上野さんは不器用 5 (ヤングアニマルコミックス)

著者 : tugeneko

• 白泉社 (2018年12月26日発売)

感想・レビュー・書評

[出雲一寸さんの感想 · 2021年10月25日]

読書録「上野さんは不器用5」4

著者　tugeneko
出版　白泉社

p20より引用
“これこそが携帯装着型非常食肌着
モチブランである”

目次より抜粋引用
“R.T.パンツ
　モチブラン
　ハンドリー
　眼キュー
　タービー=ホールド二世”

　天才的な発明を生み出す頭脳を持ちながら、
好きな相手に素直になれない少女を主人公と
した、サイエンスラブコメ漫画。
　突然主人公・上野さんに撫でていいといわ
れ、頭を撫でた後輩・田中。しかし上野さん
が望んでいたのは頭ではなく…。

　上記の引用は、上野さんの新しい発明品を
紹介する台詞。
なんだかこの作品は、やたらと下着を食料に
したがりますね。以前の話では、パンツも餅
として食べられるように作っていました。シャ
ツやブラジャーならまだしも、一度はいたパ
ンツを食料にするのは…。喜ぶ人はいるので
しょうけれども。
　上野さんの気持ちの伝わらなさ加減にもど
かしさを覚える以上に、上野さんの言動に対
する田中の反応を見ていると、彼はどこか壊
れていると思わざるを得ません。
　とんでもない発明がごく普通の日常に溶け
込み、思春期の恋心を満たすために使われる。
平和で楽しい作品です。

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[nkchさんの感想 · 2019年1月3日]

4.0