教授のパン屋さん ベーカリーエウレカの謎解きレシピ (ポプラ文庫 日本文学 516)
- ポプラ社 (2025年5月8日発売)


- 本 ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591186060
作品紹介・あらすじ
【『オーダーは探偵に』の近江泉美が贈る、ほっこり日常系ミステリー!】
趣味であるパンの食べ歩きをしていた青年・福丸あさひは、札幌で噂になっていた神出鬼没の移動式パン屋〈べーカリー エウレカ〉に遭遇する。英国紳士風の店主の正体は、なんと大学教授だという。
工学部教授である亘理一二三(わたり・ひふみ)は、現職の大学教授でありながらパンを愛するあまり副業でパン屋を営んでいる変わり者だ。
偶然、ある事件に巻き込まれてしまったあさひだが、パンへのアドバイスと引き換えに教授が工学をヒントに謎を解き明かすといい――!?
感想・レビュー・書評
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初めましての作家さん。
日常のほのぼのミステリーで、とても読みやすくて面白かったです。
舞台は札幌
主な登場人物は、
パンを愛す国立大学教授の亘理一二三
パン屋巡りが趣味の新米警察官、福丸あさひ
クリームパン
チョココロネ
ちくわパン
あんパン
と出てきます。
どれも美味しそうですが、ちくわパンは見たことがないので想像するのが少し難しかったです。是非、食べてみたいです。
亘理教授の謎解きと福丸巡査のパンの知識が面白かったです。
続編で、謎解きと今作と違うパンたちに会いたいですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
国立大学の工学部教授で札幌で移動式パン屋を副業にする亘理一二三と、駆け出しの20代警察官でパンの食べ歩きが趣味の福丸あさひで展開する話。毎話、日本で生まれたパンーークリームパン、チョココロネ、ちくわパン、あんぱんーーの蘊蓄とともに、日常の謎解きをする。
工学部教授というとお堅いイメージがあるが、その亘理のキャラクターや、彼の作るパンの味が想定外でほんわかした。移動式パン屋で札幌の中の複数の場所が出てくることとでのローカル感や、福丸の公休日の平日の出来事という点ものんびりしていて良かった。亘理も福丸もそれぞれ抜けたところがあり、良いコンビ。なんだかんだ2人とも幸せそうだった。
当初は土屋うさぎさん『謎の香りはパン屋から』(第23回このミステリがすごい!大賞受賞作)みたいな作品かなと思っていたが、雰囲気は全く異なるものだった。 -
予想していたストーリーとは違ったけれどミステリーとパンの蘊蓄が楽しめる。パンを愛するあまり副業でパン屋を営んでいる変わり者の大学教授の変人っぷりが面白い。彼の作る普通のパンは美味しくなっていくのか気になるところ。
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パンの食べ歩きを趣味とする青年と、何よりもパンを愛する英国紳士風の大学教授による日常系ミステリー。
ミステリーとパンのうんちくが楽しめる美味しい本。
大学教授の変人っぷりがおかしい
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あさひの仕事に対する思いの変化が気になった。
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ほのぼの系な謎解きでした!
出てくるパンが美味しそうで美味しそうで謎解きもすごくいいのだけどお腹が空いてきて、朝昼晩問わずパン食べたいって気持ちになりました! -
思ってたのと違った!!(´・ω・)
でも面白かった。パンの蘊蓄も、パン以外の蘊蓄も楽しめて、自分自身も考え方が凝り固まってる事に気付かされた。
読んだ後にパンが食べたくなるかは微妙…。
続くかな?続巻でたら必ず買います。 -
各章ごとにパン?相談?が分かれているので
とても読みやすかったです☆
パンをこう絡めるの!?と思いつつ、
教授の着眼点で相談を解決しちゃうところは
カッコ良い!!
"チョココロネ"と"ちくわパン"のお話が
私は特に好きでした。
著者プロフィール
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