ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 7 (ヤングアニマルコミックス)

  • 白泉社
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本棚登録 : 97
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592162179

作品紹介・あらすじ

堪へ難キヲ堪へ忍ヒ難キヲ忍ヒ──。
昭和20年3月某日、平穏だった日々は一変する。日本兵の隠れ場を狙い撃った米軍の襲撃。多くの仲間を失った長い1日を生き延びた田丸らは、再び日常を取り戻すべく、立て直しを図る。そして迎えた同年8月15日。日本という“国"は戦争を終えた。では、ペリリュー島で生き残った兵士の“戦争"は──!? 来るはずのない反攻の日。その日を待ちながら、生きる。
戦場で過ごした若者たちの“青春"──真実の記録。
2019年7月刊

感想・レビュー・書評

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  • 終戦なのに、彼等の戦争は終わらず。顔のない泉君の遺体を島田少尉が「いや分かる 見間違いはしない」…涙。おそらく泉君の気持ちには気付いていただろう。と思いたい。

  • 米軍の掃討作戦により甚大な被害を受けつつも、島田少尉以下の残存兵は反攻を期して米軍の物資集積所に忍び込んでは物資調達を繰り返していた。その後ペリリュー島での戦闘は小康状態に入るが、米軍はいわゆる「飛び石作戦」でフィリピン、沖縄、そして日本本土へと迫る。そうとは知らない島田少尉らは、敵情の変化を日本軍の反攻によるものと推測し、密かに反撃の準備を開始する。行動を秘匿するため少尉は日本兵の遺体の埋葬も禁じるが、自らに言い聞かせるように呟いた言葉が痛々しい。「思えば、このペリリュー島でこれまで多くの仲間が倒れてきた。もはや島全土が我ら日本軍将兵の『墓』のようなものだ」

  • 表紙の青空と笑顔が美しくて悲しい。
    ここまで一気読みしてきた。2019/12/29現在の最新刊。来月の新刊がもう待ち遠しい。

    片倉兵長、相変わらずの敵も味方も邪魔な奴はぶっ殺すマンでブレない。あんなことあったのに、なにこの人、鬼?怖いよ。しかも衝撃の真実「寺生まれ」。寺生まれのKさんマジやばい。
    入木さん、英語堪能マン。マジ即戦力。
    高木、サイコパス高木。怖い。超怖い。
    少尉、尊い、上司にしたい。
    伍長、健か。生きてほしい。

    着々と、本土が攻撃され、原爆が落とされ、戦争が終わる。そうおわる。
    終わっても、この島の戦いは終わらなかった。史実だから、この島で何人の日本兵が生き残ったか知っている。ああ、まだ死ぬ。まだ死ぬのか。

  • 昭和20年8月15日の日本降伏を知らないまま、ペリリユ-で生き残った兵士たちは、反抗の日を待ちながら潜伏を続けている。本編が最終巻とならず、更に1年が過ぎていく。読むのが辛すぎる。

  • ペリリュー島で孤立し、必死に生きる兵たち。
    常に死と隣り合わせのまま過ぎていく日々。
    日本では沖縄に侵攻され、原爆が投下され、
    そしてついに「その日」が訪れる…。
    正直、「あと少しだ」と思っていました。
    「その日」さえ訪れれば、彼らの苦しい生活にも
    終わりがくるのだと。でも、戦争は、孤立は、
    そんなに簡単なものではありませんでした。
    まだ続く彼らの「戦い」の日々。
    彼らへの救いの手は、いったいどこからどうやって
    もたらされるのでしょう。悲痛。でも目を逸らせません。

  • 人間らしい場面もついに見ることができた。

  • ペリリュー島の敗残兵が、米軍基地に忍び込んで食料を盗みながら生き永らえる様子がリアルに描かれている。しばらく戦闘が起きないうちに(=戦局が定まったのちに)半年がたち、本国では無条件降伏による敗戦が決まってしまった。ペリリュー島では、そのことすら知らずに時が経っていく。。。

  • 2019/08/03 073

  • 敗戦を知るよしもなく、反抗の機会を伺う主人公たち。
    不毛という言葉だけが頭を通る。

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