- Amazon.co.jp ・マンガ (180ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592145196
感想・レビュー・書評
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主人公のこれ以前、以後の対局に意味を持たせる、重要な巻だと思いました。親でも、他人でもいい。食べることを気付かってくれて、一緒に食すことのありがたさたるや!
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9巻はひなの受験の話と他の棋士に焦点をあてたエピソードが中心。ちょこっとだけだが、いじめの戦後処理の話をきちっと描いているのがよかった。しかも、いじめの首謀者が改心するような完全解決は求めない。首謀者は自らの非を自覚することはないし、それには一定の合理性もある。それを無下に否定することはできないが、かといって決して認められるものではない。そうした微妙な、そして倫理に関わる難問に対する処理の形は極めて示唆的。こういうの、羽海野チカはほんとうまい。
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高校生男子と書いてヤングアニマル(笑)
死神棋士のキャラクター設定に、作者の脇役にも隅々までの愛を感じる。
新しい棋士と宗谷名人との対局も心にしみる -
零くん、大人になっていくね。
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帯通りの家族の9巻。欠損を埋めていくキャラクターはやはりカッコ良いなぁと思わせてくれる巻でした。
家族の支え。今巻は帯にもあるように家族をメインに描いていました。家族を失い、家族になりきれなかった体験を経た少年は今確かに家族を感じている。自分が失ったものや埋められなかったものを感じ取っていた桐山くんが今回はすごいカッコ良かったです。過去、自分がその場にいなかったことで大切なものを失った記憶があるからこそヒナちゃんが自分の手元にいることに安心することができる。また、棋士の家族として描かれた土橋一家も息子を支える辛さと喜びをしっかり感じ取れる演出でした。支えているからこそ思ってしまう未来への不安、しかし張本人の息子がまだまだ先を楽しく思えているなら見守ることも厭わない。支えあうことが極自然にできる家族だからこその暖かみは自分も感じたことがあるので、今回の土橋一家は少しそれを思い出させてくれました。家族の支えは川本家伝統の甘やかしうどんのように繋げていけるものだから、自分が支えられた分どこかに繋げなきゃなと思わせてくれる話でした。
充実をした桐山くんと新たに高校に通うヒナの2人どうなるかな?それと冒頭にあった高城の件はこれで終わりなのかな。できれば続けて欲しいところですが。充足して、欠けたものを補った桐山くんがどうなっていくのか、もう一波乱あるのかな。次巻は大台の10巻、 -
毎巻、零くんや棋士の話では脳内がアーーーってなるのですが、ひなちゃんや高城さんの話では、ようやくあのころの心に言葉を与えてあげることができたような気持ちになりました。
9巻の零くんは、けっこう大人になってきたように思います。
ひなちゃんに年上として接する中で余裕が生まれたのか・・・?
あとあかりさん、同い年・・・←え
最後に余談ですが、羽海野先生はデュラララ好きなんですかねw -
前半を読んで「もうすっかり将棋マンガじゃなくなってるよなあ」と思いつつも、ホンワカまったり可愛らしくも生きる力を見せ付けてくれる魅力に取り付かれてます。
しかし後半、将棋マンガをしっかり取り戻した~っ!何アレ、宗谷名人と土橋。若いのに長い人生の苦楽を共にしてきた老境の夫婦みたいな?好敵手と一言で済ませられない特別な絆?二人にしか見えない世界?嫉妬するのもうなずけます。ウンウン。 -
買ってきたぞー
号泣する準備は出来ているッ!!! -
表紙からして超かわいい。
進路とか疫病神とか家族とか。
幼馴染み系ライバルとか燃えざるを得ないけど、宗谷さんのせいか燃えるというより静かな深みで、同志が居て良かったね(>_<)みたいな。