ご近所の博物誌 (ジェッツコミックス)

  • 白泉社 (1993年10月1日発売)
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本棚登録 : 149
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784592131564

感想・レビュー・書評

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  • この話すごい大好きです。架空の植物を描き出すちから、そしてふたりの関係も素敵で、何度も何度も読み返して飽きません。

  • 「知りたい」って楽しい

    【内容】
    村にやってきた女性博物学者のニウさんは助手のミクリくんを連れて今日もお気楽極楽な観察生活。

    【感想】
    題名を見た瞬間、これは楽しいやろうと思いました。
    たぶん同じ方向のセンスを持ってる人やと思えましたから。
    で、やはりインスピレーションどおり楽しかった。

    (2013年01月14日読了)

    簡単なリスト

    【キキ】親からはぐれた木ネズミ。博士んちの貧乏蔦に住み着き出会った。以降、ほぼペット状態。気は強く、底なしの胃袋を持つ。気に入ったものを集める習慣がある。
    【村長】鷹揚な人。
    【二羽/にう】都からきた博物学者。女性・・・と思う。知りたいことができるとがあると他が見えない天然系。しかもなんでも知りたがる。
    【貧乏蔦】一時二羽んちを占拠した。繁殖力が強く村人は即駆逐するが、実(み)は美味しい。
    【三稜/みくり】村の少年。二羽の助手(世話係)に任命される。このお話の視点役。親はおらず村長のところで世話になっている。ちょっといたずらだけど根は優しい。

  • 都からやってきた博物学者の二羽さんといたずら少年の三稜くんの少し不思議な植物や動物などの博物学の世界に触れていくお話。
    最初はよそ者の二羽さんにいたずらばかりしてる三稜くんが二羽さんの博物学者としてみてきた世界観に触れ成長していく描写がとても気持ちいい。

    新年のお祭りの日に二羽さんが夜空の星を指差し三稜くんに言った「この地上をすべて見てきたわけじゃないし、もし見たとしてもこの地面の下深く何があるのかわからないのよ。ましてや、あそこなんて・・・・生きてるうちには見ることも出来ないんじゃないかってそう思うのよね」という台詞に二羽さんの世界のスケールが表れているようでとても素敵だ。

  • 村にやってきた学者さんは植物博士。主人公のみくりくんを助手に、ご近所のあたりまえなんだけど不思議なこと、を見つけていくお話です。最初はやる気の無かったみくりくんが、自分を取り巻く世界(植物や動物など)を見つめ、そこにあるものの尊さに気づいていく感じが、とても懐かしい気分にさせられます。

  • 画像が無ひ…(T_T)
    寺田先生に会わせてくれたのが、わかつきめぐみ先生のこの作品だったりします。わかつき先生の作品、全部大好きですが、寺田先生つながりとゆーことで。一見何でもないようなさりげない表現の中に、深いイミを持たせるという点では、わかつき先生は天下一品ですね。

  • わかつきめぐみのファンタジー。
    都会の大学から田舎の村へやってきた博物学者・二羽さんと、博物学にくわしい男の子・三稜くんが仲良く(!?)研究に励む日々。
    やんちゃだった三稜くんが少しずつ大人になって行くところがなかなかいい味出してます。

  • 架空の植物なのに妙に印象に残るものが多かったり。

  • SFで言えばよく分からない生物ものというジャンルかもしれませんが、博物学という窓を通して人の物語に昇華させているのは彼女一流の技です。目の前に有る何気ないものへの愛を丹念に掘り起こし、整理する。そこにはあたり前過ぎて気が付かなかった何かが見えてきます。

  • わかつきさんの漫画は小学生の時から現在まで読み続けていて、趣味嗜好の形成に多大な影響を及ぼされた。こういったファンタジーとまでいかない異世界モノの雰囲気が好き。

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