陰陽師 (10) (ジェッツコミックス)

著者 :
  • 白泉社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (337ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592132202

感想・レビュー・書評

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  • 初版

  • 造本/祖父江慎+芥陽子(COZーFISH)

  • 最終的に訳わかめ

  • 『天文博士 賀茂保憲 冷泉院遷御に於いて 反閇をつとめること』『安倍晴明 建礼門の前にて 安摩を舞ふこと』本がかなり分厚くなり、内容も馴染みのない言葉が多く、精神世界のような次元を超越した話しになって、読み進めるのに時間がかかりましたが、面白かったです。天と地を結びつけるスケールの大きい安摩の舞のシーンでは、物凄いエネルギーが晴明の身に集中して貫いていくのがよくわかりました。それと、晴明も凄いですが、博雅の頭で考えるより先に胸に響いて涙を流すことが出来る純粋さも素晴らしい。晴明と博雅。晴明と真葛の繋がりは、単純な友情という言葉とか、惚れたもの同士とかいう言葉におさまらりきれない特別なものがある事を感じます。

  • 「天文博士賀茂保憲冷泉院遷御に於て反閇をつとめること」と「安倍晴明建禮門の前にて安摩を舞ふこと」の二話を収録していますが、物語としては連続した内容になっています。

    菅公の背後に、彼一個の怨念を超えた「菊理媛」(ククリヒメ)が控えていたことが明らかとなります。菊理媛は、イザナギとイザナミを結び付けた女神であり、男と女、終りと始め、裏と表、肉体と魂を結ぶ役割を果たします。龍がその象徴となって現われ、晴明の身を通して天と地を結びます。みずからの果たすべき務めを知った晴明は、保憲のもとを訪ね、内裏の焼失のあとでふたたび天と地を結びなおすためにおこなわれる地鎮祭で、「安摩の舞」を舞うことを提案します。

    晴明と博雅が京の都を舞台に怪事件を解決にみちびくという元のストーリーからすでに大きく離れて、幻想性の強い内容になってしまいましたが、ここからすこしずつクライマックスへ向かってますます壮大な世界観に突入していきます。

  • 2018/11/20 詳細は、こちらをご覧ください。
    『あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノート』 → http://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1029.html
     
    陰陽師 (10) (Jets comics) 大裳 (タイモ)

    ふと気づいた 裏表紙もステキ! (^o^ゞ;

    ★ 天文博士 賀茂保憲(かものやすのり) 冷泉院遷御に於いて 反閇(へんばい) をつとめること 一 〜五
    ★ 安倍晴明 建礼門の前にて 安摩を舞ふこと 一〜八
    ★ 補足解説
    ★ 特別付録 なみだの真葛ちゃん日記

    九巻で 内裏が焼失し、その後の復興の話です。
    まず、見えるようで見えない龍が出てき、晴明の体を通って地球の核へと結びつくらしく、晴明はそれに翻弄されます。
    遷都が行われることに関連した儀式がとり行われなければいけないけれど、それがまたシチめんどくさい話です。

    晴明は六つのもの「エボシ・アンク・扇・タイ・翁貝・真葛」を捨てるのですが・・・。

    よくわからない紆余曲折・心理戦・政治駆け引き?があり、最後は安摩を舞ふ場面になります。
    舞うのは、晴明? 博雅? 安摩の舞いとそれに続く二の舞。

    2015/12/04 友人から借りる。2016/01/26 読み始める。2016/02/05 読み終わる。

  • 2001-06-00

  • 2016.1.30市立図書館(長女)
    大裳の巻。
    ・天文博士賀茂保憲冷泉院遷御に於て反閇(へんばい)をつとめること
    ・安倍晴明建禮門の前にて安摩を舞ふこと
    の中編ふたつ。
    内裏炎上の続きの話、地鎮をどうやるか。晴明の内面描写場面が長い。真葛でやや和ませるが、博雅不足かな…

  • 前巻からの続きになっていて、今度は地震を収めるための地鎮祭の舞を清明が舞う。というのが大きな流れだと言えると思う。舞うための準備の過程で作品の視野が広くなって、地球規模で世界を捉えているのが気持ち良い。

  • (2014-09-06L)

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著者プロフィール

1951年、神奈川県出身。第10回日本SF大賞、第21回星雲賞(日本長編部門)、第11回柴田錬三郎賞、第46回吉川英治賞など格調高い文芸賞を多数受賞。主な著作として『陰陽師』『闇狩り師』『餓狼伝』などのシリーズがあり、圧倒的人気を博す。

「2016年 『陰陽師―瀧夜叉姫― ⑧』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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