やくそく ぼくらはぜったい戦争しない (ポプラ社の絵本 104)

  • ポプラ社 (2025年2月5日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (32ページ) / ISBN・EAN: 9784591184271

作品紹介・あらすじ

ばあちゃんは、ぼくが中学生になったころから、ぼくを「にいちゃん」とよぶようになった。ばあちゃんの兄さんも、とうさんも、かあさんも、原爆症で死んだ。ぼくらは、ぜったい戦争をしない。子どもを殺したりしない。かなしい思い出をつくらない。やくそくする――。
原爆で肉親を失った祖母の過去と歴史に思いを寄せ、平和を強く誓う少年の姿を、率直な語り口で描いた絵本。

生涯をかけて戦争の悲惨さと愚かさを訴え続けた作家、那須正幹が遺した一編の詩(原題:「ばあちゃんの詩」)から、この絵本が生まれました。戦後80年を迎える今、あらためて平和の意義を子どもたちに問いかけます。

みんなの感想まとめ

戦争の悲惨さと平和の大切さを率直に描いたこの絵本は、原爆で家族を失った祖母の過去と、それに寄り添う少年の成長を通じて、読者に深い感動を与えます。作者が戦後70年に合わせて創作した「ばあちゃんの詩」を基...

感想・レビュー・書評

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  • 戦争はしてはいけないと改めてじっかんしました。
    この本をとおして戦争について久しぶりにかんがえなおすことができてよかったです。

  • 〝朝、学校へ行くとき、婆ちゃんが言う「兄ちゃん、行ってらっしゃい」 ぼくは一人っ子だから、弟も妹もいない…。夕方、玄関の板の間に座って、笑顔で迎えてくれる「兄ちゃん、お帰り」 ぼくは応える「ぼくは孫のトオル。洋平さんじゃないの」 婆ちゃんは、悲しそうな顔をする…〟原爆で肉親を失った祖母の過去と歴史に思いを寄せ平和を強く誓う<ぼくらは絶対戦争しない。子どもを殺したりしない。悲しい思い出をつくらない。約束する。…児童文学作家<那須正幹(1942-2021)>さんの遺作『ばあちゃんの詩』から生まれた絵本。

  • 大切な、伝え続けなければいけない訴え。

  • ぼくと“にいちゃん”の区別がつかなくなっているばあちゃん。

    「にいちゃん、いってらっしゃい」
    「にいちゃん、おかえり」
    「にいちゃんはどうしたのかしら。まだかえってこないねえ」

    1945年8月6日。
    たった1発の原子爆弾で、おおぜいの人が死んだ。
    ばあちゃんのにいさんの洋平さんも、そのひとり。

    ばあちゃんのかあさんもとうさんも、原爆のせいで死んだ。

    ばあちゃんはひとりぼっちで、大きくなった。

      ・

      ・

      ・

    那須正幹は3歳のとき広島で被爆
    生涯をかけて戦争の悲惨さと愚かさを訴え続けた児童文学作家

    2013年頃、広島の被爆70年に合わせた歌の作詞を依頼されて書いた2作のうちの1つ「ばあちゃんの詩(うた)」に武田美穂が絵を描いて絵本化した那須正幹の“遺作”、2025年2月刊

    《戦後80年におくる
     「ズッコケ三人組」シリーズ作者
     那須正幹
     最後のメッセージ》──帯のコピー

    巻末には那須のエッセイと武田のあとがき、編集部による出版の経緯も収録

    〈さあ、これから40年間、日本は平和でいられるかどうか。それを決定するのは、政府でも日米安保条約でもない。きみたちの一人ひとりが、戦争を体験した世代とおなじように、いや、もっと強力に、
    「戦争は絶対にいやだ」
     と、大きな声で叫びつづけることだと思う。沈黙したとたん、戦争はたちまち、きみのまわりに忍びよってくるにちがいない。〉
      ──「なぜ日本は平和なのか」(1990年に書かれた那須のエッセイ)より

    〈そうして、那須さんが期限をきった40年後の2030年に
    「那須さーん、いま、世界は平和です」と言いたいですね。
     あと5年しかないから、いそがないと。〉
      ──武田美穂「那須さんへ」2025年2月

