陰陽師 (9) (ジェッツコミックス)

著者 :
  • 白泉社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592132196

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  • 瓜仙人ー管狐がかわいらしい。
    思はぬ露見のことー騙されてしまうとは。
    内裏炎上すー炎は死と再生。

  • 初版

  • 造本/祖父江慎+大津千秋(COZーFISH)

  • 晴明と真葛の関係のじれったさに萌えさせていただきました!晴明が内裏の様子をリモートで観察している様子とか、読者に普通に伝わるのすごい。

  • 漫画の方が、晴明が主役という感じがするな。
    そこにいつも同じようにあってくれるものではなく
    迷いながらも生きて進んでいくものとして。

  • 『瓜仙人』『源博雅 思はぬ露見のこと』『内裏 炎上ス』の3編。方士(妖術使い)の丹蟲という翁さんはちょっとキモチわるかったけど、管狐はかわいかった。扉絵で晴明と真葛がいい感じに描かれていたのでそういう仲になるのか!?と気になって読み進めたけど、まさかの手順間違い。杯の二、とはカップの2、つまりタロットで言えば相思相愛。(陰陽師はタロットも心得ているのか?笑)今のところはプラトニックな相思相愛の関係ということ?新枕の儀にハメられたことに最後の最後になってやっと気がつく博雅のうぶ男ぶりに笑。とにかく目の前の笙にばかり心奪われていて、私が相手の姫君だとしたらすごく好感持ってしまうと思う。そんな晴明と博雅が親友なのが嬉しくなる。
    博雅は神から愛でられた男。炎の中から命懸けで楽器を救い出す姿が凄かった。神様でなくても愛でたくなる人だと思う。先の8巻では水による再生の話だったけど今度は火による再生。燃えるような紅葉の山のラストシーンは美しい。岡野玲子さんの漫画はラストシーンで読者の心を掌握してしまう。

  • 「瓜仙人」「源博雅 思はぬ露見のこと」「内裏 炎上ス」の三話が収録されています。

    「瓜仙人」は、前巻で雨乞いに用いられた瓜がきっかけとなって、晴明と博雅が五条の化け物屋敷を訪れる話です。「源博雅 思はぬ露見のこと」は、音楽にばかり関心を示し、ことあるごとに晴明の家を訪れてばかりいる博雅のことを心配する家人の俊宏(としひろ)が、博雅のためを思ってお節介を焼き、博雅がそれに巻き込まれるコミカルな話になっています。

    「内裏 炎上ス」は、日照り以来の天地の異変がついに内裏の炎上という事件にまで立ちいたったことがえがかれています。ここから晴明と、彼を見守る真葛の苦悩はますます濃いものになっていきます。

  • 2018/11/20 詳細は、こちらをご覧ください。
    『あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノート』 → http://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1030.html
     
    陰陽師 (9) (Jets comics)  玄武(ゲンブ)

    さて、源博雅は、音楽に夢中。 美しい笙の音に惹かれ、
     斉敏の妹で笙の名人 保忠の姪にあたる姫君の夫となったことにさえ気づいていない。

    内裏炎上の予言があり、右大臣となった顕忠は、菅公の怨念を恐れている。
    天徳四年九月二十三日 出火。 多くの貴重な宝物ともども 内裏は炎上してしまった。
     博雅は、大切な楽器や「楽書要録」をとりに、火の中に入っていく。
     晴明は、何をしているのだろうか。
    焼け跡に立つ晴明と博雅。何もない土地には、古い怨霊も消え去り 新しい可能性が広がっている。

    2015/12/04 友人から借りる。 2016/01/16 読み始める。1/20 読み終わる。

  • 2000-03-00

  • 2016.1.24市立図書館(長女)
    玄武の巻。瓜仙人(中編)、源博雅 思はぬ露見のこと(短編)、内裏 炎上ス(中編)
    前の巻の雨乞いの話から内容的にはずっと続いている。博雅の天然ぶり…ほんとうに音楽のことと、人助けのことしか頭になくて自分に興味がなさすぎるところが…いいやつだ。しかし、博雅とてただびとではなく、一見ホームズ&ワトソンのようだった晴明&博雅コンビも分かれ道に来たような予感が…。真葛がおとなになったことと、博雅の(無意識上等すぎる)嫁とりがどう展開するのか、気になる。なんだか、切ない。

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著者プロフィール

1951年、神奈川県出身。第10回日本SF大賞、第21回星雲賞(日本長編部門)、第11回柴田錬三郎賞、第46回吉川英治賞など格調高い文芸賞を多数受賞。主な著作として『陰陽師』『闇狩り師』『餓狼伝』などのシリーズがあり、圧倒的人気を博す。

「2016年 『陰陽師―瀧夜叉姫― ⑧』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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