもらいたい相手は自分自身。自分を一番好きになってもらいたい相手も自分自身。
    中高生にぜひ手に取ってもらいたい良書です。



  • 「友だち関係で悩む中学生のタコジロー」と「日記を書くことをお勧めするヤドカリのおじさん」
    2人の対話形式で物語が進み、読みやすいです。

    話し言葉と書き言葉では、やっぱり書く時の方がよく考えてから言葉を選びますね。
    書く習慣=自分で考える習慣
    いいですね。

    日記は、書く時の気持ちではなくて、今日の「あの時」の気持ちをスローモーションで書くのがいいそうです。
    例えば夜に朝から夜までの行動をズラズラ書くのではなく、なんでもいいけど心が動いた「あの時」の気持ちを1分間の出来事を1時間に引き延ばして書くのがいい。

    日記を書くことをすぐ始めるかというと、うーん悩む。でも、ブクログの感想は頑張って書きたい。本の紹介ではなく、どこに心が動いたか、なぜ動いたかなどにフォーカスして書けたらいいな。
    言語化の苦手な私には難しいんだけど....。

    *****
    どんな文章にも読者が居る だれに読ませることのない日記にも「未来の自分」という読者がある
    *****

    • くにちゃんさん
      ペコさん、フォローありがとうございます♪
      私、日記苦手で最初はやる気マンマン、後からだんだん穴だらけなんですよねー
      レビュー、楽しみにしてま...
      ペコさん、フォローありがとうございます♪
      私、日記苦手で最初はやる気マンマン、後からだんだん穴だらけなんですよねー
      レビュー、楽しみにしてます!
      2026/01/17
    • ペコさん
      くにちゃんさん。こちらこそフォローありがとうございます♪日記穴だらけになっちゃうんですね。でも始められてすごいです。レビュー楽しみにさせてい...
      くにちゃんさん。こちらこそフォローありがとうございます♪日記穴だらけになっちゃうんですね。でも始められてすごいです。レビュー楽しみにさせていただきます(*≧∀≦*)
      2026/01/17
  • 突然ですが、今朝からスマホが故障していて、スマホが使えません。PCからいいね!してみようとしたら2時間前まででタイムラインが切れてしまい、皆さまのレビューにいいね!できませんでした。明日docomoショップに行ってくるのでしばし、お待ちください。<(_ _)>




    この本はひと月ほど前に図書館にリクエストした本ですが、いつの間にかブクログのランキングの1位になっていて期待値が大きくなりすぎました。

    これは、子ども向けの日記を書くことの勧めだと思います。小中学生向けの本だと思います。(もちろん大人だって日記を書いても構わないのですが)本としては星5なのですが、子ども向けなので星4にしました。



    タコジローという海の国に住む海の中中学校に通う少年の日記を書くことになるまでと、十日間日記をつける間の話です。

    タコジローはある日学校で仲間外れになり、ヤドカリのおじさんと公園で出会い、日記を書くことを勧められます。期限は十日間です。

    その中から大事だと思ったことを以下にメモします。



    「思う」と「考える」はなにが違う?
    誰かに話すとすっきりする→頭の中を大掃除するような気持ちよさ

    「思う」と「言う」には距離がある「だれにも言えないこと」はだれに言う?
    相談する相手がいないときは、自分に相談する→書く

    書いて自分と対話する。
    自分との対話がいちばん深まるのは、文章を書くとき。
    不確かだった『ことばにならない思い』はかたちを持った『考え』に変わる。

    『考え』のともなわないおしゃべりはいくらでもありえる。一方『考え』のともなわない文章はありえない。
    考えるのは、なんとかして『答え』を出すため。

    どうして『ことばの暴力』が生まれるのか→面倒くさい
    日記は『その日になにかあったのか』を書くのではなく、『その日になにを思ったのか』や『その日になにを考えたのか』を書いていくもの。

