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Amazon.co.jp ・マンガ / ISBN・EAN: 9784592130727
感想・レビュー・書評
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南巡査部長が配属された一係は宮入部長を始め変人ばかりだった……!!
【宮入部長】顔を溶かしたり変形させたり分裂させて分身を作ったりすることができる
【新舞刑事 25歳】南とキャラがかぶっている常識人
【天知刑事 47歳】目が血走っている 娘の名はマリ。
※ちなみに、『林檎殺人事件』は1978年。
【北刑事 43歳】田北鑑生さんが演じている。今月の取り調べコーナー担当。
【大問題刑事 35歳】サングラスに黒コートのハードボイルド。
よく銃をぶっ放す。セリフは少ない。ギターも弾ける。
【比浦刑事 29歳】『クルクルくりん』に引き続いて登場。あまり出番がなかった。
【一ツ橋刑事 年齢不詳】七三分けの眼鏡で見た目はまとも。
物語の進行役を務めることがある。コンピューターオセロを愛用している。
これらのキャラが別々に行動したりコーナーを持ったりしています。
20ページ足らずの1回分でこれだけのキャラを登場させるのだからかなり詰め込んだ濃い内容となっています。
それでも最初の頃は事件が発生して解決していたのですが、終わりの頃は事件の解決は二の次となってギャグの展開中心の進行となっていきます。調性のない現代音楽のようなものです。
第9話「Sampling」がその分岐点か。音楽的なギャグのサンプリングのような回です。一ツ橋さんと日焼けした新舞が現場検証の場でラップミュージックのような歌を歌うシーンが象徴的。
[wikipedia:サンプリング]
第10話の『Muteki ga Ore o Yonde Iru』では、麻薬密輸捜査そっちのけでギャグを展開させていきます。
「でええお」と言っていた人はどうなったのでしょうか?
第11話の『Telephone』も不条理コントのような展開となっています。
しかしさすがに物語を締めくくる最終回はきっちりと片を付け、味のある余韻の残る結末となりました。
この回では一係のメンバーが次々に死んでいき、新メンバーに入れ替わっていきます。
南が
「あーあ 一ツ橋さん
最初っからのメンバーは私達だけになったわね」
と一ツ橋を見ると、一ツ橋が老衰で死亡していた!
南は辞表を提出して街に出る。
「ああ 楽しかった日々が 夢のようだわ」
この境地、人生を重ねた人ほどよく分かるのではないでしょうか。
小学校・中学校・高校・大学卒業を始めとして、人生の節目で過去を振り返る時によく感じる心境です。
私は特に過去を振り返ることが多いタイプの人間なので、余計に身に沁みます。
ところで、一係の一番の新人の南が「最初っからのメンバーは私達だけ」と言ってるのは文法的に面白い。
自分を中心に考えると、自分がメンバーとなった時が出発点だからこの時点を「最初」とするのは間違っていません。
しかしメタにもう一つ上の次元から考えると、物語連載が始まった時点が「最初」となるのです。ということとはこのセリフは、この漫画を読んでいる読者を代弁しているものと考えられます。連載を最初から読んでいる読者にとってみれば、入れ替わった一係のメンバーは今までのメンバーとは違うのです。
大問題刑事と天知刑事はマンガ的な他のキャラと違って劇画調でセリフも少なくてよく分からなかったのですが、何か元ネタがあるはずだと思って検索したら、どうやら警察ドラマの登場人物のようです。
いかにもマンガな展開の中で実写のドラマの刑事に体でギャグを演じさせるという発想は面白いと思いました。
私はTVドラマやら芸能関係に弱いのですが、とりさんのマンガを深く楽しむためには色々な知識があった方が楽しめると思いました。
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あの楽しかった日々【ポリタン】とり・みき
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