もしものせかい (一般書 490)

  • ポプラ社 (2025年2月5日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (48ページ) / ISBN・EAN: 9784591185223

作品紹介・あらすじ

「少し前の私に、どうしても必要な物語でした」  ヨシタケシンスケ
                                   
もしも なにかを なくしたら。
もしも もどって こないなら。

男の子が寝ていると、大事にしていたロボットが話しかけます。
「やあ、おはよう。突然で申し訳ないんだけど、
ボク、もしものせかいに行くことになりました」。

「もしものせかい」がどんなところか、
どうして「もしものせかい」に行かなくちゃいけないのか、
小さくなってしまった「いつものせかい」でどう生きていけばいいのか……
ロボットは、ひとつひとつ説明しはじめます。


本書『もしものせかい』は、多忙な著者にとって、
はじめて「誰かに依頼される前に生まれた物語」でした。

自身の悲しい経験により、
この物語を描かないと先に進めない――
つまり、少し前の“ヨシタケシンスケ”にとって、
『もしものせかい』はどうしても描く必要のある物語だったそうです。

悲しみや喪失感を忘れようとしたり、
もとの自分を取り戻そうとしたりするのではなく、
その経験そのものをまるごと抱えて生きていくこととは? 
そして「その先」への思いが詰まっています。

「もしものせかい」を持つすべての人へ。

みんなの感想まとめ

悲しみや喪失感を抱える心に寄り添う物語が描かれています。主人公の男の子と話すロボットが「もしものせかい」について語る中で、失ったものへの思いを受け入れ、前に進む力を与えてくれます。読者は、もし誰かがい...

感想・レビュー・書評

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  • 今日は(日)、ほんとならラーメン屋さんに行って、ドトールコーヒーに行ってからの図書館が定番コースσ(・ω・`)

    だけど、今日は図書館に行かなくて大丈夫な(日)(返却本もピックアップ本もない)。

    なので、ちょっと足をのばして東京都西部の散策へ♪
    目的はいつものラーメン屋さんの系列店です^^;
    結局、ラーメンかーぃ(。 ー`ωー´)/バシッ
    もちろんドトールコーヒーで小休憩もしましたよ(笑)

    その後、何気にのぞいた三鷹の本屋さんでヨシタケシンスケ作品を発見(☆∀☆)

    完全に使いまわしフレーズ┏○ペコッ

    (´ρ`*)コホン
    では、絵本の内容について。

    『もしものせかい』を読んで、「もしも」ってなんだろう、と考えた。
    もしもあのときこうしていたら、もしも別の選択をしていたら、もしもあの人がいなくならなかったら…。
    そういう「もしも」は、考えれば考えるほど増えていくし、たぶん、どこまでも広がっていく。
    でも、この絵本を読んで、「もしものせかい」はすごく大事だけど、「いつものせかい」もちゃんと育てなきゃな、と思った。

    ロボットが言っていた、「いつものせかいはゆっくり膨らんでいく」っていうのが、なんだか心に残った。
    たしかに、大切なものを失ったときって、世界が小さくなった気がする。
    でも、時間が経つにつれて、少しずつ元に戻っていくのかもしれない。
    いや、元通りにはならないけど、その変化に気づかないくらい少しずつ、ほんのちょっとずつ広がっていくんじゃないかと思った。

    それに、「もしものせかい」に行ったものは、消えちゃうわけじゃなくて、ちゃんとそこにある。
    それを思い出すことで、「いつものせかい」が形を変えて広がるのかもしれない。
    だから、「もしものせかい」のことを考えるのは、悪いことじゃないんだな、とちょっと安心した。

    こうして考えてみると、「もしものせかい」はただの夢みたいなものじゃなくて、ちゃんと生きていくための大事な場所なのかもしれない。
    でも、そればっかり考えてると、「いつものせかい」が小さくなっちゃうから、ほどほどにしないといけない。
    とはいえ、それがどれくらいの「ほどほど」なのかは、よくわからない。
    たぶん、ずっと考え続けることになるんだろうな。