    『ひとりになりたい』のは『みんなと一緒にいる』と自分ではいられなくなるから→『書くこと』によってひとりになる

    自分のために書く日記でも未来の自分という読者がいる。

    ボキャブラリーというのは『使える』ものでないといけない。たとえ一箇所でもいいから、どこかの場面をスローもしょんで描く。そうすれば表現は豊かになる。

    ひとつの文では『ひとつのメッセージ』だけを書く。

    日記を書き始めたとき、かなりの確率で持っている罠。
    ぼくたちはみんな日記に『悩みごと』を書きやすい。
    そして悩み事を詳しく書こうとすると、どうしても自分を苦しめる『あいつ』や『こいつ』の悪口になっていく。
    逆にひたすら自分を責める日記もある→過去形にすれば、気持ちは切り替わる。一人称を三人称に書き換える。

    なにかを継続させようとするとき、ぼくたちの心を支えてくれるのは『成長している実感』。

    • まことさん
      アールグレイさん、こんばんは♪

      コメントありがとうございます。
      今、PCから拝見しています。
      PCはもう、古くなってきたせいか、ス...
      アールグレイさん、こんばんは♪

      コメントありがとうございます。
      今、PCから拝見しています。
      PCはもう、古くなってきたせいか、スピードが遅くいらいらします。
      ページからページへとんだりするのが遅くてしょうがないです。
      明日、dokomoに行ってきます。
      スマホで、ブクログやTwitterが見られないと、不便だし、淋しいです。
      今日は午前中は家事をやって、午後からはパソコンでメールや何かを見ていたら一日終わってしまいました。本を読む時間がなかったです。
      PCだけだと、肩もこるし、疲れます。
      スマホ早く直って欲しいです。
      2023/08/27
    • アールグレイさん
      まことさん★
      docomoに予約はしてありますか?
      予約をしておくとスムーズで待ち時間も少なくていいと思います。
      機種変なんて大変ですものね...
      まことさん★
      docomoに予約はしてありますか?
      予約をしておくとスムーズで待ち時間も少なくていいと思います。
      機種変なんて大変ですものね!
      2023/08/27
    • まことさん
      アールグレイさん♪

      ありがとうございます!
      昨日、今日の11時に予約しておきました。
      でも、たった今、スマホに一応充電して画面をみ...
      アールグレイさん♪

      ありがとうございます!
      昨日、今日の11時に予約しておきました。
      でも、たった今、スマホに一応充電して画面をみたら、元通りに直っていました!嬉しい!よかった!
      10時になったら開店時間なので、docomoに予約キャンセル入れます(^^♪。
      ご心配ありがとうございました!
      2023/08/28
  • 本屋さんでひときわキラキラ輝いてた〜☆*。
    可愛い!!
    外見もめっちゃ好みだけど、パラパラすると中身もめっちゃ可愛い♡♡
    これは!って事で即装丁買い( ´͈ ᵕ `͈ )♡

    ヤングアダルト向けの児童書になるのかな?
    中高生あたりに読んでもらいたいな〜という自己啓発っぽい本だった。
    だけど児童書って、結構大人にも響く事多いんだよな〜。
    この本もそうで、大人な私にも気づきがある内容だった。

    "書く"という事をテーマにした内容。
    私も書く事が苦手だけれど、何か書こうとすればやっぱりめっちゃ考えるし、それによって気づく事もあったりする。
    日記は書いた事ないけど、書き方によっては冷静に自分と向き合うことが出来る最高のツールなのかもと思った。

    自己啓発本は、気づきも多いけど途中からなんか洗脳されてる気がして苦手な事が多い。
    だけどこの作品は小説仕立てで読みやすかった◎

    • mihiroさん
      一休さ〜んᐕ)ノ
      やっぱり潔いですね〜!
      私も日記はさすがに続かないの見え見えなのでやらないけど、違うのだったら結構やっちゃうタイプかも!笑...
      一休さ〜んᐕ)ノ
      やっぱり潔いですね〜!
      私も日記はさすがに続かないの見え見えなのでやらないけど、違うのだったら結構やっちゃうタイプかも!笑笑
      まあ続いたためしがないですね!笑笑
      2025/04/24
    • あいさん
      みひろちゃん♪お邪魔しまする〜

