鍵 (花とゆめCOMICS)

著者 :
  • 白泉社
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本棚登録 : 619
感想 : 80
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592172888

感想・レビュー・書評

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  • 懐かしい…そもそも作風がノスタルジックなだけにそう…。素直になれない思春期の青少年を鮮やかに描き出す。恋をすると美しくなるの真逆をいく。無様でカッコ悪くて醜くくてそんな自分が嫌になる。

    そして余韻が残りすぎて、その後どうなる?!って話ばっかり~

    表題のボーイズラブが目当て。片想い…かと思いきや///

  • ちょっと怖いくらい心理描写が巧みでおもしろい。

  • この作家さんの恋愛は本当に愛おしくなる。
    切なくって、だけどとても純粋で。
    時々ふと読み返したくなる。

  • 読めば読むほどぐるぐるして共感してしまう。

  • すごくおもしろいし好きだったのですが、モチカリ作品の中でこの1冊だけなくしてしまったので、読みなおすことができません。読みたいなぁ。

  • 恋愛モノなんてくだらん、とすかしていた昔はつまらんと思っていた。
    けど大人になればなるだけ、恋愛モノの面白さがわかってきた。

    人を好きになるとくっついてくる、いろーんな感情、まさしく人間らしさってこういう機微にあったんだなあ。

    恋愛モノとはいうけど、望月さんのそれは、人間関係といったほうがしっくりくる。
    すいた惚れたの清々しさでも、最近はやりのいやらしさとかではなくて、
    じっとりじわじわ肌に染み込んでくるような、独特のコワさがある。
    もちろん救いもある。でもそれにしても、壮快というより、とにかくいじらしい。

    いろんな喜びや痛みがある。それでもみんな関わっていくんだよ〜ってくらい
    私はこの方の短編のほうが好きだなー。

  • BLというよりモチカリ得意の、惹かれたのが身近にいる人だった、という。
    気付いてしまうともう駄目だ。それには鍵をかけて捨てなければ。
    でももしその鍵を開ける鍵を拾われたら。
    全体的に蒸した湿っぽさが薫るけれど、
    それでも結構あっさりしているように思う。
    毒を食らわば皿まで、なんだろうか。

  • よこしまな気持ちで買うと風穴あけられる。胸にさくっと刺さる。ガラスの破片見たいなお話たち。好きです。

  • 肝が冷える作品集。
    これ、花とゆめなんだね・・・。

    望月花梨だなあ、という。一筋縄ではいかない話たち。
    わりと勝手なひとたちがでてくる。
    勝手なんだけど、みんな必死。
    必死だから身勝手なのか。

    『呼吸』
    キレるとかキレないとか、そんな簡単なことじゃなくて、「キレる」までの過程や齟齬があって、それでもそれに立ち向かえずに怒りと孤独に溺れてしまう「犯してしまったひとたち」。
    それを決して肯定することなく、でも、解こうとする。そんな試み。

    でも、個人的には『呼吸』よりも『犬と夏服』のほうが怖かった。
    ああいう、じぶんでも良くわからない突発的な執着欲というか支配欲のようなものは怖い。怖くて、ゾクゾクする。

    『鍵』は、ふたりの今後を読んでみたいと思わせる一作。『ノドアメイカガ』のあと。

  • 直接的な表現はないが精神的にはすごくエロ。
    青臭い思春期エロスを描かせるとこの人の右に出る者がいません。BL?…なんですね、あとがきで更に確定。『ピュアホワイト』とはまた違った方向。
    見開きの紙飛行機のシーンが鮮やか。

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