- Amazon.co.jp ・マンガ (188ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592113089
感想・レビュー・書評
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帰省中に再読。第8話「翼よあれが郷里(ロス)の灯だ」最終話。翼の母が迎えに現れ翼はいったん母とホテルへ。一方シャールは出演映画の撮影が終わったあと、父親の王位継承問題からテロリストに狙われており、危険から遠ざけるためにあえて翼に冷たく接する。翼の告白さえもスルー、しかし翼の電話のせいでシャールがテロリストに拉致されてしまい、セレムやジェラールたちはシャール救出のために奔走するが・・・。
アクションになるととにかくセレムがカッコイイ!翼ちゃんは申し訳ないがちょっとイラッとしてしまう(大人げない)巻末に特別編「FELICIA(フィリシア)」収録。シャールが女装してヒロインを演じた映画をそのままマンガでという趣向。
十数年ぶりの再読だったけれど、色褪せない名作だった。キャラクターの魅力ももちろんのこと、スケールの大きい事件にアクションあり、でもあくまで登場人物たちの内面の成長やトラウマからの解放がメインテーマで、彼らがホームと呼べる居場所をみつけ巣立っていくまでの青春ストーリーとして秀逸。
そしてなんといっても絵柄の美しさ。アニメ化されたわけでもないのに生命保険会社のCMにまで出演したのはシャールくんくらいでしょう。白泉社系ではこの作品以降、こういった成長系群像劇(恋愛メインではない)が増えた印象。少女マンガのひとつのエポックメイキングになった作品だったと思う。 -
どういうラストになるのかとハラハラしましたが収まるべきところに収まったという感じでほっ。
シャールもちゃんと自分で決断できてよかったです。
本当に終わらせたくない関係ってあるけれどお互いにそう思えていられれば場所とか時間とか関係なくなっちゃうんですよね。
その関係が始まって培った場所がなくなっても自然と集まれる。
そういう未来が思い描けるキャラクター同士の関係も好きな漫画です。 -
小学生の頃セレムが大好きでしたvV
↓タグフイタw -
映画好きなら、一度で二度おいしい。この作者さんは心理描写がいい。