      本当にキラキラしているね、眩しい。
      児童書で自己啓発なんだ。
      みひろちゃん、日記書いたことないんだ...
      みひろちゃん♪お邪魔しまする〜

      本当にキラキラしているね、眩しい。
      児童書で自己啓発なんだ。
      みひろちゃん、日記書いたことないんだ!
      私、めちゃくちゃ書き始めたことある。
      書いたことではなく、書き始めたことというのが、私らしいでしょう(笑)
      愚痴が多いな。
      でも愚痴から気づくこともあるよね。
      私も自己啓発本同じくですヽ(*´∀`)人(´∀`*)ノ
      洗脳されるなら猫ちゃんに洗脳されましょう。
      「猫を処方いたします。4」読んだよ。
      次で終わりかなぁと思うけどどうだろう。
      2025/05/02
    • mihiroさん
      あいちゃ〜ん♡わーいいらっしゃいませ〜(≧∀≦)♡♡

      そうなんだよ⟡.·
      装丁が素敵で思わず吸い寄せられた〜笑
      子供向けの自己啓発書っぽい...
      あいちゃ〜ん♡わーいいらっしゃいませ〜(≧∀≦)♡♡

      そうなんだよ⟡.·
      装丁が素敵で思わず吸い寄せられた〜笑
      子供向けの自己啓発書っぽい内容で、子供に読ませたらいい影響受けそうな感じだったよ♪
      でも私はひねくれた大人だからね〜笑

      日記は交換日記はあるけど、個人的には書いた事ないの〜。
      あんまり字書くの好きじゃないし、もうどうせ続かないって分かってるから笑
      あいちゃんは書き始めた事があるんだね笑笑(≧∀≦)
      私のスケジュール帳と一緒だ〜!
      毎年、今年こそはって買うんだけど1ヶ月くらいしか使われてない笑(*´∀`)人(´∀`*)

      わ、猫を処方いたしますの4巻読み終わったんだね〜!
      そうか、そろそろ終わりが近づいてきた感じなんだね〜(TT)
      私も近いうちに読んで癒されよ〜♡♡
      じゃああいちゃんのpost楽しみにしてるね〜♪

      2025/05/04
  • 少し前に新聞で『さみしい夜のページをめくれ』が紹介されていて、著者は大ヒットした『嫌われる勇気』の古賀史健さん。これまでビジネス書を多く手がけてきた古賀さんが、読書をテーマに児童書を書いたということで興味を持った。前作(本作)があるということだったので、先に読んでみることに。ちなみに、『嫌われる勇気』は積読したまま…

    本作のテーマは、書くことについて。
    中学校に通う主人公のタコジローは、いじめに遭い、自分自身も自分のことが大嫌い。ある日、タコジローは登校中に気分が悪くなり、学校に行けず公園にたどり着く。そこで、不思議なヤドカリのおじさんと出会い、おじさんとの対話を通して変わっていくことに…

    児童書だからといって馬鹿にできない。ヤドカリのおじさんの言葉に感銘を受け、付箋を何枚貼ったことか。大人が読んでも響く言葉がきっとあるはず。自分と向き合い、自分の考えを知り、自分のことをもっと好きになるために…

    これまで日記は何度も挫折しているけど、また書いてみようかなと思えた。

    • べーさん
      図書館が好きなのさん、こんにちは!
      ただいま準備中で〜す。
      区切りが好きなので、新年からゆる〜く日記をつけようと思っています。
      10年日記帳...
      図書館が好きなのさん、こんにちは!
      ただいま準備中で〜す。
      区切りが好きなので、新年からゆる〜く日記をつけようと思っています。
      10年日記帳いいですね♪
      2025/11/11
    • 図書館が好きなのさん
      その気持ち分かります!

      私も新年からにしようかと思いましたが、誕生日も区切りだと思い立って!

      この気持ちが冷めない内にやらねば〜( ̄▽ ̄...
      その気持ち分かります!

      私も新年からにしようかと思いましたが、誕生日も区切りだと思い立って!

