ラッコはじめました (花とゆめCOMICS)

著者 :
  • 白泉社
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本棚登録 : 81
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592126263

感想・レビュー・書評

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  • 遠藤淑子のコミックは必ず買ってた。今さら文庫買いなおすのもなあー

  • お薦めは「ラッコはじめました」「雷鳥さんさようなら」「熱闘!大奥」。
    しかしながら柱の秘宝館話が最大の伏兵だと言っても過言ではない。

    全体的な印象では☆3つでも良いかなーとも思ったのですが、「雷鳥さんさようなら」の素晴らしさと「熱闘!大奥」の登場人物が素敵過ぎたので☆4つです。


    ひょうひょうとして憎たらしいが愛らしいラッコと人間の、ちょっとうれしくなるお話(「ラッコはじめました」)、

    群れに入らず冬でも一人でいる、無愛想だがやさしい雷鳥と、弱った野駒の子供、軟派だけどわりと面倒見の良い星鴉など、鳥の擬人化で展開される心あたたまるお話(「雷鳥さんさようなら」)、

    プライドが高くて高慢だけどヤキモチ焼きで憎めないユキヒョウと飼い主の、ユキヒョウのツンデレぷりにちょっとニヤニヤするお話(「さびしがりやの彼女」)、

    ネパールの冬山から帰って来た姉の恋人(?)の雪男と姉妹のなんだかよく分からんが姉に振り回されてかわいそうだけどわりとノリの良い雪男のお話(「美女と怪獣」)、

    戦国の世、政略結婚から逃げて来た姫と敵方の忍びの恋愛話(「隠密道中大変記」)

    上様のご寵愛そっちのけで、飛び道具・爆薬・手榴弾で日々争いを繰り広げる佐保姫、お香の方と、その仲裁に入っては二人に無意味にいじめられる御台・宅子様のトリオが楽しい、啖呵が決まる痛快話(「熱闘!大奥」)

    と動物ものから時代ものまで、大変バラエティに富んだ一冊。
    それにしてもこの先生は何でもかきますねー。知識が豊富なんでしょうね。
    先生のどういう傾向のお話が好きなのか、改めて自分の中で方向付けしやすい一冊です。
    「隠密道中大変記」の山賊のシーンはなんとなく黒澤映画を思い出す。


    個人的に、「雷鳥さんさようなら」が好きな人には「スマリの森」を、「熱闘!大奥」が好きな人には「マダムとミスター」をお薦めしたいです。

  • この人の作品には、人間に対する愛が感じられます。

  • あたしは少女漫画家なら
    彼女が一番好きなのです

    特に初期の短編がよい
    最近のはちょっとあれだが。

  • したたかなラッコ、ちょっと漢前。
    可愛いだけじゃないラッコをとりまく話など、少し考えさせられるような。
    熱闘!大奥、で是非腹を抱えて下さい(笑

  • はじめて読んだ遠藤さんの本がこれ。とても好きな話です。

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