愛迷宮―仮面の魔女

著者 :
  • 白泉社
3.16
  • (2)
  • (2)
  • (33)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 77
レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・マンガ (182ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592178545

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • ISBN:4592178548<br>【ストーリー】<br>
    アパートのダブルブッキングというミスに始まった京と一平の奇妙な共同生活。数々の事件で行動を共にし生活を共有することで二人はかけがえのない友情を育む。<br><br>
    本編(愛迷宮)に含まれるエピソードは、痴呆症の祖母を介護する女子高生有美子がかけられた殺害の嫌疑に挑む「迷宮・仮面の魔女」と、<br>京、一平、結城、アキラの4人が尚子・典子姉妹に魔手を伸ばすストーカーの正体に迫る「迷宮探偵譚」と、<br>
    久義(結城)のLAでの少年時代を描く「いつでもいいよ。-anytime is OK-」の3つである。<br><br>
    本編では、過去の事件の行きがかり上、医師国家試験の受験資格を保留されている京の資格を検討する審議会が開かれる。また、前作で自分を愛する結城の目の前であすかに告白したアキラの複雑な心境と、結城のその後の表面的な振る舞いが描かれる。<br><br>


    【感想】
    <br>このシリーズもいつの間にか29作目です。熟練してからほとんど1冊に1つは私の涙腺を決壊させる話が入っているので、すごい事だと思います。電車の中だろうとどこだろうと私は泣きます。
    <br>ミステリー漫画に分類されるのだろうけれど、ミステリーの要素(トリック等)うんぬんよりも、事件の背景となる人物の心の動きがとても繊細に描かれていると思います。というか、ミステリー漫画としてではなく、感動物として私は分類しています。<br>
    絵柄がキラキラ美々しくて、ボーイズラブくさくて(結城は本物だし)一部読者にだけ受けるものと勘違いされて敬遠されるならそれはとても残念だと思います。<br>
    人間の心の弱さ強さをとても純粋に描き、どんな人間も一人ではないということを教えてくれようとしている作者の姿勢がとても素敵だと思います。しかし29作、本当にすごい・・・。<br>
    毎巻幾つかの独立した物語が収録されてシリーズ全体を通して人間関係が進んでいくので、これからもこの作品のために本棚のスペースを用意して楽しみに待っていたいと思います。

全1件中 1 - 1件を表示

神谷悠の作品

ツイートする