      この気持ちが冷めない内にやらねば〜( ̄▽ ̄)
      2025/11/12
    • べーさん
      応援してます♪

      って他人事じゃなくて、
      私も新年から日記書くぞ〜٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
      応援してます♪

      って他人事じゃなくて、
      私も新年から日記書くぞ〜٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
      2025/11/12
  • ◇◆━━━━━━━━━━━━
    1.感想 
    ━━━━━━━━━━━━◆
    ほんと、10代の人に読んでほしい本ですね。
    なにか、この年齢になると、考え方とか、バイアスが邪魔して、素直に話の内容が落ちてこない感じがしました。

    頭の中で考えるだけでなく、書きながら答えを出す方が、容易であるというのは、とても分かりやすかった。まぁ、そうだよね。

    まぁ、そうだよね、という、言葉はたくさんあって、いいな〜とは、感じました。
    ぜひ、若い方たちに読んでほしいです(^^)

    ・考えのともなわないおしゃべりは、いくらでもありえる。一方、考えのともなわない文章はありえない。
    ・考えると思うの違いは、答えを出そうとすることにある。
    ・算数でも難しい問題は、暗算で解くことは難しい。算数じゃない問題を考えるときも、これと同じ。書きながら考えることで問題を解くことが簡単になる。
    ・日記には出来事ではなく、「その日なにを思ったのか」「その日に何を考えたのか」を書く
    ・「ぼくたちにとって最大の謎は自分。日記を書くことで、自分という名のダンジョンを冒険することができる。


    ◇◆━━━━━━━━━━━━
    2.あらすじ 
    ━━━━━━━━━━━━◆
    いじめられっこのタコジローの閉ざされた心を、ヤドカリのおじさんが解放していきます。

    その方法は、書くことを通して、心の内側を見つめていき、心の声を吐き出していくことでした。

    日記を書くという手段によって、自身の心と向き合うことができるように、おじさんがタコジローの成長をサポートしていきます。


    ◇◆━━━━━━━━━━━━
    3.主な登場人物 
    ━━━━━━━━━━━━◆
    タコジロー

    トビオ
    イカリ
    ウツボリ 帰宅部
    アナゴウ 帰宅部

    おじさん

  •  うみのなか中学校に通うタコジローくんは、学校でいじめにあっています。
    ある朝、どうしても学校に行けなくなったタコジローくんは、うみのなか市民公園に行き、ヤドカリのおじさんに出遭います。

     おじさんは、タコジローくんに、いろいろなことを教えてくれます。
    ・「思う」ことと「言う」ことの違い。
    ・「書く」ことと「話す」ことの違い。
    ・実際に書いてみると、出来事を書くことに囚われて、自分で考えたことを書いていないこと。
     そして、自分が、周りのことばかりを気にかけるだけで、本当に考えることをしていないということを。

     いまどきのお子さんは、SNSに囲まれ、コミュニケーションをとることに長けていると言われることがあります。
     他者とのおしゃべりは、有意義なものではありますが、常に誰かへリアクションをすることを求められます。
     そして、人はおしゃべりの中で、ついつい会話で勝つことを考えるようになって、それが嘘や乱暴な物言いにつながり、傷つけあうことが起こる、とヤドカリおじさんは言います。

     そんな中で傷ついてきたヤドカリおじさんは、同じ立場のタコジローくんに、自分の考えを深めていくためには、ひとりの時間が大切であること、自分というダンジョンを冒険することが必要だと言い、日記を書くことをすすめます。
     そして、タコジローくんは日記を書いてヤドカリおじさんに見せることになるのです。

    ・読む人がいることは、書くことのはげみになる。
    ・書き続けて残った日記は、将来の自分へのプレゼントになる。
    と、ヤドカリおじさんは言うのですが、これって、ブクログみたいですね!

     つまり、ブクログは、ダンジョンであり、冒険であり、自分の考えを深める場所なのです。

     がんばれ、タコジローくん!
     がんばれ、わたし!
     

