大奥 5 (ジェッツコミックス)

  • 白泉社
4.22
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本棚登録 : 3003
感想 : 159
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592143055

感想・レビュー・書評

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  • 辻褄合わせが本当にすごい
    納得させ力がすごい

  • 綱吉の時代。
    生類憐みの令と赤穂浪士討ち入り。
    幼少期の吉宗がちらりと登場する。
    ただの歴史漫画を男女逆にしただけという感じ。浅野家だけは違ったけれど。
    これ面白いのか?

  • ある種のディストピア。

  • 五代将軍・徳川綱吉の時代。

    松姫を亡くした綱吉の姿があまりにも気の毒であり、
    また忠臣蔵の書き換え方が非常に興味深い巻だった。
    男女逆転といってもただ性別を交換しているだけではなく
    それぞれがその性別であるところにきちんと意味があるのが
    物語に深みを与えていると思う。

    生類憐れみの令自体は、学校で学んだときには愚策と思ったが
    あとで個人的に勉強したときにそうとも言い切れない面も
    あったことを知ったので、
    更に年老いた父の為に娘が敷いた令と思うと切ないものがあった。
    永光院と桂昌院の再会のくだりも
    天下人の父親である桂昌院が、有功の前では
    若い頃の玉栄に戻ってすがるところが泣ける。

    吉宗の利発な描写も良い。

  • やっぱり綱吉は好きになれないですねえ。次の吉宗に期待……?

  • 大奥と市井の人物との繋がりが希薄な綱吉期。ジェンダーの逆転という特種性はあるが、史実+αの本作の場合、架空の人物がいないと物語の先が読めてしまう。多くの人と感想を異にしそうだが、ジェンダー逆転だけなら、「物語」としては面白いかは微妙(風刺という意味は別儀)。本巻も先の展開が読めてしまい、また、男性が権力者女性に踏みにじられるという描写も余り多くないのでジェンダー批評としても、うーんと言わざるを得なかった。

  • 2015.2.14市立図書館 →2020.5購入
    かの「生類憐れみの令」が見事に物語の鍵になっている…それにしても、子を残すためだけに飼い殺される男たちや女将軍…なんと悲しく倒錯した世界。
    そして、このコンテクストで描かれた松之廊下、赤穂浪士の討ち入りの解釈もまたうならされる。
    綱吉の治世も先が見えてきたところで、最後にのちの八代吉宗登場。
    表紙は綱吉。

    ***
    2023年ドラマ10「大奥」(脚本:森下佳子)をみながら読み返している。
    ドラマは第1話が吉宗・水野祐之進、第2〜4話で家光・有功編を描き、第5話中盤から綱吉・右衛門佐編。第4巻末の右衛門佐が大奥総取締になるところが第六話冒頭。そこからお伝の方や秋本の親族まわりの話は割愛しつつ、この巻の三分の二あたりまで。第7話で残り(忠臣蔵まわりはかなりの駆け足で)と次の巻の前半辺りまで。
    ちなみに第5話で吉宗が村瀬にちらっともらした綱吉公に直接あったことがある場面はこの巻末にある。第7話でもあらためてその場面があった。

  • 五代綱吉(徳子)
    右衛門佐(えもんのすけ)

  • まさかの3P…。というか、そのまま…してくれればいいのにと思ってしまいました。それよりも、登場する男の多いことッ!キャラクターが頭にはいってきません。登場人物紹介ほしいです。

  • 右衛門佐の暗躍をある意味、期待してたんですが、思ったほど悪い人ではなく、何だか拍子抜け。眼鏡君をからかったりと意外と呑気な一面も。でも綱吉の悲哀を受け止めるシーンの二人の絡みは、何も無かったにも関わらず、色艶と緊迫感が濃厚でした。後半どこに行ってしまったのと思うような影の薄さが残念。綱吉の話は段々辛く悲しくなってしまいましたが、吉宗登場で次も楽しみです。しかし眼鏡君と妹の話をもっと掘り下げて描いて欲しかったなー。

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著者プロフィール

東京都生まれ。代表作の『西洋骨董洋菓子店』は2002年、第26回(平成14年度)講談社漫画賞少女部門受賞。2006年、第5回(2005年度)センス・オブ・ジェンダー賞特別賞、第10回(平成18年度)文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。ほかの作品に、『大奥』『フラワー・オブ・ライフ』『愛がなくても喰ってゆけます』『愛すべき娘たち』『こどもの体温』などがある。


「2022年 『きのう何食べた?(20)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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