エイリアン通り(ストリート)8 (花とゆめCOMICS)

著者 :
  • 白泉社 (1984年1月1日発売)
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本棚登録 : 152
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592113089

感想・レビュー・書評

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  • 帰省中に再読。第8話「翼よあれが郷里(ロス)の灯だ」最終話。翼の母が迎えに現れ翼はいったん母とホテルへ。一方シャールは出演映画の撮影が終わったあと、父親の王位継承問題からテロリストに狙われており、危険から遠ざけるためにあえて翼に冷たく接する。翼の告白さえもスルー、しかし翼の電話のせいでシャールがテロリストに拉致されてしまい、セレムやジェラールたちはシャール救出のために奔走するが・・・。

    アクションになるととにかくセレムがカッコイイ!翼ちゃんは申し訳ないがちょっとイラッとしてしまう(大人げない)巻末に特別編「FELICIA(フィリシア)」収録。シャールが女装してヒロインを演じた映画をそのままマンガでという趣向。

    十数年ぶりの再読だったけれど、色褪せない名作だった。キャラクターの魅力ももちろんのこと、スケールの大きい事件にアクションあり、でもあくまで登場人物たちの内面の成長やトラウマからの解放がメインテーマで、彼らがホームと呼べる居場所をみつけ巣立っていくまでの青春ストーリーとして秀逸。

    そしてなんといっても絵柄の美しさ。アニメ化されたわけでもないのに生命保険会社のCMにまで出演したのはシャールくんくらいでしょう。白泉社系ではこの作品以降、こういった成長系群像劇(恋愛メインではない)が増えた印象。少女マンガのひとつのエポックメイキングになった作品だったと思う。

  • どういうラストになるのかとハラハラしましたが収まるべきところに収まったという感じでほっ。
    シャールもちゃんと自分で決断できてよかったです。

    本当に終わらせたくない関係ってあるけれどお互いにそう思えていられれば場所とか時間とか関係なくなっちゃうんですよね。
    その関係が始まって培った場所がなくなっても自然と集まれる。

    そういう未来が思い描けるキャラクター同士の関係も好きな漫画です。

  • 小学生の頃セレムが大好きでしたvV
    ↓タグフイタw

  • 映画好きなら、一度で二度おいしい。この作者さんは心理描写がいい。

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著者プロフィール

成田 美名子(なりた みなこ、1960年3月5日 - )は、日本の漫画家。代表作は、『エイリアン通り(ストリート)』、『CIPHER(サイファ)』など。血液型はAB型。
青森県青森市出身。青森県立青森東高等学校出身。1977年、『花とゆめ』(白泉社)掲載の『一星(いっせい)へどうぞ』でデビュー。
登場人物の前向きな姿の描写へのこだわりで知られる。マンガ評論家ヤマダトモコは、成田作品の個性を「明るさへの意思」だと評した。

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