    • 1Q84O1さん
      みのりんさん、こんにちは!
      レビューを読ませて頂いてヤドカリおじさんの言ってることは確かにブクログみたいって思いました
      これからもみのりんさ...
      みのりんさん、こんにちは!
      レビューを読ませて頂いてヤドカリおじさんの言ってることは確かにブクログみたいって思いました
      これからもみのりんさんのレビューを楽しみにしていますね(≧∇≦)
      2024/10/25
    • みのりんさん
      1Q84O1さん、こんにちは。
       コメントありがとうございます。
      ヤドカリおじさんは、いろいろ含蓄のあることを言うんですよ。やはり、人生...
      1Q84O1さん、こんにちは。
       コメントありがとうございます。
      ヤドカリおじさんは、いろいろ含蓄のあることを言うんですよ。やはり、人生を借りぐらしだと思っている人の達観なのでしょうか?
       ありがとうございます。よろしくお願いします。
      2024/10/25
  • 大人が読んでも、たくさんの気付きがありますが、やはり、10代の方に読んでほしい本でした。
    自分自身があまり好きではなく、なんだか持て余していたような、、、そんな10代の自分に手渡してあげたかったなぁ~

    ことばを決めるのが早すぎるから、文章が心から離れていく。
    出来事ではなく考えたことを書く。
    書くことで「言葉にならない思い」はかたちを持った「考え」にかわる。そして考えるのは、なんとかして「答え」を出すため。

    日記を通した自分との対話。始めてみたいなと思いました

  • ──明けない夜はない。
    それは、つらい日々がいつか終わるのを耐えながら待つことではなく、「ひとりぼっちの夜をくぐり抜け、朝を迎えに行く」こと。
    タコジロー少年が、ヤドカリおじさんから教えてもらった、書くことの意味が、物語としてわかりやすくまとめられている。

    これ、10代の頃に出会いたかった本だぁ~。
    話すことも書くことも苦手だと思っていた、あの頃の自分に伝えたい。
    頭がよくないとか、そんなんじゃないんだよ。ちょっとした考え方のコツさえ身につけられたらできちゃうよって。

    ○「書く」ことは「考える」こと。それは、自分と対話すること。そうして、消しゴムを入れて書き直しながら、何度も話し合って「答え」を出していく。

    ○いいことを書かなきゃいけないという思いが「考える」ことを奪う。文章が心から離れていく理由は、ことばを決めるのが早すぎるから。それは、ことばの暴力にもつながる。

    ○日記は、出来事ではなく「考えたこと」を書く。「あのときの自分」の気持ちをスケッチするように書く。「あのときの自分」に質問してみる。そうやって、全体より細部を見つめる。

    ○ことばの色鉛筆をたくさん持つと、書くことがおもしろくなる。ペン先の太さや筆づかいを変える、世界をスローモーションで眺める、日記にお題を設けて答えに向かって書く、などもコツ。

    ○日記を続けると、「もうひとりの自分」が生まれて、だんだんと、そこにいる自分が好きになっていく。そして、秘密の書きものから、秘密の読みものになっていく。

    書くことは自分と向き合うことだとわかっていても、その方法がいまいちわからない、そんなときに、この本は最適だ。
    どれも心にストンと落ちてくる内容だった。
    子どもが悩んでいたら、これらのちょっとしたコツを伝えられたらなと思う。ヤドカリおじさんのようにね。