    <あらすじ>
    『もしものせかい』は、ヨシタケシンスケさんによる絵本で、「もしもあのとき…」という想像をテーマにした作品です。

    物語は、男の子が寝ているときに始まります。窓から白猫が入ってきて、棚に飾ってあったロボットのおもちゃを持ち去ってしまいます。すると、そのロボットが男の子の夢に現れ、「もしものせかい」に行くことになったと告げます。「もしものせかい」とは、男の子がいつも暮らしている世界ではなく、心の中にあるもう一つの世界。そこには、男の子ができなかったこと、ずっと一緒にいたかった人、変わってほしくなかったものなどが詰まっています。

    ロボットは、「もしものせかい」に行く理由を考えますが、そこに明確な理由はないようです。ただ、「たまたまそうなった」「最初から決まっていた」「誰かのせいで」など、いろいろな考え方があるものの、一つだけ確かなのは、ロボットが「もしものせかい」に行って二度と帰ってこないということ。男の子の大事なものが「もしものせかい」に行ってしまうと、「もしものせかい」が大きくなる代わりに、「いつものせかい」が小さくなってしまいます。しかし、それは生きていくのが辛いほどのことだけれど、時間が経つにつれて「いつものせかい」はゆっくりと膨らんでいくのだとロボットは語ります。

    この絵本は、喪失や後悔きるヒントを与えてくれる作品です。子どもだけでなく、大人にも響く内容になっていますよ。

    本の概要
    「少し前の私に、どうしても必要な物語でした」  ヨシタケシンスケ
                                       
    もしも なにかを なくしたら。
    もしも もどって こないなら。

    男の子が寝ていると、大事にしていたロボットが話しかけます。
    「やあ、おはよう。突然で申し訳ないんだけど、
    ボク、もしものせかいに行くことになりました」。

    「もしものせかい」がどんなところか、
    どうして「もしものせかい」に行かなくちゃいけないのか、
    小さくなってしまった「いつものせかい」でどう生きていけばいいのか……
    ロボットは、ひとつひとつ説明しはじめます。


    本書『もしものせかい』は、多忙な著者にとって、
    はじめて「誰かに依頼される前に生まれた物語」でした。

    自身の悲しい経験により、
    この物語を描かないと先に進めない――
    つまり、少し前の“ヨシタケシンスケ”にとって、
    『もしものせかい』はどうしても描く必要のある物語だったそうです。

    悲しみや喪失感を忘れようとしたり、
    もとの自分を取り戻そうとしたりするのではなく、
    その経験そのものをまるごと抱えて生きていくこととは? 
    そして「その先」への思いが詰まっています。

    「もしものせかい」を持つすべての人へ。



    著者について
    ヨシタケシンスケ
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。日常のさり げないひとコマを独特の角度で切り取ったスケッチ集や、児童書の挿絵、装画、イラ ストエッセイなど、多岐にわたり作品を発表。絵本デビュー作『りんごかもしれな い』で、第6回MOE絵本屋さん大賞第1位、第61回産経児童出版文化賞美術賞、第8 回「(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞」を受賞。『りゆうがあります』で 第8回MOE絵本屋さん大賞第1位、『もうぬげない』で第9回MOE絵本屋さん大賞 第1位、ボローニャ・ラガッツィ賞特別賞を受賞。『このあと どうしちゃおう』で第 51回新風賞を受けるなど数々の賞を受賞し、注目を集める。近著に『あるかしら書 店』『ヨチヨチ父』『おしっこちょっぴりもれたろう』『それしか ないわけ ないで しょう』等がある。2児の父。

    • きたごやたろうさん
      「いいね」ありがとうございます。

      ヒボさんの絵本シリーズ。
      こちらの作品が気になりました!
      「いいね」ありがとうございます。

      ヒボさんの絵本シリーズ。
      こちらの作品が気になりました!
      2025/06/08
    • ヒボさん
      ヨシタケシンスケさんの世界にようこそ♪
      (੭ˊᵕˋ)੭"イラッシャイ
      ヨシタケシンスケさんの世界にようこそ♪
      (੭ˊᵕˋ)੭"イラッシャイ
      2025/06/09
    • きたごやたろうさん
      ヒボさんへ

      おじゃましまーす♪
      ヒボさんへ

      おじゃましまーす♪
      2025/06/09
  • もしも 〜だったら って考えますよね・・・?
     私も もしも第1子として生まれてなかったら とか もしも あのスポーツに出会ってなかったら とか もしも あの高校へ進学してなかったら とか もしも あの方とご縁があったらとか・・・ たくさん考えたことあります。


