花の名前 4 (花とゆめCOMICS)

著者 :
  • 白泉社
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本棚登録 : 399
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592182184

感想・レビュー・書評

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  • 読み終わりました……。

    感無量です。
    本当に良い作品に巡り合えたと思います。面白かった!!
    おススメして下さった方、本当にありがとうございました!
    蝶子や京、周りのキャラクターの切なさや温かさ、真摯さに心打たれる作品です。作品全体に流れる純文学ような雰囲気もとても良かったです。
    この作者さんの他の作品も読みたくなりました。

  • 葉介大活躍ですね。この子もめっちゃいい子。愛しい。
    というかもう全員大好きですよ! 暖かい人ばかりです。

    京と蝶にとっては、最後の最後でまた辛いことが重なってしまいました。
    が、それがあったからこそ、今度こそしっかり乗り越えられたんじゃないかなと思います。
    ほんとみんな幸せになって欲しい。

    そして物語の中で大きな意味を持った小説、花名。
    これ読みたいですねぇ。
    辛い描写も多かったですが、花名と絡めた終わり方がとても綺麗で、清々しい気持ちで読み終えられました。

    出会えて良かったと思うお話です。
    お勧め!

  • 蝶子が大学3年生になったところから。

    蝶子が祖父の見舞いに行かなかったのは、また身内の死を身近に感じてしまうのが怖かったから。
    京がいるから向き合う気になれて、最期に間に合って良かったと思います。
    あんまり見舞いに行かない事について語られてなかったけど、大事な話題だったと思います。

    一方で兄に会っただけでまた壊れそうになる京。
    兄は何しに出てきたんだか…
    もうちょっと分かりやすく絡んできて欲しかったです。
    もう関わらないと決別出来た事で、少し前に進んだってことかな。

    直裁なシーンはあまり無いものの、この先も穏やかに2人の時間を過ごしていくのだろう終わり方で綺麗でした。
    ふざけてるシーンと詩的な場面との差が結構あるけど、あまり違和感なく読めて良かったです。

  • 4巻完結〜。おじ様系の話スキ。もう少し闇の病みのところを描いて欲しかった〜。

  • 4巻で終了する。

    高校1年の時に両親を事故で亡くして、壊れていた蝶子。
    そんな蝶子を引き取ったのは遠縁の小説家である京。
    共同生活を始め、徐々に壊れていた蝶子は復活しながら。
    実は京も壊れていた。
    そんな京に蝶子は恋心を募らせ。
    京は小説を書き発表。それは蝶子に対しての想いだった。

    蝶子は祖父と二人暮らしだったが、祖父が体調を崩して入院。
    その実、病名は癌。

    京には整という兄が居る。
    整の父の後妻に京の母が嫁いだ。
    が、京の本当の父親は京の祖父に当たる人。
    所謂異母兄弟。
    離縁した後、実家に戻った京の母は暫く後に亡くなる。
    京が酷い言葉を放った翌朝だった。
    それから京は壊れていった。

    大学時代の友達に、伊織という女性を紹介された京は母を重ねる。
    そして、闇に落ちて、壊れていく。
    再度立ち直るにはやはり蝶子がキーとなる。
    蝶子は縋る京の手を振り切って電話に出ると、祖父が亡くなった事を知らされる。
    が、京は縋った手を離されて落ちてゆく。
    そこへ『文士の会』会長唐沢がカツを入れに来る。
    同じく、蝶子へのアドバイスも。
    そして京と蝶子は二人で歩む事を決意して。

    何気にその 闇 が凄いカンジで引き込まれる。
    その闇は誰にでもある。
    それをマジで受け止めてしまうと、どんどん闇に飲まれる。
    ヤバいよ。
    それを知っている人なら、尚更この作品はとんでもない作品だ。
     暗い で片付けてしまったら、この作品の良さが分からないと思う。
    闇に飲まれて冒されて、這いつくばった人には十分泣けて来る話し。

    ちなみに。
    4巻に番外編とオマケマンガ載ってます。

  • 闇の中にひっそりと咲く、蓮のように清浄で美しい作品でした。
    京の弱さと、蝶子の強さのバランスがよく取れている。
    花は枯れても、また咲くように凛とした再生のお話でもありました。
    きっと蝶子と京には、これからも様々な困難があるでしょうが、乗り越えていくことが出来ると思います。そして願わくは、秋山と唐澤にも幸せが訪れますように。

  • 再読。闇に囚われた京が寄り添う蝶子に漸く救われました。意外な場面で渇を入れた葉介が本当にいい人だなー。でも「面白いコント」の一言で片付けられてしまう不憫な人(笑)キスシーンが静かできれいだなぁ、と本編の流れを無視した感想を持ちました。巻末おまけ漫画の大胆な蝶子に困ってる京が新鮮。イチャイチャしてないこにこんなに主人公2人にニヤニヤする漫画を他に知らない。

  • 女の子と小説家との恋愛ものです。
    切なくて泣けてくる漫画です。

  • キャラが可愛いのです〜v

    ゆっくりなテンポとか、
    なのに主人公の想い人が変態だとか
    そういうところがすごく好きですv

  • 最終章。

    パー介こと(←)葉介が割と頑張ってたと思いますね。
    蝶子と京の間が、あんなに繊細だったら、そりゃパー介も頑張りますよ。
    蝶子ちゃんのこと好きですもんねー。

    京が、また兄貴との接触で壊れて、蝶子の祖父が息を引き取る。
    故意じゃなくても、京のことを突き放したって自分を責める蝶子が哀しい。

    4巻分、ずっと両思いなのに、闇と対峙したりしてる姿を描いていて良かったです。

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