リカ 1 (ジェッツコミックス)

  • 白泉社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784592141914

感想・レビュー・書評

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  • 978-4-592-14191-4 169p 2012・9・1 1刷

  • 品行方正、至って真面目な男子中学生……を演じている西沢和哉と、その妹のリカの物語。

    思春期特有の欲望を持つ和哉の楽しみは、毎朝リカの着替えを覗くこと。そこからエスカレートしようとする自分の気持ち、つまり妹が好きなのかどうかという気持ちに、和哉は振り回される。真面目を演じられるやつは大体本当に真面目だったりするが、和哉もその一人だ。

    一方、リカは(一見)パーフェクトなお兄ちゃんに、「好き」と言わせようとする。それは完璧な人間と切り離せない関係で後から産まれてきた者にとっての、存在意義の確認だ。「好きになった方が負け」とはリカの友人・初の作中の言葉だが、意識を向けられることで人は他者の中に生きられる。恋愛感情はその最たるものだろう。

    こうして書いてきたとおり、二人の間にはまともな恋愛感情はない。一方は生理的などうしようもない欲望をぶつける先として、もう一方は妹という身分の自分を確立させたいがための、相手となっている。そしてそれが噛み合いかねないぞ、というところに「リカ」の面白さがある。特にリカの動機はかなり丁寧に描かれていて、読みやすい。

    次巻以降は兄妹を取り巻くサブキャラの恋愛ベクトルが描かれるだろうか。それを受けて兄妹がどう変わっていくのか、楽しみだ。

  • ゆびさきミルクティー特別編のために、購入。
    特別編は、ちょっとがっかり・・・。

    リカ本編は、1巻から飛ばしすぎに感じます。

  • 2012/08/24

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