陰陽師 (7) (Jets comics)

著者 :
  • 白泉社
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本棚登録 : 494
レビュー : 16
  • Amazon.co.jp ・マンガ (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592132172

感想・レビュー・書評

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  • 今回は、「菅公 女房歌合わせを賭けて囲碁に敵らむ」の一話が収録されています。

    冒頭では、晴明の屋敷に雷が落ちたというエピソードを、真葛が碁によって雷神となった菅公を捕らえるという話に仕立てています。そこへ、内裏歌合わせで歌を詠む講師の役目を務めることになった博雅が登場して、歌合わせを舞台に物語がすすんでいくことになります。

    「こいすてふ」の歌で敗れた壬生忠見をみずからの眷属にしようとたくらむ菅公は、晴明の屋敷で真葛と碁を打つことになり、同時に二人の口から魂と魄について解説がなされています。晴明をめぐるさまざまなエピソードを巧みに配置しながら、キャラクターの魅力を読者に伝えるストーリーに構築していく著者の手腕は、夢枕獏の原作にも増してみごとだと思えます。

  • 2018/11/20 詳細は、こちらをご覧ください。
    『あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノート』 → http://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1032.html

    陰陽師 (7) (Jets comics)  天后(てんこう)

    菅公 女房歌合わせを賭けて囲碁に敵らむ 一 〜 六

     気の強い美少女眞葛は、囲碁の碁盤を面白がっている。
     そこへあらわれた菅公、眞葛と囲碁の対局をすることになる。
     賭けるのは、女房歌合わせの左方と右方の勝負。
     華やかな宮廷のイベントも怨霊がからむと・・・。

    平安時代に囲碁は、貴族のたしなみとして好まれ、
    「枕草子」「源氏物語」などこの時代の代表的な文学作品にもしばしば碁の描写が登場する。

    2015/11/20 借りる。12/17 読み始める。12/18頃 読み終わる。

  • おやじの表紙ナイス。

  • 2016.1.9市立図書館(長女)
    天后の巻。
    「菅公 女房歌合わせを賭けて囲碁に敵(あた)らむ」の一話。史実にもある盛大な天徳内裏歌合(有名な壬生忠見と平兼盛の恋の歌勝負もこのとき)の勝敗を巡ってオリジナルキャラ真葛と以前にも登場した菅公の鬼が(その裏で晴明もまた東宮の御巫安倍高子を相手に)囲碁を打つ。博雅は負ける右方の講師(歌の読み上げ)の大役。
    碁盤にも黒白の石にも宇宙のすべてが詰まっているという世界観に圧倒される。博雅に複雑な表情を見せたり鬼に真っ向勝負を挑んだりする真葛がかわいい。

    ちなみに歌合で負けた壬生忠見の怨霊についてのくだり、夢枕獏の原作では1冊め冒頭の玄象の話の中で登場するが晴明&博雅コンビによって見事に救済されてよかった。「言祝は最上の呪」

    このあたりが原作から離れて独自色が強くなっていくターニングポイントだったのか?

  • 囲碁や歌が現実を守る道具になる状況は作品から遊びとファンタジー性を感じて最高にロマンチック!でも、もしかしたら昔の人にはファンタジーじゃなく、現実を守る必要な儀式として遊びを行っていた部分もあったのかなぁ・・・。

  • 7巻まで読了。
    安倍晴明の家に居候?する女の子真葛ちゃんが可愛くてたまらん。菅公をあんな風に手球に取れる子はいません。ツンデレっていい。
    博雅も相変わらず晴明のラブコールに気がつかない鈍さ。

  • 天徳4年(960年)の内裏歌合せを舞台にそれを台無しにしようとする菅原道真さんとそれを阻止しようとする晴明サイドとのかけひきのお話。
    このお話はよくまとまっていて、なかなか奥深く読ませてもらいました。
    道真さんが良いキャラクターだよね。

  • (2014-01-10L)

  • ■菅公 女房歌合わせを賭けて囲碁に敵らむ

     この巻では、囲碁が一つのモチーフになっています。囲碁はゲームであると同時に、宇宙・天体を表すものであり、占いや呪術にもなりうるものであり、白黒の碁石にしたってそれが陰陽を表したりするわけです。実際、晴明の家にいる少女・真葛が陰陽の資料を見ながら碁盤をいじくっているときに、偶然菅公(菅原道真)の怨霊を捕まえてしまいます。
     ちょうどその頃、内裏では歌合せが開かれることになり、源博雅は右方の講師(歌人が作った歌を読み上げる役)を務めることに。ちなみに、このときの歌合せは歴史に残る大規模な者であったが、よりにもよってこのときに博雅は歌の順番を間違えてしまいます。…実はこれも実際にあった話だったりします。
     本作で有名になった源博雅ですが、このように何だかんだと沢山の逸話が残っている人で、本作で晴明の活躍が光るのも、博雅がいてのことだと改めて思わされました。


     本作は、連載当初から全12巻を予定されており、途中スコラ社が倒産するという憂き目に遭いながらも版元を移籍し、最後は1巻足が出て全13巻で完結しています。
     一応最後まで全部買い揃え、読みはしたのですが、8巻以降になるとそれまでのわかりやすい「平安怪異謎解き絵巻」から訳の分からない抽象的な世界に移行していき、正直ついていけなくなりました。幻想的な絵と頭にもやがかかったような進行…11巻だかで古代エジプトが出てきた辺りで「ごめん、もう無理ッ!」となりました。
     ということで、私にとって本作は、本巻を以て「俺最終回」を迎えたこととし、続刊は売っちゃいました。

  • 内裏歌合。
    菅原道真と真葛の碁。

    (2001年01月30日読了)

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