まかない君 5 (ヤングアニマルコミックス)

著者 :
  • 白泉社
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本棚登録 : 67
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592141259

作品紹介・あらすじ

各所で話題のグルメ漫画最新刊!身近な食材をちょっとした工夫で驚くほど豊かな味わいにするレシピが今回も満載♪
2017年3月刊。

感想・レビュー・書評

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  • シンプルな線の絵柄に、こみいってないことをこみいらせる日常会話。そのバランスが癖になりそう。鮫を食材にしたり、季節感を大切にしたり、レシピとしてもかなり斬新。もっと話題になっていいフードマンガだと思うんだけどなー。池波正太郎ファンにも。

  • うーん、中々、ドラマ化もアニメ化も、帯に書かれん
    個人的に『パパと親父のうちご飯』、『どんぶり委員長』と同じく、映像化してほしい食系の漫画なんだけどなぁ、今イチ、注目度が低いのか?
    でも、不思議なもんで、こうやって、多くに注目されてない漫画の方が、面白いと感じるんだよなぁ、私
    人気作も面白いと感じるんだけど、感想を書きたいって衝動が湧き上がってくる作品は、大抵、まだまだ注目が集まりすぎていない漫画だったりする
    果たして、これはどっちなのか・・・漫画の良し悪しを判断する目がないのか、それとも、これから来る漫画を既に見抜いているのか・・・・・・できりゃ、後者であってほしいが
    ともあれ、(6)は、ドラマかアニメ、どちらかが決定する事を祈ろう
    しかし、祈っているだけで映像化が決定したら苦労はしない
    ファンを気取るなら、その可能性が少しでも上がる感想を書くべきだろう
    この『まかない君』の、一番の魅力は、何と言っても、主人公・浩平が同居する女子らの胃袋を満たすために作る料理だろう
    調理のスキルもさることながら、旬の食材を使うってトコも好印象を抱ける
    正直なトコ、画力が高いって訳じゃないけど、その上手すぎない絵柄が、かけがえのない日常、そんな平凡な特別感を引き上げてくれている、と確信している、私は
    また、食事中に展開する、浩平らの真偽が飛び交う雑談、ハイセンスな言葉戯びも、新刊を楽しみにする理由の一つだ
    このテンポの良い会話に、活きた声を吹き込んでほしいんだよなぁ
    浩平らの会話には、西川先生が名作をジャンルに拘らず、片っ端から自分の作品の糧にしている事が覗える
    嘘は良くないけど、こういう小洒落たジョークってのは、普段から如何に語彙や情報を増やしているか、で質が左右されるので、個人的にはレベルの高いジョークは笑って許せる
    また、浩平と正ヒロイン?たる弥生の距離感にも、スッとした甘酸っぱさがある
    友達としての垣根はとっくに跳び越え、従妹としてもグイグイ来すぎ、けど、恋人のようだ、と言えるほどでもない。最早、嫁って感じでもない。そんな形容しがたい男女の関係で、読み手をこうも翻弄する西川先生、悪い御方だ(笑)
    どの回もお腹が減ってくること確実。その中でも、肉食系な私としちゃ、第39話「Same as usual」を推したいな。鮫の肉ってのは、人によっちゃ、「え?!」と思う魚肉らしいが、私は抵抗が無い。下処理が上手にしてある鮫肉は、本当に美味しい。それを確固とした調理法で、もっと美味しくしたら、「小癪な」と言ってしまうくらいのモノになる。その興奮は冷めやらぬ・・・うーん、やっぱ、西川先生の人を食ってる言葉戯びには、不覚ながら及ばないなぁ
    この台詞を引用に選んだのは、妙な説得力があったので。弥生くらいの美少女だから、これは許されるのだろうなァ

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