    • ひろさん
      shukawabestさん♪
      何でもそうですが、継続することって難しいですよねぇ。
      ちょうど昨日、娘が夏休みに絵日記をやりたいというので、私...
      shukawabestさん♪
      何でもそうですが、継続することって難しいですよねぇ。
      ちょうど昨日、娘が夏休みに絵日記をやりたいというので、私が小学生のときの絵日記をみせてあげたら、なんだか懐かしくて、思い出にふけってしまいました。日記の醍醐味ですよね。
      10年日記(日記というより日誌)を始めて8年目ですが、空欄が目立ちます(^_^;)
      この本を読んで、何かを無性に書きたい気持ちになりました♪
      2024/07/16
    • shukawabestさん
      おおすごいですね。絵日記を保管できているというのは。今も未来も、過去も引き続き大切になさってください。
      僕も思い立つことは何度もあるのですが...
      おおすごいですね。絵日記を保管できているというのは。今も未来も、過去も引き続き大切になさってください。
      僕も思い立つことは何度もあるのですが、なかなかいい加減ですわ。
      たとえ空欄が目立っても、10年日記、お続けください。お子さんが見る機会があるかもしれませんし。
      2024/07/17
    • ひろさん
      ありがとうございます♪
      10年日記は、一言二言しか書く欄がないので、返って続きやすいのかもしれません。
      日記を書こうと思い立つshukawa...
      ありがとうございます♪
      10年日記は、一言二言しか書く欄がないので、返って続きやすいのかもしれません。
      日記を書こうと思い立つshukawabestさんが素晴らしいと思います!この本でいうところの"日記"を書けたらいいなぁと思いながらも、今始める決心はなかなかつきません~
      2024/07/17
  • 出版元のポプラ社に行く機会があり、その際編集者さんに紹介して頂いたことがきっかけで読んだ。

    ファンタジーな世界観と、絵本のような展開、装丁やフォントを含め、カラフルな中身。難しさを感じることなく、すっと内容が入ってきた。
    個人的には、(ああこれが、編集者さんがおっしゃっていた装丁の意義か…)と。

    人に勧めたくなるような本。最後の一言はかなり好きだった。

  • 中学へ行きたくなくてサボって公園にいるとおじさんに出会った。
    ぼくは、今の気持ちをおじさんには言えた。
    おじさんは、日記を書くことを勧めてきた。

    どうやって毎日書いていくのか、どうすれば続けられるのか、思い悩むたびにおじさんは的確に伝えてくれる。
    押し付けることなく、時には問いかけてくれるように…。
    すーっと心に入ってくる。

    中学生から読める本だと思う。


  • もうずいぶん長い期間、日記をつけている。
    一行しか書かない日もあれば、2週間くらい空白のときもあるけど、それなりに長い習慣となっている。

    どちらかというと、事実の列挙、愚痴や文句を吐き出す場となり下がってしまっており、本書を読んで自分がいかに日記下手だったかを思い知らされた。

    海の中中学校に通うタコジローはクラスの目立たないグループの一人で、リーダーグループからは、からかいや笑いの対象にされてしまっている。
    あるとき、運動会の選手宣誓を誰がするか決める場面で、普通なら自分なんて出番があるはずもないのに面白半分でリーダーグループから押し付けられるはめになる。
    そんな自分への扱いにうんざりしたタコジローは、翌日学校へ通うバスから降りられず、辿り着いた公園でヤドカリのおじさんに出会い、「日記をつける」という行為にいざなわれる。

    と、ストーリー的には、場は中学校だし、扱われる題材と展開は比較的平板なものでYA向け全開ではあるのだが、そこで語られる日記の意義、日記との向き合い方は極めて的を得ていて、武器としてのペンに磨きを掛けてくれるもの。

    他の人と一緒に居るときに感じる大人のさみしさから自分の心を救ってくれるのが日記。
    思うだけではコトバミマンで、考え、書くことによってその思いが整理される。
    愚痴や悪口は過去形で書くことで、あくまでもその時点の感情として切り離し、客観的なものとして扱える。

    もやもやとした感情に言葉の形を与え、清々しく生きていくために必要なものが日記であることが改めて理解できる良書だった。


    今年になって、中1の娘が急に日記をつけ始めた。
    昨年末に出かけた買い物で、思い立ったように3年日記を購入し、正月から毎日つけているようだ。

    本書はブクログでレビューを拝見した際に図書館に予約を入れ、最近ようやく届いたもの。
    もともとは自分の習慣から興味が湧いたものだったが、その間に娘の上記の行動が入るというミラクルが起きたため速攻で読み、そんな君にオススメの一冊がある、とバトンパスしておいた。