    「ぼくらはぜったい戦争なんかしない」と誓う主人公トオルのことばとともに、戦後80年の年に味わいたい、広めたい貴重な一冊

    ちなみに、那須が作詞したもう1つの作品は蒔田尚昊(冬木透)により合唱曲「ふるさとの詩(うた)」になったとのこと

    https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4591184277/officehigeusa-22

  • 優しいお孫さん
    戦争を知らない世代が増えても伝え続けたい

  • 那須氏が、戦後70年に合わせて作詞した作品「ばあちゃんの詩」を元にした物語。すごくストレートなタイトルにこの絵本を企画した人たちの強い想いが感じられる。フィクションかもしれないけど、実際にありそうな話だ。
    巻末には25年前に書かれた那須氏のエッセイが収録。それに返信する形で、絵を担当した武田氏のメッセージ。
    2024年に日本被団協がノーベル平和賞を授与されたこと、核兵器禁止条約に署名しましょうと呼びかけている。文学や芸術の世界は、反戦・平和への賛同が多いように思った。

  • 原爆で亡くなった自分の兄とぼくをいつも間違えるようになったおばあちゃん。
    おばあちゃんが年取ったのと、ぼくが死んだときの自分のお兄さんの年齢が同じになったから?
    原爆で大変辛い目に遭ったのだろう、しかしそれを忘れるようにしながら頑張って生きてきたおばあちゃん。
    頑張らなくてよくなって昔を思い出すのだろう。

    静かに反戦を子ども達に訴えかけている。
    あとがきの那須さんの言葉、武田美穂さんの言葉まで子どもたちには読んでほしい。
    ちょっときな臭い今日この頃だからこそ読んでほしい絵本だ。
    小さな子ども達だけでなく、ぼく主人公のと同年代の中学生にも読んでほしい、もちろん大人にも。

  • 図書館本。次女に借りた本を長女も読む。広島旅行を前に。武田美穂さんの絵がメッセージを運びやすくしてくれています。

  • ふむ

  • 被爆者、那須正幹氏の最後の遺作です。
    戦争に行って亡くなったお兄さんと孫の“僕”を間違えるようになったおばあちゃんに、彼は誓います。
    もう二度と戦争はしないから、約束するから、とー。

    2025/06/13 更新

  • 2021年に亡くなった那須さんの遺作を
    盟友・武田美穗さんの挿絵でできあがった絵本。

    幼い頃、トオルのばあちゃんは広島・原爆で家族を喪っている。
    トオルが中学生になった頃から、ばあちゃんは「にいちゃん(洋平さん)」と
    間違えるようになってしまった・・・
    死んだ人に間違えられるなんてイヤだな。
    でも、ばあちゃんの顔を見ると、トオルは元気になれる。
    (このあたり武田さんの絵がすばらしい)

    ・・・ばあちゃん、ぼくは絶対に戦争なんてしないよ・・・

    絵本のラストで、涙腺決壊。

    さらに、那須さん、武田さん、ポプラ社からの言葉が
    またしみる・・・

    もともとは絵本ではなく、那須さんの「ばあちゃんの詩」という
    被爆70周年の詩だったそうだ。


    さて、那須さんが期限とした2030年、
    世界は核のない平和な世の中になっているかしら・・・
    ああ、半ば諦めている自分がいる。

    「戦争は絶対にいやだ」
    そう大声で言い続けることが平和の道、
    那須さんの言うとおり!

  • ばくだんがおちて全員の人が死んで、かわいそうだった(7歳6ヶ月本人談)

  • 悲しい。(10歳3ヶ月本人談)

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著者プロフィール

那須正幹(なすまさもと):広島県生まれ。児童書の大ベストセラー「ズッコケ三人組」シリーズ全50巻(日本児童文学者協会賞特別賞・ポプラ社)をはじめ、200冊以上の本を執筆。主な作品に『絵で読む 広島の原爆』(産経児童出版文化賞・福音館書店)『ズッコケ三人組のバック・トゥ・ザ・フューチャー』(野間児童文芸賞・ポプラ社)など。JXTG児童文化賞、巖谷小波文芸賞など受賞多数。

「2021年 『めいたんていサムくんと なぞの地図』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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