- Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592131540
感想・レビュー・書評
-
中世の修道院を舞台としている。どたばたとしたユーモラスな展開と、いかにも中世っぽい登場人物のものの考え方や習俗とが面白い。全体的に明るく感じるのは、展開と主人公の若さのせいだろうか。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『王城ーアルカサル』の外伝から発展した中世の修道士の物語。この作者得意の無表情でギャグをかましてくれるキャラクターはここでも健在。行き届いた時代考証で楽しめます。
-
修道士が好きな方はぜひ。
-
舞台は中世ドイツのシトー派修道院。
スペイン・ナバーラ王家の血を引く(元)騎士、ファルコが主人公。
修道士が主人公なんて、どんなお堅い漫画かと思いきや、「みんなで天然ボケ」なノリの完全なコメディ。しかし当時の時代考証もしっかりしてる。作りかけのケルン大聖堂の画に感動。ファルコも素敵だけど、美しいシスター・マルティナもお気に入り。
なぜファルコが騎士であることを捨て、修道士になったかはまだ明かされていない。
そろそろ新刊が読みたい今日この頃。 -
中世物は大変興味があります。この本から古の「薔薇の名前」を観ました(読んではいません)うーーーむ。古の人々は、大変力強く、たくましい。そうでなければ、私たちは生き残れないのでしょうね。青池保子氏の作品は、みな綿密な取材の元に作成されているため、安心してストーリーに没頭できます。文章か、画か、描く方法は違うとしても、表現する世界は同じなのだなぁ
-
濃いキャラだらけの修道院。ほんとにこの方は坊さん描くのが好きなんだなあ…(笑)
-
修道士の話なのに、やけに俗っぽいところが面白い。ファルコの試練と愛と笑い(?)に満ちた、修道僧たちの物語。
-
西洋の歴史には疎い私ですが、個性的なキャラクター目白押しで楽しめました。続きも出ているようなので、チェックせねば。
-
中世の修道院を舞台に、元剣士の修道士ファルコが様々な事件に不本意ながら巻き込まれつつ問題を解決する、一話完結の連作。その不本意っぷりが、本人真面目なだけに可笑しさ倍増です。
-
14世紀後半のドイツのシトー派修道院の修道士たちの敬虔あらたか・・・でなく一騒動なおもろいお話。