    周囲との軋轢を感じ、ときに孤独を感じる年頃にはなんとも勇気づけられるタイトル。
    是非ともその意義をものにし、続けていって欲しいものだ。

  • 挿し絵が沢山で、漢字も少なめなので、
    対象年齢は低めなのかなと思ったけど、
    内容はしっかりしていて色々と考えさせられました。
    日記を読むために書くというのは自分にはなかった視点でした!
    何回でも読み返したくなる本です。

    ただ何で海の世界をモチーフにしたのかは謎でした。笑
    そのせいで引用する文献が「泳げメロス」や「吾輩はウニである」などに変更されてて内容も分かりづらくなってる気がしました。

  • 話題になっている本だったというのと、私自身、「書くこと」が好きなのか好きじゃないのか、いまいちはっきりしないんですけど、「書きたい」気持ちがあるのは確かなので、読むべきなんじゃないかと思って、図書館で予約しました。結構待ちました。やはり人気なのですね。

    まず装丁が素敵です。よく見るとカラフルなのに、青一色と思ってしまうほど、青が素敵な装丁でした。

    本書は、学校でもうちでもあまりうまくいっていない中学生のタコジローくんが、ヤドカリのおじさんに日記を書くことを勧められることが軸となって進んでいくタコジローくんの物語です。日記なんて書けない、書くことがない、続けられるはずがない、というタコジローくんにヤドカリのおじさんは丁寧に、日記を書くことの意義を教えてくれます。

    本書は中学生でも読めるような易しい言葉で書かれていますが、ヤドカリのおじさんがタコジローくんに伝えようとしてくれることには、こんな歳の大人でもはっとすることがたくさんありました。
    たとえば、書くことはめんどくさいと思っている人は実は考えることをめんどくさがっている、ということ。確かに、と思いました。忙しさにかまけて、「考える」ことを放棄してるんじゃないかと思うと、ちょっと怖くなりました。
    「書くこと」は「考えること」であって、「考えること」が「思うこと」とどう違うのかというと、「考えること」は答えを出そうとすること。答えは見つかるものではなく、出すものだからこそ、算数の問題を考えるように、筆算するように文章を書く、というアドバイスはとてもわかりやすかったです。自分の考え・答えを持たない危険性は大人でも子どもでも意識すべきことだし、何でもすぐに正解や正解のようなものが手に入る時代だからこそ、もっともっと意識したいと思いました。
    日々の生活に流されずに、SNSに流されずに、他人の答えもどきを鵜呑みにしないように、自分を知る。そのために、日記にその日何を思ったかを考えて書く。日記を書くことをヤドカリのおじさんは、自分のダンジョンを冒険することとたとえていました。

    書くときのポイントとして、「今の気持ちを書かない」や、つらつらと出来事を書き並べるのではなく、ひとつのことに注目してそこを深堀りして書く、というようなことが、私のこの説明なんかよりもっともっとわかりやすく説明してありました。
    その中でもほぅ、と思ったのが大きくふたつありました。
    ひとつは、自分の思いやその日の出来事と向き合おうとするとどうしても愚痴や悪口がでてきてしまうものだけれど、それを書くときは「○○○、と思った」などというふうに過去形にする、ということ。それだけで、その感情と少し距離ができると。たったこれだけで、自分のなかのモヤモヤと少し距離がおけるなら、儲けもんです。すぐに実践しようと思いました。
    もうひとつは、「読者」を意識して書くということ。実際には日記だから他人に読ませるわけではなく、多くの場合、未来の自分が読むことになるのだけれど、読者がいない書き物はわかってもらおうとしなくなり、雑で感情的な日記になるということ。なるほど、だから私は自分の日記を読み返そうと思わない、だから書く意味がないと思って書かないのだと、日記を書かない負のループがわかって、すとんと腑に落ちました。結局、日記は自分自身に自分をわかってほしくて書くものだから、と。「書き続けると秘密の書き物から秘密の読み物になる。」「日記は育てるもの。」全ての言葉に納得感がありました。

