大奥 (ヤングアニマルコミックス)

  • 白泉社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592143017

感想・レビュー・書評

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  • 男女逆転の大奥という特殊世界は実に面白い。徳川の歴史的背景、家光、吉宗のキャラがよく分かった。将軍の最重要な役割は世継ぎを確保すること、水野祐之進が旗本から大奥に行くのだがあっという間に死んでしまうところにはかなさを感じた。

  • 悪しき習慣や慣習が覆る瞬間には、
    ある種の爽快さが伴う。
    水野の一途が光る第1巻。

  • ドラマ化されると聞いて購入、積読だったものがやっと読めました!
    吉宗、格好良い!続きが楽しみ。

  • ドラマの方が結構マイルドかつ同性愛の表現少な目なんだなあ…
    どっちも好きだけど

    1番違ったのは水野と杉下さんの関係かな…
    杉下さんは吉宗に気に入られたっぽいし、この後も出てくるのかな?

    ちょいちょい挟まれるギャグが面白かった
    突然将軍に襲われるのは性別がどっちでも嫌だけど

  • 19巻まで読み、また1巻から読み返す。淡々と、鮮やかに描かれる女たち男たち。

  • 何度も聞いて
    あらすじは知っていたのだけど
    こうして読むのは初めて
    こういう物語だったんだね。
    全ての始まりは
    病気だったんだね。
    ここだけがファンタジィ、
    でももしこれがあったら
    どうなるかから編み上がっていく物語が
    本当にありそうで
    そうなれば本当になりそうな物語
    面白いです
    ドラマ版も見てみようかな

  • 歴史の勉強になった。

  • 本作品は約一年前に第42回日本SF大賞を受賞した。典型的な歴史改変SFとはいうものの、時空の歪みに起因する等のハードSF的パラレルワールドではなく、事象追加型のパラレルワールドに属する。病原体の突然変異がもたらした、あくまでも生物化学的転換期が訪れた世界とも考えられる。だが、バイオテロ組織が遺伝子組み換え技術を駆使して、Y染色体の殆どを死滅させる細菌を製造し、タイムマシンを使って江戸時代初期に送り込む、時間警察の検討虚しく、残念ながら歴史が改変してしまった、というストーリを提示したらかなり無粋、幻滅以外の何物でもない。ただ、男子が女性の1/4になるくらいの強烈な作用ではなく、1/2程度に抑えてくれれば日本の場合、丁度良い男女のパワーバランスになるのではないか。当然のことながら、異次元の少子化対策など必要なく、真の意味での男女平等社会が訪れる、すなわち日本は将来ユートピア・桃源郷に辿り着くと推察される。

    話は完全に脱線したが、実はSF大賞を受賞した当日に、「大奥」全巻をネットオフ(ブックオフのネット版)で入手した。そして今年に入るまで、送られてきた時のまま段ボールで積み上げたまま塩漬け。積読もここまでくると自分でも感心してしまう。NHKでドラマ化するという情報を得て、購入したことを思い出し、ようやく段ボールを開封した。ドラマの初回迄には読書を開始したいとの計画は無事実現し、現在、順調に読み進めている。ところが、いざ読み始めると止まらない。できるだけドラマの進行に合わせて読もうとするが、どうしても前のめりで読んでしまう。最近ではブレーキをかけるのに程々苦心している状況。

    今後はドラマの話も適宜入れて書評したい。NHKのドラマ化が実現しなければ、たぶん段ボールを開けることも無かっただろうし、この様に書評することも無かっただろう。8代将軍吉宗がやや痩せているのに違和感あり。暴れん坊将軍のマツケンサンバも、大河の西田敏行も、テレ東の故・渡辺徹もいずれも恰幅が良い。一方、冨永愛は漫画のイメージに近かった、キャスティングはなかなか良好。丁度、第一話が第一巻と同じ長さなので、原作を意識した形になっているのにはかなり漫画のオリジナリティへの配慮が感じられる。

    当面は御右筆・村瀬正資の没日録に沿って物語が進むと思う。そのため、八代将軍吉宗から始まるのか。ドラマでも家光の話は中盤から入るし、基本的に回顧録という形が重宝される。この様な独特のスタイルについていくため、もう一度徳川幕府の時系列について勉強していきたい。大河ドラマの家康の方も勉強を迫られているし、再度あの手を使ってショートカット勉強しようかな。

  • ドラマ始まったので再読する
    やっぱり原作がいいなぁ

  • 若い男だけがかかり死に至る奇病が蔓延し、男女の人口比率が大きく偏ってしまった江戸時代。将軍は女性が、大奥には多くの男性が囲われるのが当然となった8代将軍吉宗の時代から物語は始まる。
    1巻はBLみが強く、自分にとっては読むのが辛かったが、ラストで吉宗が春日局時代からの右筆に出会うところでぐっと面白くなりそうな気配を感じた。

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著者プロフィール

東京都生まれ。代表作の『西洋骨董洋菓子店』は2002年、第26回(平成14年度)講談社漫画賞少女部門受賞。2006年、第5回(2005年度)センス・オブ・ジェンダー賞特別賞、第10回(平成18年度)文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。ほかの作品に、『大奥』『フラワー・オブ・ライフ』『愛がなくても喰ってゆけます』『愛すべき娘たち』『こどもの体温』などがある。


「2022年 『きのう何食べた?(20)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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