     いつものせかいともしものせかい、ふたつとも ゆっくり だいじに おおきく たのしくしていこう。
    ヨシタケさんの言葉に、いつも励まされています。

  • 悲しみや喪失感の乗り越え方として、
    大人にも必要な本だと思う。

    もし誰かがいなくなってしまったとしたら、
    それは「もしもの世界」に行ってしまったということ。

    もしもの世界ってどんな世界?
    そこに行ってしまった人ともう会えないとしたら、この悲しみはどうすればいいの?
    という問いに、優しい答えをくれます。

  • 2025年2月ポプラ社刊。もうひとつの世界があるよという話で、絵と文が面白い。部屋にある玩具が案内をしてくれるが、その玩具はもうひとつの世界に行ってしまうのがとても残念だ。玩具の行き先がお話の始まりの出来事に関係しているようで、もしそうならどこかでまた会えるかも知れないと考えられるところが楽しい。

  • 大人気絵本作家・ヨシタケシンスケによる”大人を癒す絵本”『ヨチヨチ父』『にげてさがして』『もしものせかい』新装版 発売! | 株式会社ポプラ社のプレスリリース
    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000950.000031579.html

    ポプラ社
    https://www.poplar.co.jp/

    もしものせかい | ヨシタケシンスケ | 絵本ナビ:レビュー・通販
    https://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=268026
    (旧版:赤ちゃんとママ社)
    https://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=135039

  • ヨシタケさんの新刊は、ヨシタケさんの世界観満載の一冊です。

    もしも の世界は誰の心の中にもあって、
    いつも の世界の私を見守ってくれている。

    子ども達に伝えたい世界です。
    これから色んな経験をして、色んな選択をしながら歩いて、生きていく子ども達が、
    どんな思いの中でも、もしも の世界と共に
    成長できたら、きっと優しい世界になりますね。

    温かくて切ない。
    ヨシタケさんワールドはさすがです。

  • 後悔や悲しみをそのまま受け止め、前に進むきっかけを与えてくれる絵本。目の前からいなくなっても、もう出会えなくなったとしても、ちゃんと自分の心の中にはいる(影響を与えてくれたと思い続けられる、感謝できる存在)んだよ、と優しく伝えてくれる。夫婦で読んでねとプレゼントで頂きました。その優しさが嬉しい。

  • なんて可愛くて切なくてあったかいお話なんでしょう。小さな男の子が、眠っているあいだに男の子の部屋に飾ってあったロボットが、窓から侵入してきた猫に連れ去られるところから始まります。それはどこに行ってしまうのでしょう‥

    ずっと一緒にいたかった人やものが、目の前から消えてしまった時、それはとても悲しいですよね‥。 
    その悲しみを手当てしながらも、回復(成長)しようとするとき『もしものせかい』が必要になるのです。

    このお話は心の中のお話です。
    でもとっても必要なお話。 

    別れ 卒業 旅立ち 願望 挫折‥
    それを経験したあとの心の育み

    その世界を、あったかいことばと
    あったかい絵で表現してくれてます。

    このニュアンスを、幼い読者さんが受け入れてくれたらいいなぁ‥と心から思います。なんとなくでもいいのです。いつか生きていくうえでの糧になるから。

    大人の私でも読み終わったあと、じーんと心が潤う作品でした。作者のヨシタケさんに「ありがとう」って言いたくなりました。

  • (⭐︎3.5)
    奥が深い!"もしも、こうだったら〜"
    という悲観的な思いは、誰しも大なり小なり
    心の中にあるだろう。
    そんな思いがヨシタケマジックにかかると、
    "プラスのエネルギーに転換しよう!"と
    前向きな気持ちになり、元気をもらえる。

    私自身、もしもの世界をプラスに捉えられた
    時期があったが、そこに近づく行動を何も
    起こさなかったが為に、あっという間に
    半年が過ぎてしまった経験あり。

    人って楽な方に流れていくから、その時に
    動き出さないと、またいつもの日常に
    戻ってしまうんだよな…習慣って恐ろしい。
    今こそ動き出そう!と背中を押されました☻

  • 心がほっこりする。
    何かあった時に何回も読みたくなる。
    誰もが描いたことがあるであろうもしもの世界を題材に描写されているけど、切ない。

  • ヨシタケシンスケさん
    最高!

