3月のライオン 15 (ヤングアニマルコミックス)

著者 :
  • 白泉社
4.38
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本棚登録 : 2646
感想 : 129
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592160250

作品紹介・あらすじ

ひなたの待つ駒橋高校の文化祭にぎりぎりで間に合った零。
後夜祭のファイヤーパーティーの中で、ついに零からひなたへある思いが伝えられる。
出会ってからの日々や思い出が心に浮かんでは消える時間。
そこでふたりの間を行き交う思いは──。

一方、棋戦シーズンも真っ盛りを迎える。
「天才」に異様な嫉妬を燃やす「元天才」の中堅棋士、重厚な棋風に経験という厚みを加えたベテラン棋士、対局するは一筋縄ではいかない相手ばかり。
盤を挟んだ相手との静かなる対話を通して、己自身とも向き合う零。
振り返るこれまでの道のり、そして感じる成長とは…。
2019年12月刊

感想・レビュー・書評

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  • きゃー♡からの落差が凄くて。
    林田先生教師として100点満点だよ。
    で最後のあれ。
    もうこれでいいかななんて思っちゃったりして。
    そのあとで、はっ!島田さん!と思ったりもして。

  • やっとこさの両思い♪
    けど…れいちゃん苦悩の回でもあり。
    あづニャンの対局前の行動から爆笑です。
    対局熱くなってくると脱ぎ出すって笑
    そして綺麗に畳むって笑

  • 桐山零、正真正銘・告白の第15巻 (^^;)

    冒頭、ファイヤーパーティ(なつかしい設定…)でひなちゃんにやっと告白。ギャラリーたち(プププ… こういうところの主人公たちとモブの対比が羽海野先生は上手い)をよそに、このシーンがそんなに甘酸っぱくないのは、2話でひなちゃんが回想している「前に進もうとして来たんだ 一緒に!!」とともに、零が(後の話で出てくる)「心がザリザリで氷まみれ」でなく、「手放しちゃいけないおにぎり」を持っているから、だと思う。

    一転、対局のほうはまず、あづにゃん戦。今まで感じなかったけど、この対局、殆どあづにゃんの独白で終わる。つまりうるさい (^^;) 面白いキャラだけどね。

    続く田中七段戦はもう少しじっくり見たかった気が…。 研究が通じなくなった先の「まっくらな部屋」を無我夢中で走り回って田中七段に「勝った」のは、この先の象徴のような。この「まっくらな部屋」、零は「自分の弱さ」と言ってたけど、これは一段高みに上がったということ。

    だから、あづにゃん戦後のひなちゃんからのLINE?の文字を見て世界を取り戻せるし、田中戦後にもんじゃを食べるシーンで、自分の得たものに気付けるのだ。

    『方丈記』冒頭を思わせるラストシーンが、零のこの後の大きな変化を予感させて、グッとくる。

    付録のあかりおねいちゃん。やっぱり美人で可愛い… 以上にポテサラが垂涎 (^^;)
     

  • 極めるほどに打ち込んだからこそたどり着く深淵、といったものが印象的だった。
    どこまでがんばるのか、どう生きていくのか、自分で考えて選択していくって、結構疲れるし、なかなかうまくできない。そういうことを考えてしまう話だった。あと猫耳着物かわいい。

  • 13.1面白い

  • ひなちゃんと桐山の恋模様は進展したんだかなんだか(笑)でもこれで想いは伝わったからやっとスタートラインかな。読者としては端から見てる同級生たちと同じ気持ちです。ヤキモキヤキモキ。一方で棋士達の闘い。またしても応援したくなるような棋士が登場し、その師匠の生き様にも惚れた。そんな強者相手に勝ちをもぎ取る桐山もやっぱり凄いな。そして「将棋だけじゃない世界」が輝き始める。桐山の黒いモノローグは不安になるが、周りの大人達の言葉が優しく寄り添う。

  • インプットと
    アウトプットのバランス
    何を取り入れ
    何を学び取り
    何を表現していくか
    自分がどこで生きていこうとして
    どこならば自分がいていいと思えるのか
    将棋が強くなければ
    居場所がないのか?
    いや、将棋なんかなくても
    そのままの自分でいても
    良いと言ってもら得る場所ができた時に
    その場所を置いて
    勝ちと負けがはっきりしすぎる場所に
    踏み出していく勇気を持つことができるのか
    手放して強くなれるのか
    手放さない方が強いのか
    そもそも強くなりたいのか
    弱くはありたくない
    将棋を通じて
    盤を対して進んでいく

  • 大抵の夢は「しんどそうでやりたくない」の先に光ってる 「勉強が仕事、対局は集金」そういう世界なのです。 安定した秀才_慢心しない兎 自分の弱さから目を逸らす奴がするのが憂さ晴らし_弱さを見つめる人間がするのが立て直し 鬼子母神 真っ黒な部屋 半熟卵と厚切りベーコンたっぷりのポテトサラダ

  • 仕事が本当に忙しくて心がすさんでいる時に読んだせいか余計に沁みた・・・。私も今の仕事を始めて丸5年、今まではがむしゃらに頑張っていれば良かったのに、ぽっかりと穴があいたような気持ちを味わうことが増えて、正解がなくて立ち尽くす場面があるので、れいちゃんの気持ちが分かるような気がした。でもひなちゃんたちの温かい絆を、彼はずっと大事にしていくだろうから、これから更に強くなってくれるんじゃないかなとも思う。

  • 読んでいて心が解れていく☕️

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著者プロフィール

東京都出身の漫画家。デビュー作品、 美術大学を舞台にした青春漫画『ハチミツとクローバー』が大ヒットとなり、アニメ化・映画化された。 2007年より『3月のライオン』の連載を開始。 同作はマンガ大賞や講談社漫画賞、手塚治虫文化賞などを受賞した。

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