- Amazon.co.jp ・マンガ (163ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592178903
感想・レビュー・書評
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絵はまぁまぁだけど、世界観と物語構成は繊細で神秘的で好き。
映画化されたって聞いたんですけどまじですか詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この作者の漫画で一番始めに読んだ作品。切ない。
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初めて読んだ緑川さんの作品。中2ぐらい?によんだんだっけなぁ・・・。
表題の「蛍火の杜へ」はラスト5ページぐらいでボロボロに泣きました。緑川さんにはまった思い出のお話です。直接的に好きと言わない、でも少しずつ距離が縮まる感じがとても好きです。
「ひび、深く」も好きかな。切ないんやけど、兄妹もので、はじめて許せると思った作品。だって普通兄妹とか、絶対あり得ないもの。でも、これはあるかもしれんなぁと思う。 -
こころがあったかくなりました。
おすすめです。 -
大好きな短編集。
特に表紙にもなっている蛍火の杜へが私はすきです。
切ないけれど、じんわりと心温まります。 -
切ないお話が4作収録されています。それぞれのお話は春夏秋冬と季節は異なっていますが、どのお話もキャラクターの奥深くにある秘めた想いの切なさに涙が溢れます。そして季節に合わせた描写がとても美しい作品です。
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夏、祖父の住む田舎に遊びに来た六歳の少女・蛍は、妖怪達が棲むと言われる「山神の森」で迷子になってしまう。
出口を求めて走り回り、寂しさと恐ろしさから泣き出してしまった蛍を助けてくれたのは、狐の面を被った不思議な少年・ギン。
それから毎年、夏になる度、蛍はギンに会いに山神の森を訪れるようになります。
人間に触れると消えてしまうというギンと、そんなギンに恋する蛍が、少しずつ心を通わせ、距離を縮めて行く様子が優しく描かれています。
お互いを想っているのに決して触れられない二人の関係が、儚くて、切ない。
そんな夏の森を舞台とした表題作『蛍火の杜へ』ほか春夏秋冬4つの作品が纏められた短編集です。
著者の柱コメントにもあるように、春秋はほのぼの系のお話、夏冬は季節のくっきりした空気感がありほろ苦い結末なお話です。
どのお話も良かったですが、個人的には切ないけれど前向きな終わり方の夏冬が好きです。
先日、『夏目友人帳』のイベントに参加した際、表題作『蛍火の杜へ』の映画冒頭を拝見して、世界観が気に入ってしまいました。
そして結末が気になったので、コミックスを購入してみた次第です。
映画、絶対観に行きたい。 -
アニメ映画化のCM見て気になってた!夏目ぽくて好き。10年間続けたのに終わりは儚い!他の読み切りは微妙…
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こんな短編を描ける人が『夏目友人帳』を生み出したのだ。
納得。
表題作の切なさはダントツでした。
泣きたくなるのに涙のタイミングすら忘れてじっと読んでしまう。
人と人でないものが本当にこの世のどこかでこんな風に優しく生きていたらいいと願わせる。