虎子、あんまり壊しちゃだめだよ。 1 (ヤングアニマルコミックス)

著者 : ぬじま

• 白泉社 (2017年11月29日発売)

作品紹介・あらすじ

人類最強の女子高生・虎沢愛子には友達がいない! その剛腕を駆使して転校先の不良高校で友達を作ることはできるのか!? ひとりぼっち怪力JKコメディ!
2017年11月刊。

感想・レビュー・書評

[ホトケさんの感想 · 2018年4月8日]

性格は凄く良いのに力が尋常ないほど強いためトラブル起こす虎子。格闘家もぶっちぎりで倒すなどヒロインとしてはかなりの強者。

[『黒犬』の優樹さんの感想 · 2017年12月21日]

よく、人から、ハッキリとした物言いをしないのが君の悪いトコだ、と窘められちゃう私
上手く言えないが、自分の意見を前面に押し出して、他の人と要らぬ諍いを起こすのが嫌と言うか、億劫と言うか、まぁ、要するにつまんない時間を取られて、漫画を読むペースを乱されるのが我慢ならん訳だ
そんな私だけど、喧嘩上等で、この『虎子、あんまり壊しちゃだめだよ』（１）については、断言しきりたい
この友情コメディは、上の上である、と
ヤングアニマル嵐を定期購読している、最大の理由が、この『虎子、あんまり壊しちゃだめだよ』をリアルタイムで読みたいがゆえである
ヤングアニマル嵐には、『ふたりエッチ』や『えびかわ町の妖怪カフェ』など、良い作品が揃っている。そこは否定しない
ただ、もし、『虎子、あんまり壊しちゃだめだよ』が打ち切られたら、定期購読を解除する気満々である
第一話を読んだ瞬間に、圧倒的なパワーに為す術なく、惨敗を喫してから、この（１）の発売日が、本当に待ち遠しかった
上田信舟先生には、申し訳ないが、『えびかわ町の妖怪カフェ』の時より、待っている間のウズウズは強かったのだ
この『虎子、あんまり壊しちゃだめだよ』のどこが、それほどに面白いのか
端的に言えば、「ありえねー」が純粋に楽しめる点である
表紙を飾っているヒロイン、虎沢愛子、通称：虎子、その見た目は実に可愛らしい
しかし、名は体を表すとは言い得て妙で、彼女が有す戦闘力は、猛虎である
ここで、何がいいのかを説明すると、彼女自身がその超が付くほどの怪力をコンプレックスに感じており、その才能を悪用しようなんて、これっぽちも考えていないとこである
ただ、心構えは立派なのだが、コントロール技術が伴っておらず、毎度、周囲に大損壊を出してしまう。主に、友人？らの衣服が、虎子の剛力の餌食になっている
つまり、美少女らのおっぱいが毎度、丸出しになるのだ！！
これを、最高と言わずとして、何と言うのか！！
下着の皺などにも手は抜かれていないが、やはり、ぬじま先生が最も、こだわっているのは、おっぱいであろう。色合いから鑑みるに、恐らくは、乳首には並々ならぬ狂気がある
可笑しさとエロさの釣り合い、それが『虎子、あんまり壊しちゃだめだよ』の武器だ
虎子ちゃんを頑なに拒みつつも、何だかんだで、彼女がいる日常に馴染みつつある鷹野ちゃん等も、実に可愛い
毎度、恥ずかしい思いをさせられている点に関しちゃ、もちろん、同情はしているのだけど、男としちゃ、もっと見せて、と叫びたい
虎子ちゃんと鷹野ちゃんらの間に、友情が成立するのか、そこも今後の楽しみの一つだ
とは言え、少女漫画も好きな私としちゃ、虎子ちゃんにラブロマンスが起きないかな、って期待も捨てきれない
私的に登場してほしい、男子のパターンは二つ
一つ目は虎子ちゃんと違い、自分の怪力を完全にコントロールできている、隠れ不良のオカン系男子
もう一つは、腕力こそ普通の男子高校生と同じくらいだが、打たれ強さと回復力が桁違いの、ガチ不良のガテン系男子
どちらのタイプにせよ、虎子ちゃんのあるがまま、本気をどんと受け止められる漢が良い
女子だけでも、十分に目の保養になるんだが、やっぱり、心の潤いはラブで補給したい
どの回も、虎子ちゃんの可愛さが桁外れに炸裂している。その中でも、私が推薦したいのは、第７壊「伝説の番長」だ。これまでの話でも、虎子ちゃんの強さは凄かったが、この回が最も、分かりやすい。何せ、プロの格闘技選手を、単純なフィジカルの差だけで瀕死に追い込むのだ。どんだけ、虎子ちゃん、強いんだ
この台詞を引用に選んだのは、ごもっとも、と思ったので。いや、決して、いやらしい願望から言っている訳じゃない。何事も、中途半端ってのは良くない。やると決めたら、徹底的、そこが大事だ