    どれだけ響くかわからないけれど、中学生くらいになったら我が子にも読んでもらいたいな、と思う一冊でした。もちろん大人にもおススメです。さて、まずは万年筆でも買いましょうか(←すぐに形から入ろうとする)。

  • なぜ日記を書くのか?自分と対話する為。自分の考えをまとめるために日記を書く。考える事を行う。未来の自分がきになるような日記を今日だけ書いていく。

  • 13歳に向けて書かれたというこの本。
    13歳の自分に読ませてあげたいけど、大人の自分にもしっかり響いた。
    言葉を使って、自分自身と向き合う方法が丁寧に示されている。
    「自分との人間関係」を築くという発想はなかったし、なるほどなと思った。
    書くことで、しっかりとスローモーションで考えることが出来るようになる。
    自分を客観視したり、辛いことを過去のものにできたりする。
    久しく日記は書いていなかったけど、書きたい気持ちがムクムク湧き上がってきてしまった。
    自分自身をちょっと見つめ直したいと思っていたタイミングで、いい本に出会えた。

  • もう2年近く、毎朝日記のようなものを書き続けています。この本はタコとヤドカリがひたすら日記について語り合った本ですが、それなりに長く続けてきた自分にも気づけなかった視点や気づきがあり、終始興奮して読みました。適当にノートを開いて、そのページを見返してみようかなと思います。そこまでがきっと、この本を読む事に繋がる。

  • 誰といても寂しいのはそこに「自分」がいないから

  • サンゴの海の表紙がとってもかわいいです。
    中学生のタコジローくん。学校で嫌がらせを受けています。学校へ行くのが嫌で公園で時間をつぶしているとヤドカリのおじさんが現れる。やがて、タコジローはおじさんに日記を書くことを勧められる。しかし公園の不審者に注意の看板がおじさんのことのような気がして…。

    なるほど!と思うことが多かった。良かったと思った項目はこちら。後で見返す用に書きだしました。

    ・さみしさには子供のさみしさと、おとなのさみしさのふたつの種類がある
    ・相談する人がいない場合は自分に相談すればいい。
    ・書いて頭の中を整理する。書くのが面倒くさいのは、『手を動かすこと』が面倒くさいのではなく、『頭を動かすこと』が面倒くさいのだ。書くことは考えること。
    ・日記とは毎日の出来事を記録するものではなく、『その日になにを思ったか』『その日になにを考えたのか』を書いていくものだ。
    ・「日記には『未来の自分』という読者がいる。真剣に生きていた『あの時の自分』に向き合うことになる。これはね、書き続けた者にだけに与えられる、最高のプレゼントなんだ」
    ・あのときの自分の気持ちを書く。あの時の自分に質問をする
    ・ボキャブラリーを増やす
    ・どこかの場面をスローモーションのビデオで『あのとき』を再現する。
    ・『ぼくはバカだ』ではなく『ぼくはバカだ、と思った』と過去形にしてみる。こうすると、ネガティブな感情と自分のあいだに少しだけ距離が生まれる『トビオ君なんて大嫌いだ、と思った』と書く。それが解決したことであるかのように。
    ・「考えるとは答えを出そうとすること。将来の自分でなく、いまの自分にできることを考える。そこで出た答えを、実際にやっていく。そうすると悩みの泡は、片付いていくはずだ」

    たまたま、仕事で気になることがあったのですが、昼休憩中この本を読んだら、ぐっと気持ちをこらえることができました。あとでちゃんとさっぱり解決したのですが、この本がなかったら泣いて余計こじれていたかもしれません。
    本を読むって大切なことだな、と思いました。
    本、ありがとう。

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著者プロフィール

●古賀史健(こが ふみたけ)
 1973年、福岡県生まれ。ライター、株式会社バトンズ代表。『取材・執筆・推敲』『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』(共著・岸見一郎)、『20歳の自分に受けさせたい文章講義』ほか著書多数。2014年「ビジネス書大賞・審査員特別賞」受賞。構成に幡野広志さんの思いをまとめた『ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。』(ポプラ社)など。

「2021年 『雨は五分後にやんで 異人と同人Ⅱ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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