つぎはぐ、さんかく (ポプラ文庫 日本文学 511)

  • ポプラ社 (2025年2月5日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (302ページ) / ISBN・EAN: 9784591185339

作品紹介・あらすじ

<選考員満場一致! 第11回ポプラ社小説新人賞受賞作>
「たとえそのつぎ目が不格好でも、
つながっていられればそれでいいと思っていた。」
王様のブランチでも紹介された話題作、待望の文庫化!

惣菜と珈琲のお店「△」を営むヒロは、晴太、中学三年生の蒼と三人兄弟だけで暮らしている。ヒロが美味しい惣菜を作り、晴太がコーヒーを淹れ、蒼は元気に学校へ出かける。
しかしある日、蒼は中学卒業とともに家を出たいと言い始める。これまでの穏やかな日々を続けていきたいヒロは、激しく反発してしまうのだが、三人はそれぞれに複雑な事情を抱えていた――。

傷つきながらも身を寄せ合って生きてきた三人が、
懸命に明日を紡いでいくための物語。

みんなの感想まとめ

食べ物の描写が豊かで、心温まる家族の物語が展開される作品。惣菜とコーヒーを提供するお店「△」を舞台に、三兄弟の複雑な関係性とそれぞれの生い立ちが描かれています。穏やかな日常の中で、家族の絆や成長を感じ...

感想・レビュー・書評

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  • お腹減る小説
    食べるものがでてくる話、大好き
    そして、それが美味しい食事やお酒、お酒のアテ、お惣菜なんかだったりするとさらに良い
    その描写だけでお腹減る
    ついでに食べた気にまでなれたらいいんだけど笑

    本作、大変だけど楽しいお惣菜屋さん繁盛記かと思いきや、生い立ちやらが複雑で重い話だった

    それはそれで読みごたえもあるんだけど、この話に出てくる、繰り返し言葉(調べてみたら、畳語-じょうご-というらしい)や、形容することば(多分、形容動詞?)が、いいなぁって思った

    ただなんか、ヒロと晴太の互いの関係性がなんか最後までストンと落ちなかった
    わたしがそういう人間だからかもしれない
    一方で、ヒロと花井さんも気になる
    優子というこの上なく善良な人間には幸せになって欲しい
    ただまあ、そういう続きについては重視してないんだろうなあ

    あと、パンケーキのくだりには、泣きそうになった

    それはそれとして、△にお惣菜買いに行きたい

    あと、つぎはぎ、じゃないんだよな
    つきはぐ、つぎはいでいく
    人と人との関係も、つぎはいでいく努力が必要なのかも
    だとしたら、つぎはいでいく努力をし続けていけたら
    たとえ、血が繋がっていても
    たとえ、血が繋がっていなくとも

  • 最初はわからなかったけど、
    ひとつひとつの小さい優しさ、温もり、思いやり、色々なものが交わってひとつになっていたんだと気がついた。
    どんな始まり、カタチであっても家族になれるんだと感じた。

    小さかった蒼が少しずつ大人になっていく過程で、周りの人達も変わっていく。
    未来がゆっくり開けて行く感じが、読んでて好きでした。

    続編に期待です。

  • お気楽なグルメ小説かと思いきや割と重目でしたね…血の繋がらない家族の絆…複雑な生い立ち。

    最後は蒼の進路…と言うよりは家を一度出るって選択をキッカケにより一層絆が深まったってとこなんでしょうか…割と消化不良気味ですけど

    花井刑事と主人公のヒロは描き下ろしのラストを見ると最後匂わせが有りますが如何に。

    続刊で伏線を色々回収して欲しい所ですが、面白いのは間違い無いです

  • 関わり合うって難しい。ずっと変わらずにいたいって思いと、時間ハマってくれないという現実と、板挟みなのが人間なんだと改めて実感する作品。

  • 総菜とランチのお店を切り盛りする血の繋がらない三兄弟がお互いを必要としながらも自立もしようと成長する物語。

  • 頂き物。
    読みやすく面白かったです。デビュー作というのがびっくり。続編出せそうな終わり方。
    途中まで名前のせいで、主人公が男の三兄弟だと思って読んでた。こういうお食事小説良い〜。

  • 2026.1.4 読了

  • 3.5くらい。
    冒頭から料理の描写が素晴らしくてお腹が空いてくる。人物描写の表現も素敵。
    内容も面白いが、キャラがたっているわりに特にキーポイントというわけでもない、単なる良い人の花井や優子が少し違和感があった。
    今後の3人も見守りたいし、2人ももっと掘り下げてほしい。

  • 2024年度中学受験出題作品。
    出題校:山脇学園中(国語1科入試)

  • 4.1

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