    この考え方、好き!
    たらればは人生につきものだけど
    いつものせかいと
    もしものせかい
    ある場所いる場所が変わるだけ
    って考えれば!

    ゆっくり
    だいじに
    おおきく
    たのしく
    していく!

  • 久しぶりの行きつけの本屋さんで、お目当ての本のコーナーに行く途中の絵本コーナーで、何気に開いて見たら、あら不思議。あっという間に引き込まれ一気に最後まで読んでしまった。ホッコリして一息。
    世界をこんなふうに捉えてみたら、もう少し軽やかに日々を過ごせるかもしれないと思った。
    良い本との出会いだった。

  • 読み始めてすぐ「生半可な気持ちで読んではいけない」と
    思い直し、声に出して読んでみたら涙が流れた。

    自分は子どもの頃、物にも心が宿っていると信じていて
    壊したり無くしたりすると
    物の気持ちを想像して、さみしさで
    この世の終わりかというくらい落ち込んでいたんだよなぁ。。
    -------
    全文とてもよいのだけれど、あえて挙げるとしたら
    ・それは とても つらいことだ。たっているのも やっとかもしれない。
    →このつらい気持ちって他の人にはあまりわかってもらえないから、この言葉は沁みる。

    ・たとえ きみが なにもしなくても。
    →「なにもしなくても」と言ってくれる優しさ

    ・たのしく、たのしく、していこう。
    →「がんばって」とか「努力」していくとか「良く」していく、というのではなく、「たのしく」というのが本当にいい

  • 小3の息子が読んでいたので借りて読みました。
    ヨシタケシンスケさんの話は、余白の部分が大好きで読んだ時の状態で受け取り方が様々に変化しますね。
    小3の息子がどのように感じたのか、2人ではなしたみたくなりました。
    家族や友達と余白の部分を、いろんな色に塗って楽しんでみてはいかがでしょうか?

  • いちばん好きな絵本。小4のクラスで、読み聞かせに使いました。少しでも何かが伝わっているといいなぁ。
    失うことは避けて通れないけれど、この本を開くとちょっと心が温かくなります。

  • いつもの世界ともしもの世界。もしもの世界はきみのなかにある。その世界をふくらまそう。
    ヨシタケシンスケにしては、ちょっと観念的すぎたような。個々の絵や文章は響くものがあるのだけれど。

  • 哲学的でもあり、実践的でもある。
    大人の方がひびくかも。

  • 少年の枕元に有る物体は、おもちゃのロボットらしい、突然に(夢の中で)別れを告げ「もしもの世界」に行って戻ってこない、と言った。そこは人が「もしもあの時…」と思うときにあったものが蔵われている場所で、そこでは普通の人間生活のリアルは「いつもの世界」と呼ばせている。
    「ボクは、もしもの世界にずっといる」「どんなものでも どんなことでも どんなひとでも どんな気持ちも きえて なくなったりしない。」
    「きみにとって だいじなものが もしものせかいに いってしまったとき。
    もしものせかいがおおきくなる
    かわりに、いつものせかいは すごくちいさくなってしまう。

    もしもこのせかいが おおきいひとであればあるほど
    いつものせかいも おおきく ふくらませることが できるはずなんだ」

    俺の中学の同級生が去年死んだ。まだ悲しみ足りない。いつもの世界はいつまでもあるものではない。

  • 久しぶりに、本を買った。
    いつか..
    私がいなくなったあとでも、見返してもらえるように。

  • 三日前、もしものせかいにいってしまったものがある。読み終えて、今日は切ない気持ちになった。

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著者プロフィール

ヨシタケ シンスケ:1973年生まれ。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。『りんごかもしれない』『もうぬげない』(以上、ブロンズ新社)、『りゆうがあります』『なつみはなんにでもなれる』(以上、PHP研究所)で、第10回MOE絵本屋さん大賞第1位、『りんごかもしれない』で、第61回産経児童出版文化賞美術賞を受賞。ほかの著書に、『しかもフタがない』『ヨイヨワネ あおむけ編』『ヨイヨワネ うつぶせ編』(いずれも、ちくま文庫)がある。

「2026年 『時間とは何か』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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