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本 ・本 (231ページ) / ISBN・EAN: 9784591181898
作品紹介・あらすじ
平凡な自分にモヤモヤとした気持ちを抱えていた中学2年生のひとみは、交通事故に遭い、気づいた時にはクラス1の美少女で人気者のしずかになっていた。そしてしずかはクラス1の嫌われ者押川さんに、押川さんはひとみになっていて……。接点がなかったクラスメイト3名が入れ替わることで、他人の苦労や葛藤を知り、相手も自分も“ありのまま”を肯定できるようになる物語。最終選考会で満場一致の、第12回ポプラズッコケ文学新人賞大賞受賞作!
もくじ
序章 4
第一章 わたしがあの子? 13
第二章 初日 31
第三章 日常 59
第四章 どうする? 78
第五章 衝撃 97
第六章 気づき 155
第七章 本当の秘密 176
第八章 天使の願い 204
終章 220
『天使の恩返し』228
感想・レビュー・書評
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サラサラヘアーで人気者のしずかちゃん、
クラス一の嫌われ者の押川さん、
目立ちたくないための行動ばかりのひとみが、
事故をきっかけに入れ替わった!
1週間のお試しって天使は言うけれど…。
少女の友情と成長の物語。
*
これは、入れ替わり物語というよりも、変化の物語だ。
「入れ替わり」の利点は、
相手の立場や考えていることに気がつくことにある。
もちろんこの物語でも、考えてもみなかった人気者の窮屈さや、
反応の薄いクラスの嫌われ者の事情など、
入れ替わることで彼女たちは
自分だけの視点ではわからなかった他人への視点を得る。
それ以上にひとみ自身が
他人から見た自分を見つめ直し、
変化しようと前へ進むところが素敵だと思った。
変わりたいと思っても、なかなか変われない。
かんたんに変わるきっかけを彼女たちは得るが、
私自身がこの物語と出会ったのは、
変化への一歩を踏み出すためなのかもなと思った。 -
児童書だとみくびってたけど、おもしろかった。
人物設定が、冷静に考えたらそんな人おらんやろ、という設定なんだけど、なんだか説得力がある。
実際の中学生に感想を聞いてみたい。
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面白い設定、面白い人間関係。それがいいだけに、人物にもう少し深みがあるといいな。少しご都合主義なところがあります。でも最後まで楽しみました。
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人の中身が入れ替わるなんて現実ではありえないことだから、ワクワクしながら本を読んでいました。自分とキャラが違う子が自分になったときのドキドキ感が伝わってきて面白かったです。
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クラスメイト3人が事故によって人格が入れ替わる。A→B→C→Aといった感じの三角関係。最後はなんだかんだハッピーエンド。
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クラスで人気者のしずかと、嫌われている和子と、他人の目を気にしすぎのひとみが、事故をきっかけに入れ替わってしまった。自分以外の立場で見る、自分やクラスメイト。気づいたこととは。
3人の入れ替わりで、今誰なの?となってしまった。 -
新文化で紹介。ポプラ社のズッコケ文学賞受賞作。
あわいの作品





