陰陽師玉手匣 (2) (ジェッツコミックス)

著者 :
  • 白泉社
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本棚登録 : 202
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592148821

感想・レビュー・書評

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  • 初版 帯

  • 鉛筆で書かれているのか絵が全体的に薄く、登場人物もみんな同じ顔に見えて各キャラクターに感情移入はできない。
    平安時代や陰陽道について岡野玲子さんが勉強した成果を作品にしたようなもの。

    このシリーズでは原案となっている夢枕獏さんの『陰陽師』のような晴明さんと博雅さんの友情よりも「おれが晴明の妻だ。晴明が愛しているのはおれだ!」といった傲慢な態度の真葛さんにラブラブな晴明さんを描写したシーンが多く、非常に残念である。

    それでも☆3つをつけるのは、岡野さんの絵が本来は夢枕『陰陽師』に非常に合っていることと、とりあえず多少の知識を得られることからです(涙)

  • 2012-11-17

  • 2016.3.12市立図書館
    ・(承前)若子、東寺において弘法大師空海の遺響を学ぶ
    ・安倍晴明、京の闇に鬼の慟哭するを聞く
    ・藤原兼家、盗賊に遭ふこと
    ・源博雅、盗賊に遭ふこと(古今著聞集にでてくる説話+「鼠浄土(=おむすびころりん)」に基いている)
    オリジナルシリーズとがらっと雰囲気が変わったが、鉛筆と墨の濃淡のタッチもまたよし(でも晴明は髪を結い上げて烏帽子をかぶらなくなってしまったし、博雅の顔の彫りがやや薄くなったのも惜しい)。
    晴明は前の物語が終わったあと、帝が二度も変わるほど長い間都を離れていた、らしい(若子が小学生ほどになっているけどずっと不在だったとは…!)。このシリーズは真葛の手元の物語開陳という体裁でどうやら若子(朔)を主役とした冒険物語になるらしい。
    玉手匣の柱(インスピレーションの源)はどうやら今昔物語集にある「不被知人女盗人語(人に知られぬ女盗人のこと)」らしく、この巻では直接の登場は少なかったものの匏(ひさご)と暗闇丸の運命やいかに。
    巻末の「まきぺでぃあ(若子とマキモノの四方山対談)」がいい復習&勉強になる。

  • 博雅の天然が光る1冊です。
    まあ、博雅、いつも光っているんですが……。

    「返しに来るなら…なぜ盗むのだ?わからん」

    のシーン、知っている展開なのに大爆笑してしまいました。そして、なーんも考えずに笛を吹き続けるという……。素敵だ。

    さて、このお話、でも、どうやってたたむんだろう?うーん、いろんな話をたたまないままかな?

  • 博雅が表紙!!
    普段はきりっとした男らしい精悍な顔つきの博雅ですが、この表紙は大好きな篳篥(ひちりき)を演奏中・・・ということで、どこか福福とした、幸せそうな顔をしています。

    そういえば、”玉手匣”は全体的に淡いライン・色使いですが、それが若子の冒険の内容と合っているような気がします。
    陰陽師自体が夢物語のような出来事と遭遇していく内容なので、ストーリーとイラストの感じがマッチして、とても幻想的。

    本巻のお気に入りは終盤の博雅の物語。
    笛バカも道を究めれば悪心を浄化せしむる力を持つのね。

  • 前回に引き続き、やっぱり若子がかわいい~♪
    盗賊の話がどうなっていくのか、満仲とか頼光とか登場してくるのかなぁ、つづきが楽しみ

  • 幻想的

  • 「いこう いこう そういうことになった」から「この話はここでおしまい」へ決め台詞の変更というか、全体的に淡い色合いの絵と物語が合ってますねぇ

  • この薄い墨の絵も、ストーリーも私には合わないなぁ。

    昔の『陰陽師』シリーズのテイストに戻ってほしい。

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